心変わり
人の気持ちが永続しないことは全人類が知ってると思うけど、それを自分自身でPDCA回してバッチバチのビッタビタに実感する事があった。
数年前、私には「推し」がいた。
大好きで大好きで、朝から晩まで彼の事を考えてはニヤつき、時に涙し、果ては二次創作にも手を出し、とにかく心血注ぎまくっていた。
その日の事を今でも鮮明に覚えている。
会社からの帰り道、金木犀の香りがする、少しひんやりした夜だった。
「あーん、日々こんなに豊かな気持ちになれるなんて幸せだなぁ。こんなに大好きで、いつか彼の事を好きじゃなくなる日なんて来るんだろうか?」
「まさかね!きっと30歳になっても40歳になってもなんだかんだ追いかけてるやろな!デュフフ!」
と思っていた。本気で。
「よし、この所感を定期的に思い出して、自分の気持ちの変化をつぶさに見てやろう!」
人の気持ちは移ろう VS とめどない推しへの愛で
ガチンコBreaking Downや!!!!
あの秋の日から多分5年くらい経った今。
彼の事を思い出す日なんて年に1度もない。
たまーにニュースなどを見かけても「オワコン」という感覚で見てさえいる事に気づいた。
世間的には全然オワコンじゃないし、
ずっと変わらず推している人もたくさんいる。
彼は変わってない、変わったのは私。
どんなに変わらなくても、受け取り手の心が変わってしまえば、為す術なし。
一度冷めてしまった気持ちがまた再燃することはあるのか?も検証したいけど、現時点ではその予兆はない。
つまり置き換えると今の私には為す術なし。
私は何も変わってない、相手の気持ちが変わってしまっただけ。
そしてそれを再燃させるのは無理ゲーで、
この恋は詰み!
back numberが沁みるわ。
初めて電話をくれた、あの夜の私と何が違うんだろう
なんてね嘘だよ、ごめんね
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