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「冬の朝、そっと担任を突き落とす」


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 私たちが、先生を殺した。
校舎の窓から飛び降りた担任教師。遺書は残されていなかった。学校側は否定しているが、彼の自殺の原因はこのクラスの全員が知っている。先生を追い詰めたものの正体は――。それぞれの思惑が渦巻き、秘密と後悔を胸の内に抱えながらも奇妙な平穏が続く理系特進クラス。ある朝、ひとりの転校生の出現によって、教室の「贖罪」が、始まった――。すれ違いの連続が生む悪意なき残酷さ、章を追うごとに明らかになる衝撃の真実。「人の心は誰にも見えない。だから私たちは罪を償う」痛みを越えて成長する高校生たちの青春と贖罪の物語。
(本の説明より抜粋)
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 この本の特徴としては斜め読みでは、そのトリックには気づかない点である。遺書は結局誰が持っていたのか。転校生の正体は何なのか。クラスメートの過去が交差していく学園ミステリー。

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