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全国100ヵ寺参詣の旅【15日目】

ありがとうございます。今回は本山と由緒寺院をお参詣しました。京都は帰りに寄るつもりでしたが、本庁にお出会いしたお講師方が来られるということで、先に回らせて頂きました。

ありがたいことにすぐ側の佛立ミュージアムの宿に泊めて頂き、体力を回復して出発することが出来ました。昨日ミュージアムに訪れた際、受付をされている神田さんという御信者さんと色々とお話しさせて頂いたのですが、

その日の夜、Facebookで神田さんのご主人から「明日お会いしませんか?」とメッセージがありました。是非ということでこの日は3ヶ寺を一緒にお参詣し、案内して下さいました。

何処のお寺に行っても「由緒寺院はお参詣するべき」と言われていたので、ある程度どのようなお寺なのかを把握していましたが、実際に訪れると現場でしか学べないお話を沢山して頂きました。正に百聞は一見にしかずで、足を運ぶからこそ人に伝えられることや、学べる事があるんですね。

教わる様子

先日、noteにて「各お寺には良し悪しがある」と発信しました。するとコメントの返信で小林御住職にこのような言葉を頂きまきた。

「色々なお寺を比較してもそこには良し悪しはないということ。人それぞれ顔が違うようにお寺にもそれぞれ特徴があります。お寺ごとに歴史が違って当然で、大切に育てこられた風土があります。大前提としてそこに良し悪しや優劣はありません」

このようにお折伏頂きました。ぐうの音も出ないどころか、画面を見ながら首を縦に振って頷いていました。御信心が熱い時あるあるなのですが、他の御信者の気になる点や、気に食わないと思ったところを「なんであの人は」というように(自分があたかも偉いように)考えてしまう事があります。思う時点でまだまだ子供です、、

「もっとこうした方がいいのに」これが度を超えると怒りに変わり御信者を傷つけることにも繋がります。大袈裟に言うと、このようなちょっとした価値観の衝突が大きな事故を招く事になるのではないでしょうか。

今こうして全国を回っているからこそ言えることがありますが、各お寺にはそれぞれの歴史があり良さがあります。中には「もっとこうすれば良くなるのでは?」と思うことは正直あります。

しかし、それぞれの環境での考え方と価値観があるのにもかかわらず、「ここをもっと改善した方がいいのでは?」と上からものを言われるとカチンとくる人もいるのではないでしょうか。(もちろんいいアドバイスは沢山あると思います)

そんな時に意識して欲しいことが先日お話しさせて頂いた和顔施(わがんせ)です。笑顔を施すことを言います。 笑顔を施すことは多くのひとに元気を与え、また自分自身も元気にする力があります。

しかめっつらで教えて頂くよりも、笑顔で教えて頂くほうがお互いにいい気持ちになります。悪意がない言動にしても、たった一回の過ちで心を閉ざしてしまう人もおられます。何をするにもされるにも笑顔を頭の片隅に入れておきましょう。

その上でアドバイスを頂くと見えてくるものがあるのではないでしょうか。今までの風土や歴史を守りつつ、時代の流れに沿って変化しなければならないこともあるかもしれません。

私はお寺の歴史も知識も御信心も浅はかですが、だからこそ見えるものや考えることがあります。まだまだ沢山の方とお話しさせて頂き、御信者としても人としても成長出来ればと思います。

更新が遅れていますが、生きていますのでご安心下さい。本日もご覧頂きありがとうございました。


↓YouTubeに動画を載せてます。お寺をお参詣した気持ちになれば嬉しいです。

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