春から高校三年生になる君へ
まずはじめに伝えておきたいのは、君に、私の考えを押し付けたい訳ではないということ。
君が困っていて、私にできることがあるなら、全力で応援するつもりでいるということ。
受験制度を調べる手助けもするし、勉強法の相談にも乗るし、いろんな仕事をしている友人たちの力も借りよう。
すべてに納得しなくていいから、ひとつでも、前に進むヒントが見つかるといいな。
これは、ひとつの岐路に立つ君へのエールです。
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中学三年生の時、どうしてもやりたい部活があるからと、当時の君の学力レベルよりも少し下の高校へ進学することを決めましたね。
大学等へ進学するのは、学年の半分より少ないくらいの偏差値。
それまで何に対しても「めんどくさい、なんでもいい」と言っていた君の口から、「どうしてもこれがやりたいんだ」と聞けたのは、そういうものが見つかって本当によかったね、と心から嬉しくなりました。
入学して、私の知らない大変なこともいろいろあったと思うけど、部活に打ち込み活躍する様子を、誇らしく見ています。
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今年の4月で、君は高校三年生になります。
来年の今頃は受験の真っ只中。「教師になりたい」と言い、具体的な志望校も見えてきました。
しかし、最新の内申点には1がつき、進級すら危ぶまれています。推薦を取ろうと考えていると言っていましたが、内申点をあといくつあげればよいのか、それも自分で把握できていません。
普段から本も読むしネットも使うんだから、自分で調べる力はちゃんとあるはず。
受験の仕組みがややこしいのは確かだから、調べられないなら、そこは人の力を頼ろうよ。先生なり、私なり、分かりそうな人に聞こう。
誰もちゃんと教えてくれなかったから、教え方が下手だったから、ムカつく先生の科目だったから…って、
今は誰かのせいにできるかもしれないけど、その結果、君が希望の大学には入れず、希望の仕事に就けなくても、誰も責任は取ってくれませんよね。
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…スーパー偉そうに語ってきましたが、ここまでの話はすべて、今の私にもブーメランで返ってくることばかりです。
給料が低い、忙しい、むかつく!
会社や環境のせいにしてしまうことも多く、反省してばっかりです。
だからこそ、一緒に考えつづけよう、がんばろうと言いたい。
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…とはいえ。
そんなに遠い未来のことまで考えず、あとは人の縁や物事の巡り合わせに任せて、しあわせに過ごしている人もいます。
そういう人は大抵、自分がいちばん何を大切にしたいか(仕事よりプライベート。お金と時間を確保して遊びや趣味を楽しむ、とか)だけはっきりしている気がします。
正解はない。
君なりのやり方で、君の理想の未来に近づいてほしい。しあわせになってほしい。
そのために私にできることがあれば、なんだってしたい。
口うるさくならないように我慢してるけど、本当はとっても心配なんだよ!愛してるよ!がんばれ!
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