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【ソーシャルメディア コミュニケーション】ビジネスで評価されるゴール作り

今日のnoteは、ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションのゴール設計について書きます。「オウンドメディアをやめる」といったニュースもちらほら見る中、ソーシャルメディアに限らずオウンドメディア全般に共通して必要とされるテーマです。

← 前回8/23 「ソーシャルメディアのコミュニケーション はじめる前に、はじめてるところも。 押さえておこう10のポイント とつぶやき」からの続き

オウンドメディアの成り立ち

Windows 95というOSが世に出て24年が経ちました。インターネットが広く社会に活用されていく中、企業やブランドのウェブサイトが立ち上がり始めたのも、このころでした。

その後、メルマガ、会員WebといったCRMなメディア。mixi、ニコニコ動画、Facebook、Twitter、YouTube、InstagramといったSNSなメディアでも、企業やブランドのアカウント・チャンネルが立ち上がり、今や自社アプリまで提供する時代になりました。

この時代の流れをあらためて遡ると、昔から「インターネットだよね」とか「CRM!パーソナルで1on1にカスタマイズされたコミュニケーションは顧客ロイヤリティ向上だ、だからMy Webだ」とか、「時代はソーシャルなんとかマーケティングだね」という波に乗ることを余儀なくされ、いつのまにやら、オウンドメディアでコミュニケーションすることになった組織や人がいます。
かくいう私自身も、Microsoftで、WindowsやOffice、SurfaceのOwned Mediaを担当し、前職のキリンでもOwned Mediaを活用する部門に属して仕事をしていました。

しかし、これだけオウンドメディアによるコミュニケーションが当たり前になった今でも、必ずと言っていいほど「効果検証・ビジネス貢献への証明」に関する質問が出てきます。つまり、「このコミュニケーションが、どのようにビジネスに貢献しているのか?」を明確に示すことのできない企業も未だ多くあるのです。

こういったオウンドメディアを担当する人たちが、自分たち自身の仕事の健康診断するための効果検証の方法はググれば出てきます。

一方、ビジネスにどのように貢献できるかという価値証明は、まだまだ社内に理解されていない企業が多いのではないでしょうか?

SNSコミュニケーションの価値設定

そこで、前回のメモから続いて、ソーシャルコミュニケーションの勉強会で紹介した「SNS(またはOwned Media全般含む)が、ビジネスで評価されるためのゴール作りのMemoを紹介いたします。

※) テキストを短縮するためソーシャルメディアからのコミュニケーションを「ソーシャル」という言葉に置き換えています。

ゴール作りの前に、周りに知ってほしいことめ理解してもらうこと
1.業界や製品によっては口コミが購買の意思決定に強く影響します。
2.ただし、ソーシャルの指標は口コミそのものを表していません。

3.ソーシャルの指標で説明するのをやめましょう。
4.ソーシャルで実現したいゴールを設定しましょう。
5.そのゴールは社内の誰に紹介しても共感される、期待されるものにしましょう。
6.そのゴールは人任せにせず、自分自身の言葉で書きましょう。
7.そのゴールは「それだったら、ソーシャル ならできるかも」という具体性と併せて説明しましょう。
8.最後に、そのゴールを決めたら、いろんな人に聞いてもらう機会を作って、相手の反応を見てみましょう。

ゴール設定に必要の無いこと
無理をしない。 例)売上を上げます!(上がらないし)
より効果的な手段があること数値目標を挙げる。 例)売上を〇〇%上げます(店頭頑張ればいいし)
SocialのKPIで説明する。 例)いいねを10,000にします(だから、何?)

このようにソーシャルメディアだからとか、デジタルだからとかということではなく、「企業・ブランドの持つ課題を解決するために、ソーシャルメディアというCtoCの場所にいるお客様にいるからこそできること。」について理解・共感いただけると、KPIとか数値を見せることなく、コミュニケーションの価値が理解いただけるはずです。

次回は、このゴールを達成するために必要なソーシャルのコミュニケーションについてnoteします。

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