見出し画像

出産が私にとって心身のデトックスになった話(心編)

2018年秋、私は第一子を出産した。出産直後はとにかく毎日を過ごすことに必死でデトックスだなんて思わなかったけど、出産後約5ヶ月が経ち毎日の生活にも余裕が出てきた今、あの時の思いを忘れないうちにメモしておこうとつらつらと書いてみる。(あくまでも個人的に感じた話)

心について

出産時に感じた。私は、約10時間ほどの陣痛の末に娘を出産をした。痛みを感じる時間は痛すぎて何も考えられないけれど、陣痛の間隔が短くなった際の痛みを感じない時間に、夢を見ているかのようなぼうっとした間隔の中でいろんな思いが走馬灯のように私の頭の中を巡った。

「新卒から勤めた会社をもっと円満に退職すればよかった」という思いや、「自身からお願いしたくせに忙しさにかまけて厚意を無駄にしてしまった」というちょっとした後悔エピソードの数々、「20代の睡眠時間と心を削る仕事量と憂さ晴らしのお酒等の両輪の荒んだ生活で自身を労われず過ごせなかった日々」への後悔。(これは一方でそんな生活をしながらも仕事をし続けたからこそ今の自分があるとも思えるけど。でも肌や体への負担は半端なかった)

つまりはあの時こうしていればよかったな…とか、あれはしないほうがよかったな…のような普段はあまり思い出さない、後悔していることが湧き出てきたのである。

私は普段ポジティブ思考タイプであまりネガティブなことを思い出さない。しかし、産休で仕事を一時停止していたり、里帰りで感じる孤独な環境の中で痛みをきっかけにそういう思いがでてきたのかもしれない。


そんなこんなで、こういうふつふつとした思いは陣痛を経て赤子を産んだと同時にパッと消えた。出産に伴ういろいろなものとともに水に流れた間隔である。おぎゃーと泣いている我が子を目にしながら、安堵の気持ちと産後ハイの中でこれからすることばかり考えていた。


出産から少し経った今。

「過ぎたことを振り返っても仕方がない。後悔を受け入れながら、反省点を活かしてこれからを大事に過ごしていこう」とごく自然と前向きに考えられている。未来しかない赤ちゃんの秘めるパワーは果てしない。赤ちゃんを育てる私自身が止まっているわけにはいかないのだ。何はともあれ心を浄化してくれた赤ちゃんに感謝だなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?