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勉強会への準備、どうしてますか?

響いた勉強会・響かなかった勉強会

今日のnoteは、勉強会の講師を担当するにあたって、私が心がけている準備を紹介します。

みなさんの中にも、勉強会の講師を担当した方もいらっしゃると思いますが、どのような準備をされて本番を迎えますか?また、どのように資料を用意していますか?

これまで私も、多くの勉強会の講師を担当する機会をいただきました。また、自分自身が学ぶ立場として多くの会に参加してきました。

「話す側」と「聞く側」双方の立場で、響いた勉強会と響かなかった勉強会がありました。そこにどういった違いがあるのだろう?とあらためて考えて臨んだのが、このイエプロでの勉強会の準備でした。

勉強会の準備 プレゼンテーションはプレゼントを送り届けること

勉強会の時に最初に意識するのは、そのセミナーを通して「参加者の方に、何を持ち帰ってもらうか?」です。プレゼンテーションというくらいですから、そのプレゼントを贈る相手には喜んでもらいたいのです。そういった勉強会を開くために、2つのことを準備しました。

①主催者側の希望を確認する

この勉強会は、準備に時間がかけることができたので、内容を考える前に、主催者とイエプロの学生代表の方と対面で打ち合わせをしました。そこで、自分が当日、話してみたいことを投げかけてみた上で、以下の3つの希望をいただくことができました。

このステップを踏むことで得た大きな収穫は、以下に続く、「1.それが、そもそもどういうことなのか?」「なぜ必要なのか」を教えてほしい」を確認できたことです。たぶん、これが確認できなかったら失敗していたと思います。みなみさん(@minamino_ima)ありがとうございました。

1.「それが、そもそもどういうことなのか?」「なぜ必要なのか」を教えてほしい。
例えば、社会人経験のない人にとっては「オリエンを受けて企画する」ということはどんなことなのか?さえ想像できません。当たり前といえば当たり前ですよね?

つまり、「オリエンとはなぜ行われるのか?どういった背景でオリエンがされるのか?オリエンは誰が誰に行っているのか?」といったことが分からないと「企画を立てる」「企画書を作る」という行為の目的・理由が分からないのです。

それが分からないまま「企画の立て方」と「企画書の作り方」を説明しても、ただの上澄みを掬って終わってしまいます。それを避けるため、この勉強会で、どのように解説するかを考える必要があります。

2.自分たちにとって身近で、具体的な例を交えて紹介して欲しい。
問いを変えて「マーケティングとは何か?」「マーケティングとプロモーションの違いは?」とします。こういったことを、ビジネス用語を使わずに、彼女たちの生活に合わせて解説するにはどうすればよいか?。

私も含め多くの社会人が、"マーケティング"という言葉の定義が曖昧なまま使っているくらいですから、単にマーケの書籍にあるようなことや、wikiの定義だけを説明して書き写しても、そこに理解と、その後に続く実践は無いのです。

イエプロは"マーケティング"がテーマの会ですから、「マーケティングとは?」を頭に入れながら、「企画とは?」につなげ、「"企画の立て方"とは?」で一回目を完結させて、二回目として、その"企画"を表現する「企画書の作り方」につなげていき、全体を通して、今後の実践に役立つ内容にすることが必要とされました。

3.一方的に話して終わりではなく、双方向にやりとりする。

"双方向のやりとり"、よく言われることですが、この双方向にも配慮しまた。勘違いしがちなのが「Workshopの機会を設けて放置する」とか、「発言の機会を無理くり作る」という双方向にならないようにすること。

また心の中で「大学生にウけるネタを頑張って提供するおじさんにならないようにしよう」ということも考えていました。

②事前アンケートをお願いする

上に挙げた1~4を解決し、勉強会の内容がなるべく多くの参加者のモチベーションに寄り添ったものにしていくためには、興味を持っていることと、参加理由を確認することが必要です。

将来、やってみたいことや夢、今やってみたいこと
今回の勉強会で学びたいことがあったら教えてください。

スマホでもさらっとかけるように「お返事はなるべく短くまとめてください。」とお願いして、前日にいただくタイミングで、そこまで作っていた勉強会の流れに反映することにしました。

ここまでの準備を踏まえて、講義内容をどのように準備・設計したのか?これはまた明日書いてみます。

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