全部愛してやるという大嘘

11月20日に開催される文学フリマ東京に出店する。テーマ「愛」の合同小説誌を出す。5月の出店で全部終わりにするとか宣ったくせに、全く懲りていないのかもしれない。

全部愛してやるよという気持ちで書くつもりだったが生きててすみませんという気持ちになったりもして色々と予定外のことも起こり頭が混乱し、いつもどおりと言えばそうだが全部めちゃくちゃになってしまった。ああ私何してるんだとか思うわけでじゃあするなよと思うが、失踪するなら今だなとか思ったが他人を巻き込んでしまった手前、また偉そうなことを言っていた手前、私は後に引けなくなっただけである。

破滅

完全に私怨と称して元彼への私怨で元彼の真似して文学フリマに出た二年前、私最高にイカしてるなとか思ってたわけだが、時間が経つにつれて、いや、愚かすぎでは…？と思ったりしてしまい、しかし無かったことにはできず、もう私はこれを背負うしかないのだと思っており、いや、だから前回全て終わりにしようとしていたのに、なんか周りに囃し立てられて調子乗っちゃって、やるか〜みたいな、いやそこには実際いろんな気持ちがまああったわけだけだがそんなの他人は知ったこっちゃないし、結局今回の本もなんか私怨本みたいなもんだし、いや、愛本？愛本って何？知らんけどとにかくやるしかね〜と思って書き殴ったはいいものの怖気付いて読み返すことができず泣きながら作業してました（うそ）。

ノンフィクションのような大嘘を書いているので小説枠でいつも出ているが、今回も嘘ばかり書いているので安心してください。でも少しだけ本当のことも書きました。今回よかったと思ってるのはその点だけです。あとはたぶん、誰かにとっては最悪なんだと思います。これは私の文章について思うだけで、他の執筆者の文章はめっちゃ良いので買ってください。良い本になったなとは思います。

自分で自分の文章を最悪だとは思わないけど、というか、最高で最悪だなって思います。なんかそんな感じです。

出店名　　完全に私怨
ブース　　N-08
タイトル　愛