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コールドプレス繊維質 大量消費用レシピ-1

ハーブファスティング中に毎日コールドプレスジュースを取るとたくさん出てくるのが繊維質。二人分で、朝食の一品とはいえ、毎日でると結構な量に。皆さんどうされてますか? 今回は味噌炒めのご紹介です。

コールドプレスジューサーは、食材を石臼ですりつぶすように潰して栄養素を絞っていくので、残った繊維質は結果的に硬いものほど挽肉状になりますが、ミキサーほど、粉々にはなりません。

とりあえず、毎回冷凍用のチャック式の袋に入れて冷凍保存。冷凍庫がすぐいっぱいになるので、週に一度くらいで、常備菜への転換をはかっています。少し量も減るし、冷蔵保存で日持ちもするし(保存用に瓶詰めに加工すると、さらに日持ちが良くなります)。果物が入っているので、砂糖の量も控えめでいけます。一度つぶしているので、意外と食べやすい。お年寄りや小さい子供にも味付けを工夫すれば便利かもです。というわけで、我が家のレシピを紹介します。

あくまで目安なので、皆さん各自で我が家の味にしてください。

【コールドプレスジューサー】

ホールスロージューサーEVO-800 (Kuvings製)。毎回、すりつぶす部分はブラシで繊維が残らないように洗浄しましょう。

【コールドプレスジュース】

 毎朝絞るので、手間を省くため、前の晩までに材料は適当な大きさに切って冷蔵庫に保存。

【コールドプレスジース用の材料の切り方】

今まで私が試したものです。
*人参: 縦6つ割りにして半分の長さに。
*温州ミカン: 当日朝、外の皮は剥いて廃棄。中は、一玉を 二つ〜四つ割り
*梨: 皮は剥いて廃棄。芯を取り、ジューサーの入り口から入りやすい大きさの櫛形切り。
*リンゴ: 皮付きのまま、芯を取り、櫛形切り。
*柿(種無し/種がある場合は必ず取り除く): 皮付きのまま、櫛形切り
*セロリ、小松菜、青梗菜: 筋取りをしない時は、5〜10センチくらいの長さにざく切り。
※セロリは、装置を洗っても結構匂いが残ります(使ってないのにセロリの残り香)。
苦手な方は注意。

【コールドプレス繊維質(以下、CP繊維と表記します)】

コールドプレスジューサーで絞った残り。毎回保存用の袋に入れて、冷凍保存。
人参: もともと水分は多くないので、繊維になっても量はあまり減りません。
柑橘類の繊維は、加工してもあまり柔らかくはなりませんが、私は好きです。お好みで、入れない時は、冷凍前に取り除いてください。
柿は、熟度によりかなり柔らかくなります。皮は、結構すり潰されてしまいます。
梨、リンゴは、すり下ろしの水分があまりない感じ。
今のところ、果物が入ると加工後、優しい味に仕上がりますが、何が入っているかは柑橘類意外、気になりませんでした。

【参考までに、我が家の1回分の内容】 
人参、季節の果物2,3種類(葉物野菜は、1束くらい)で作っています。特に書いてない時は、お店でよく見かける大きさと考えてください。
 cf. ある日の分量: 人参 中1本、温州みかん 2個、梨(500g/玉) 1/3玉、リンゴ 1/2玉

【準備】

凍っているCP繊維3-4回分を、一つのレシピに使います。
前日のうちに冷凍庫から冷蔵庫に移しておくか、当日1時間ほど室温に放置(秋)して、ある程度解凍しておくほうが、加工しやすいです。が、しっかり加熱するし、PC繊維自体は潰れているので直前でも可。当日出たものを、そのまま使われても大丈夫です。

【味噌炒めの作り方】

<材料>(味を見ながら調整して下さい)
* CP繊維: 3-4回分(分量により適宜、調味料の分量を調整してください)
* 菜種油(オリーブ油/ごま油等お好みで。加熱しますのでアマニ油は向きません。良質の油は体質改善にも役立ちます): 大さじ4-5杯
* みりん/みりん風調味料: 大さじ5杯(味噌を全体に混ぜ込むのと、甘味をつけるため)
* 味噌(我が家は手作り麦味噌で。お好みで大丈夫です): 50-100g位(味噌で塩気が違います。よく混ぜて味見をしながら調節してください)
* すりごま(なくても可): 大さじ3杯(お好みで、増減してください) 
* きび砂糖(三温糖/甜菜糖でも、特に種類は問いません。あるもので): 少々(みりんとCP繊維の果物の甘味で意外と優しい味になっていますので、お好みで)

<器具>
* フライパン/厚手の鍋と蓋
* フライ返し/木のヘラ
* 計量スプーン(大さじ15mL/杯)/計量カップ(200mL/杯)
  大さじ5杯=75mL ↔︎ 計量カップ(3/8)杯(=50mLと100mLの目盛りの半分まで)
* 菜箸/普通の割り箸
出来上がったものを入れる容器:
滅菌ガラス瓶を使う場合は、熱いうちに入れてすぐ密閉。
蓋付タッパは、少し冷めてから入れてください。
容器がない時は、食品用のチャック式保存用袋でも可(チャックは毎回、きちんと閉めてください)。

<方法>
1. フライパンに油を引いて、加熱。煙が上がるくらいでCP繊維を全部投入。


2. 中火で、しっとりするまでよく炒める。水分が少ないので、後で入れる調味料が混ざりやすくなるようにしっかり油をなじませてください。

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3. みりんと味噌を加え、中火でよく混ぜる。みりんの水分が飛んでしまう前に、味噌を全体によく混ぜてください。CP繊維は、水分が少ないので汁気が出ることはないかと思います(通常は、味噌が入ると浸透圧の関係で、材料の中の水分が外に出ますので、火力強めで水気を飛ばします)が、焦がさないように。

4. よく混ざったら、仕上げにすりゴマを加え、さらによく混ぜて火を止めます。

5. 滅菌ビンに入れる場合は、出来立ての熱々の状態でビンに詰め、蓋をして逆さまにして、ある程度冷めるまで室温におき、冷蔵庫にしまいます。


 タッパやチャック式の袋に入れる場合は、少し冷ましてから容器に詰めて、冷蔵庫の保存。水分かなり飛ばしていますので、冷凍庫でも食感が変わることはないかと。

※ 塩分はさほど高くないので、室温に2、3日おくと季節により発酵が急速に進む可能性もありますので、すぐ食べない時は冷蔵に。開封後は、必ず冷蔵で保管してください。


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