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コールドプレス繊維質 大量消費用レシピ-2

前回は味噌炒めでしたが、大量消費用コールドプレス繊維質(以後、CP繊維と表示)レシピ、今回は甘酢漬けです。仕上げにピクリングスパイスを入れると、ピクルス風に仕上がります。酸味と甘さは、好みで調節されてください。

ピクルス風にしたものは、ヨーグルトにマーマレードと混ぜても美味しかったです。好みのジャムを試されてもいいかと。

加工に入るまでの工程は前回と共通なので、前回のnote(コールドプレス繊維質 大量消費用レシピー1; 味噌炒め)を参考にされてください。

<材料>(味を見ながら調整して下さい)

* CP繊維: 3-4回分(分量により適宜、調味料の分量を調整してください)
* 酢(種類はお好みで。米酢は少し酸味が強いように思います。出来上がり酸味が強いのが好きな方はお勧めです): カップ1 ぐらい
* きび砂糖(三温糖/甜菜糖でも、特に種類は問いません。あるもので): カップ1/2 ぐらい
* 水: カップ2/3位 (今回のCP繊維は水分を絞っていますので、調味料だけだと水分がたりないので)
* 塩: 大さじ 1/2〜1
* ピクリングスパイス(市販品; マスタードシード/ディルシード/オールスパイス/シナモン/唐辛子/クローブ/ベイリーフ) :  大さじ1 (細かい種は食べれませんので、お茶パックに入れて使用。なくても可)
* 鷹の爪(唐辛子): 1本 (お好みですが、ピクリングスパイスを入れない時は、少し入れておくと、日持ちが良くなるようです。細かく切るほど辛みが出ます。辛いのが苦手な方や、お子さん用には種は入れないでください)

<器具>


* 厚手の鍋
* 木のヘラ/しゃもじ
* 計量スプーン(大さじ15mL/杯)
* 計量カップ(200mL/杯)
*  落とし蓋
* 菜箸/普通の割り箸
* 出来上がったものを入れる容器: 滅菌ガラス瓶を使う場合は、熱いうちに入れてすぐ密閉。それ以外は、少し冷めてから入れてください。容器がない時は、食品用のチャック式保存用袋でも可。味噌炒めに比べ、水分がありますので漏れに注意。

<方法>

1. 厚手の鍋に、酢、砂糖、水、塩を入れて火にかけ、砂糖を溶かす。ピクリングスパイスをここで入れてもいいのですが、あまりスパイスを利かせたくない時は、加工が終わって容器に入れると、ちょっと目先がかわって楽しめます。

2. 1.が沸いたところで、CP繊維を投入。凍ったままでも構いません。材料が浸かるくらい調味液がないと、味や煮え方にムラが出るので、調味液がCP繊維ひたひたになるまで水を足します。

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 味を見て他の調味料も加えて構いません。落とし蓋をして、15-30分中火〜弱火で煮込みます。CP繊維は加熱していないので、人参が生で硬いのと、柑橘類の内皮も少し柔らかくして、味を馴染ませるためです。

 煮込み終わって、ビンに詰める時も、調味液がCP繊維がひたひたにかぶるくらいないと、長期保存する場合は特に変性しやすいので、時々水分を補給して(味が薄まらないよう)煮込んでください。鷹の爪だけ入れる時は、火を止める直前に入れて、混ぜ込んでください。

3. 加熱が終わり、味見をしてみて、人参の硬さが取れていれば完成です。見た目はあまり変わらないかと思います。

 滅菌ビンに入れる時は、熱々のところでビンに詰めて、蓋をしっかりして、ビンごと逆さまにして室温で冷まします。ピクリングスパイスを入れる場合は、甘酢漬けを入れる最初か途中でビンに入れると全体に香りがついてくれます。入れなくても、構いません。

 タッパやチャック式の袋を利用する場合は、甘酢漬けを入れた後でピクリングスパイス入りのお茶パックを埋め込んでも大丈夫です。


 今回の瓶詰めは、お酢が入った調味液がCP繊維を覆い、雑菌が繁殖しにくいので、蓋がしっかりしまっていれば室温の冷暗所でも保存ができます。開封したら、冷蔵庫ですが…。

 容器を小分けすれば、ピクリングスパイスを入れたものと入れないものを、同時に作れるので楽しいかもしれません。

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