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第20回 怒ってしまった自分が嫌…怒るって何?

前いつ怒ったか本当にわからないくらい、
僕自身あんま怒らない。
そもそも感情全体的にそんなに
出るタイプじゃないのもあるけど、特に。
イラッとは全然あるけど、
怒るってなんか嫌で。
横柄で醜くてストレスで、、
だから怒る思考をしないようにしてた。

けど、久々に怒ることがあった。

あんま詳しくいうとあれだから、
かい摘んでいうと…
会ったことない仕事の取り引き先相手
(以下、取引先Aさん)が、
逆ギレしてきた というもの。
綺麗な逆ギレ。

いつもなら「オッケーもう関わりません。
さようなら」
ってその仕事と人の関係を切る。
もしくはそこで怒ってこの先も仕事続けるのは
嫌やし気まずいし、我慢するか。

ただ今回は同調した。すっごい腹立っちゃった。

明らかに向こうのミスの逆ギレ。
相手は年下女性。
そんなこと僕も昔したかもしれない。

怒りと同時に腹立っちゃった自分にも
腹立って情けなかった。

そんな事があって、話した内容です今回は。

【2020年7月電話】
(介助のえりさんが通訳)

陽)「村ちゃんは怒ることある?」

村)「いろな怒りがあるでしょ?
   相手に直して欲しいことを怒りで伝えて
   怖がらせて直してもらう怒りや、
   イタズラとかいじめとかされて、
   恨む怒りとか、
   1日で解決できる怒りとか、
   そうじゃない怒りとか
   陽平くんは俺に怒りで何を聞きたい?」

陽)「僕は怒りというものを否定的に捉えてて。
   お坊さんは怒らないけど、
   街の輩は怒ることがたくさんあると思う。
   そう考えると怒りは心の余裕とか、
   精神年齢とか、
   いろんなものが関係する。     
   僕が目指すのは色んなものに怒る
   自分じゃないから、
   怒ったら自分にがっかりするねん。
   その後も怒りの感情を引きずる時は
   ストレスやし。
   アンガーコントロールとか今色々あるけど、
   どう考えてるかな思って」

村)「俺は怒りも表現の1つやと思ってる。
   だから、違う表現の仕方が見つかったら
   そっちを使ってる。例えば、
   僕は介護でこういうやり方をしてくれって
   言うて、
   それが伝わらんかったら怒ってたんやけど、
   説明がうまい人に俺がすることで
   解決したり」

陽)「村ちゃんは怒りをあえて表現するの?」

村)「俺はその人に直して欲しいとか、
   成長できると思ったら僕は怒ります。

   怒りたくて怒ってるわけと違う人も
   いると思う。特に昭和時代の人は」

陽)「そこは叱りと怒りという話かもね。
   怒っちゃった!ってことある?」

村)「結果が悪かったらそう思う、
   俺は結果である程度判断してる。

   じゃあこの間、陽平くんは
   『後輩に対して怒らんようにしてる』って
   言うたけどそれはなんでかな?」

陽)「僕のイメージ、
   怒るのは湧き出てくる感情で、
   叱るのは愛情。 

   怒るのが良くないと思うのは、
   ”感情に負けて思ってないことを言う”こと。
   例えばアホとかバカとか。
   僕が後輩に怒る・叱る時は
   傷つける目的でやってないから、
   怒りの感情はいらんと思うねん」

村)「俺は、アホって言う側言われる側
   どっちの立場にもなることがある。
   俺はどっちの立場になってもきくし、
   俺が言い返された時もこうこうこうやから
   感情的になったんやけどって
   俺は隠さず伝える。
   言われた時も一緒や。
   なんでこういう言い方をしたのか聞く。
   それで納得したら俺が悪かったら謝る。
   納得いかんかったら言い返す」

陽)「それは分かるけど、
   あえて言葉にして言う必要はないと思う。
   言霊ってあったり…
   僕は嫌やな。
   アホとかを冗談じゃなく言われるのは」

村)「とにかく結果が大事。
   アホとかって言葉が
   苦手な人もおるのもわかってる。
   相手のことをある程度わかって、
   理解して話したら一番ええと思う

陽)「ホンマそれは関係性によるよね」

村)「今回の取引先Aさんの話…
   陽平くんが怒りを出してなかったら
   相手も気づかないで終わってる。
   そのままならその人は他の人に同じことを
   やってるかもしれない。
   俺から言わすと怒りは優しさやと思う」

陽)「なんかすごい地球規模の優しさの話やね!
   いい考え方やね」

村)「陽平くんは相手が仕事で関わる人なら
   やってると思うよ」

陽)「いや、どうやろう…?
   友達の話なんやけど、
   『ウォーターサーバーを
   お試しで置いてください』
   って業者が来て、取ったんやって。
   ほんならその水が良かったから、
   『引き続きの契約させてください』
   って電話したと。
   ほんなら電話口の人がすっごい
   態度悪かったんやって。

   一般的に言うと、
   ウォーターサーバーの会社はたくさん
   あるから契約はすごく喜ばれること。
   で、その電話口の人は配達にも来るらしくて、
   態度悪い人が家にも来て…
   っていうのが嫌やから
   本部に電話して、態度が悪いからっていうのを
   伝えた
ら、謝って違う人が
   来てくれるようになって
   そこの水を取ったと。
   僕ならその場合、本部に報告的なのもせずに
   その会社は切って、違う水屋さんに頼む。

   態度悪い人にこれからもっと良い仕事を
   してほしいっていう愛情もないし。
   関わるのもめんどくさいし」

村)「僕はその友達と一緒で、
   お水が気に入ったから、
   続ける気持ちなったんやから、
   係が気に入らんだけなら
   その人を変えてもらう。
   逆に陽平くんは個人が悪いだけやのに
   どうして全部を切るんかな?」

陽)「その人がたまたま嫌なことがあって
   100回に1回の悪いタイミングに当たった
   という可能性は考えない。
   その人が働いてる会社、
   ひいては管理してるこの水、
   ホンマに大丈夫?って思うかな」

村)「じゃあ陽平くんが働いてる会社で
   1人でもそういう人がおったらあかんの?」

陽)「そういう態度をして顧客を失ったなら、
   仕方ないと思う。あかんとは思うね。」   

村)「さっきのも取引先Aさんが
   ”自分の言い方とか態度が悪いんや”って
   気づかされて変わる可能性がある人やったら
   陽平くんはそれでも言わんと切る?」

陽)「僕は怒る・叱る時は
   これからも付き合うかどうかを重要視してる」

村)「それは直感かな?」

陽)「うーん直感もあるかな。
   僕は叱るのは愛やと思ってるから、
   愛情を注ぎたい相手かどうかを選んでる」

村)「悪いけど程度によるで。
   しつけや言うことで子供をいじめたり
   殺したりする人もおるわけで。
   程度がわからんから殺したりするねん。
   結果でその時は怒ってても、
   怒られた相手が変わったら
   叱ったことに変わるねん

陽)「なるほど。
   今回のことで咄嗟に怒ってしまった自分に
   がっかりしたけど…
   怒らんようにしようってのは無理
   って色んな人と話する中でわかった。   
   大事なのは
   ”怒らない”ということじゃないなく
   ”怒る感情とどう向き合うか”かなって」

村)「もし、スポンサーさんが取引先Aさんと
   同じ言い方をしたら怒りますか?」

陽)「怒らないよね」

村)「そうでしょ。
   これから頑張ってほしい人やから、怒った後
   なんとかしてあげたい言う人と、
   スポンサーやったら相手を選ぶ力を
   持ってる人と
   陽平くんが対応が違って当たり前。
   気づかせてくれた今回の取引先Aさん
   には感謝やな」

陽)「ホンマそうやね。
   おかげさまでこんな身の入った話ができた。
   あのさぁ、お釈迦様とか仏陀とか
   親鸞聖人とかって怒るの?」

村)「お釈迦様は怒ってないけど、修行してる人は
   中には怒られたって思う人もいるやろ」

陽)「いや、お釈迦様が怒ってしまうこと。
   感情として。『イラっとするなぁ!』
   みたいなん」

村)「ない。目的がはっきりしてるから

陽)「なるほどね。
   僕は仏さんお坊さんみたいになりたいって
   思ってたから怒った自分にがっかりしたけど、
   僕が生まれて来た目的って、
   地球を楽しむことやと思ってるから
   それでいうと怒っていいよね。

   客観的に見ると、
   絶対当事者になった方が楽しいし」

村)「そうやな」

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たまたま色んなところで
「怒り」について色んな角度で

考えさせられたこの2ヶ月くらいやった。

村ちゃんとの会話で最終的にしっかり整理できて
自分の中で納得いく形で落とし込めたと思う。

しっかりこの感情と向き合って、
色んなこと勉強できた。

だからあんなに怒ってた取引先Aさんに
心から感謝できてるし。

いとこの龍太郎が言うてた、
「怒りとは霧のようで視界を悪くし人を迷わすもの」
てのが印象的で。
怒りって一瞬にしていろんなものが見えにくくなってしまう。

そんな時にどうやって、どんな速さで、どこに抜けるかが大事やと。

怒りから見えてくるもんってたくさんあって、、
悪いだけのもんじゃないなと思った。

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