ITエンジニアを目指す大学生、どの職種を目指すか?

ITエンジニア(システムエンジニア)になりたい大学生は多いと思います。大変な人手不足なので、内定の確率も高め、年収も高め、おすすめです。文系であっても、新入社員研修でしっかりと教えてもらえます。

インフラ系

人によって定義やイメージは異なるかもしれませんが、「サーバー、ネットワーク、セキュリティ、クラウド」をインフラ系とします。インフラ系は、業界に関わらず必ず需要があるのがメリットです。金融だろうが、製造業だろうが、商社だろうが、インフラ系の仕事は必ずあります。なので、転職もしやすいです。一つデメリットをあげるならば「守りの仕事」ということです。最先端のアプリケーション開発をして新ビジネスを立ち上げるなどの華々しいことはできないです。

スクラッチ開発系

Javaなどのプログラミング言語で、ゼロからアプリケーション開発をすることを「スクラッチ系」と言います。スクラッチ系は、プログラミング言語に強くないと無理です。Pythonなど、需要のある言語であれば仕事はいくらでもあると思います。逆に、COBOLなどの古い言語であっても、中高年エンジニアが退職しつつあるので人手不足です。パッケージ系エンジニアよりも、技術に詳しくなれるのがメリットです。

パッケージ系

SAP S/4、Oracle EPM、SaleceForceなど、すでにある程度つくられたパッケージに対して、カスタマイズ(調整)やアドオン開発をして顧客にアプリケーションを提供するエンジニアを「パッケージ系エンジニア」といいます。スクラッチ系との違いは、製品(パッケージ)固有のカスタマイズ(設定)や用語を覚える必要があることです。メリットとしては、プログラミング言語の学習にあまり時間をかけないかわりに、上流の業務プロセスに詳しくなれることが多い点です。デメリットももちろんあって、人気のないパッケージだと、将来的に仕事が無くなる危険があることです。実際、SAPやOracleとの競争に負けて、消滅したパッケージもあります。そのため、できるだけ世界シェアの高いパッケージを選択するほうがベターです。

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