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#元文春記者チャンネル トークテーマを先行公開

YouTube「元文春記者チャンネル」も、多くの視聴者のおかげで現在登録者19000人となりました。毎回、和気あいあいと撮影している映像を、楽しみにして頂いている視聴者がいることを大変うれしく思っております。改めて御礼を申し上げます。

新しい試みとしてYouTubeを先出し、という企画を今回やってみたいと思います。じつは、恥ずかしながらYouTube撮影では原稿を毎回用意していまして、話しきれないというケースも多々あります。トーク原稿の全てここで有料という形で恐縮なのですが、先き出しをしたいと思います。

見出しだけは無料エリアにアップしておきますので、こんなトークテーマがこれから配信されるんだ! などと楽しんでいただくことも出来るかなと思います。

トークでは言いきれないより深い意見、YouTubeではコードにひっかかる言葉、などの事柄が動画ではけっこうあります。本当の本音は、当記事でチェックして頂ければと思います。

■三浦瑠麗のヤバすぎる「素顔」■


三浦氏の営業スタイルとは?


話題の“国際政治学者”の三浦瑠麗(42)氏が、またやらかした。2月14日配信の女性自身web記事で、腕組デートを報じられたのです。

記事によると三浦氏は2月上旬、高級ブランドのロングコートに身を包んだ瑠麗が、男性とデートする姿を目撃。カジュアルな飲食店で2時間以上にわたって滞在し、店を出るとカップルさながらに腕を組んで歩き始めた、といいいます。

翌日の夕方。高級ホテルのバーで、昨晩とは別の若いイケメンと待ち合わせ、数時間滞在。店を後にすると、この日も男性と腕を組んで密着する姿が。2人でタクシーの後部座席に乗り込むと、瑠麗は男性にしなだれかかり、頭を肩にのせたのだ。

連夜のデートについて瑠麗の会社に尋ねると、「いずれの男性も仕事関係の10年来の友人です。個人情報については控えさせていただきます」との回答だった。

ホテルに行ったなどの記述はないので、腕を組んだり、しなだれかかるというのは三浦氏のフランクなコミュニケーションなのだろう。

”山猫”仕事術

おそらく三浦氏の会社コメント「いずれの男性も仕事関係」というのは本当だと思う。なぜなら、テレビプロデュサーなどから三浦氏の密着コミュニケーションについては良く聞かされていたからだ。手を両手で握って目をみつめる、距離を詰めて色気を振りまくような使ったコミュニケーションを彼女はよく使うそうなのです。それを”うい奴”だと受け入れる人もいれば、恐ろしい後で何をされるかわからない、と毛嫌いする人もテレビ幹部にはいるのである。

ホステス的な営業術を彼女は駆使してのし上がってきた、というタイプなのだろうと想像できますよね。ただ、こちらについては不倫をしている訳ではないですから彼女の仕事スタイルということも出来るでしょう。

皮肉だなと思うのは2021年の「第13回ベストマザー賞」で、当チャンネルで魔性女性として取り上げた篠田麻里子さんが芸能部門で、三浦瑠麗さんが「政治部門」で表彰されたことは、いまとなってはジョークだなーと思うわけです。

フライデーが報じた素顔

ただ、三浦さんの腕組はまだまだ序の口。もっとヤバイ素顔を報じたのがフライデーデジタルの記事でした。

注目したいのは2月9日に配信された、「警察じゃないから無視して大丈夫」と語り…三浦瑠麗&清志夫妻が起こしていた「2つのトラブル」という記事です。記事では三浦夫妻の不遜な言動、ネコを社員とする傲慢さ、そしトライベイと山猫が同じ事務員である可能性などを鋭く指摘してしている記事となっている。

今回はこのスクープ記事を執筆した、ノンフィクションライターの宮下直之に話を聞いてみようと思います。(*宮下氏のインタンビューはYouTubeチャンエルでご覧ください)


■一夫多妻男 なぜ女性をマインドコントロールできるのか?■


渋谷容疑者の口説き文句


 
10代の少女にUFOの映像を見せて洗脳したうえ、乱暴しようとした74歳の男が逮捕されました。男は9人の女性と“一夫多妻”とも言える生活を送り、メディアにも登場していました。

彼は17年前にも女性11人と共同生活を送っていたことを報じられています。元占い師の渋谷博仁容疑者は当時、多くのメディアで“ハーレム男”として注目を集めていたのです

 渋谷容疑者は当時こう語っている

「今、日本で“一夫多妻”は認められてないけども、実質的にそれと同じことをやってる。夢で見たことをやってみようと思ったら、ガラクタみたいなオヤジの所に、ウチの娘や子どもたちより若い人が集まってきて、何が良いんだかさっぱり分からない」
 
 渋谷容疑者は、仕事の募集などをきっかけに出会った11人の女性と共同生活を行い、複数人と結婚と離婚を繰り返していました。
 
彼は06年にも集団生活に加わるよう女性を脅したとして逮捕され、そしてまた今回も同じことを起こしたわけです。その間、もずっと“一夫多妻生活”を続けてきたのだ。
 

意外なのは、女性や子供たちが渋谷容疑者を養っているということです。女性たちは朝8時に出勤して、18時に戻ってくるという勤勉な生活を送っているという。
 
8人の妻たちは容疑者との生活を続け、12年にもう1人妻が加わって、現在にいたっている。
 
当時のマスコミの取材に対し、自身のことを「(『ドラえもん』の)のび太のような情けない性格」と語っていた渋谷容疑者もすでに74歳。なぜハーレムを築けたのか? 

渋谷容疑者の口説き文句は恐怖を煽るものでした。

「私は元自衛官だ。ここの周りにはスパイがいる。ここを出れば殺される」と語る女性を恐怖を与え洗脳していったのです。

ハーレム男の反社会性


 

こうした一夫多妻や、ハーレムを築くタイプというのは宗教家に多い。有名なところではオウム真理教の麻原彰晃氏。昔、「女信者はウサギちゃん「麻原の大奥」性の乱脈 」みたいな週刊誌記事が大量に書かれました。石井久子、都沢和子さん数々の信者と関係を持ちハーレムを築き上げていたのです。
「信仰が人を殺すとき - 過激な宗教は何を生み出してきたのか」という本も興味深い一冊です。これはモルモン教の内幕を描いた本なのですが、教祖の女性関係は乱倫そのもの。ある部分でカルト宗教は、独自の王国や戒律を築くことで反社会的な集団になることが、よくわかる一冊でした。
 
渋谷容疑者も麻原死刑囚も決してイケメンではない。つまりモテたかったら占い師かカルト宗教家になれというのは冗談ですが、カルトの独自の世界観に浸っていくということは「反社会的」になっていくということなのかもしれません。

渋谷容疑者は逮捕されました。

オウム真理教はテロを起こして国家を転覆しようとしました。モルモン教もアメリカ社会では反社会的と断じられ批判を受けました。つまりハーレム男達はみな反社会的になっていったのです。


 

■「家系図が自慢」 岸信千世と世襲政治家と■


消えた家系図



衆院山口2区の補欠選挙への出馬を表明した岸信千世氏(31)の公式サイトが“家系図”だったということが話題になりました。
「家系図」については、政策ではなく〈血筋しかアピールできないのか〉などと炎上。現在は削除されています。




 

 岸信千世氏さんは、安倍晋三元首相の甥で、岸信夫前防衛相の長男で31歳。慶應義塾大学商学部卒業後、フジテレビに入社し記者をしていました。2020年11月からは防衛大臣秘書官、2022年8月からは秘書として永田町に転じてました。いわゆる世襲政治家の典型的なキャリアを送っていた訳です。

テレビ局とコネ


 
ちなみにテレビ局には政治家ジュニアが入社することが多く、フジテレビには中川郁子議員の娘、加藤勝信厚生大臣の娘、などが入社した。フジテレビの入社式は親子で出席することで有名で、岸信千代さんがどうだったかは知りませんが、銀のスプーンをくわえて生まれてきたような、セレブな人生を送ってきていたことは間違いがないでしょう。
 
 
 2月3日に岸信夫前防衛相が衆院に辞職願を提出したことを受けて、満を持して信千世氏が衆院山口2区の補欠選挙に立候補する意思を表明。信千世氏の政治家としての公式サイトが開設されたが、そのプロフィールが物議を醸している。
 
「安倍晋三(伯父)、佐藤栄作(曾祖叔父)、岸信介(曾祖父)、岸信夫(父)の各氏と自身の関係を“家系図”としてプロフィールに大々的に掲載していました。家系図としつつも、そこに女性の名前はなく、男性の親族であっても政治家以外には触れていません」というのですね。
 
そもそも父親である岸信夫さんが、引退を決めたときに、岸信夫前防衛相が『このあたりで信千世に譲りたい』と発言したとの報道に対して、〈世襲制が当然のものになっている〉との指摘が相次いだだけに、HPで2度ビックリという展開だった訳です。。
 
 ポストセブンの記事では、実は信千世氏の現在の公式サイトは、岸信夫前防衛相のドメイン(サイトURL)をそのまま引き継いでいた、とかも報じられた。なんでも、グーグルなどで検索された際に、より上位にサイトが表示されやすい点で優位性があるのだとか。
 

世襲政治家が「下々のみなさん!」



世襲批判を自らまき散らす形で、政界デビューに挑む信千代氏。まるで封建時代、江戸時代のような世襲が政治家に必要なのか? について考えてみたいと思います。
 
当チャンネルの推し世襲政治家は、前にご紹介した小泉進次郎氏です。華麗な経歴と軽い発言で、世襲政治家の底チカラを見せてくれていますが、世襲前夜は割とボンクラ扱いだったんですね。例えば2004年には女性自身に「 小泉首相二男・進次郎さん 大学は卒業したはずなのに… 「将来の後継者」は地元でお気楽プー生活!」という記事を書かれたりして、いわばニートみたいな生活をしていたわけです。
それではいけないと小泉家で思ったのかは知りまSんが、元首相の後継者とすべく経歴ロンダリングが必要となり、コロンビア大学大学院やCSISに送り込んだことで小泉進次郎氏のいまがあるわけです。
 
石原伸晃さんは、地盤ではなく地名度の恩恵を受けたという意味の世襲政治家となります。父親は作家で元国会議員、東京都知事の石原慎太郎さん。
彼は日本テレビで記者をやったあと、政治家となったという経歴は信千代さんと似てますね。僕も石原さんに夜回りをかけたとき「僕も記者やってたからわかるけどさ」と説教されたことがある。でも、日テレの人に聞くと石原さんの記者時代はパッとしたものではなく、石原さんの取材をサポートする御付き記者が必要だったと聞いて「何なんだあの説教は?」と思ったことがある。東京では父・石原慎太郎さん知名度は絶大で政治家となってからは派閥の領袖までなりましたが、2021年に落選しています。



 
田中真紀子 田中角栄さんの跡継ぎとして注目を集めた田中真紀子さん。

田中眞紀子氏が
「世の中には、敵と、家族と、使用人と、三種類の人間しかいない」と言ったといわれてますが、外務大臣時代は様々なトラブルを起こした。有名なのがイランの外相との会談に田中は遅刻した理由。原因は「指輪」だった。会談直前、田中は上月(こうづき)豊久とこんな「珍騒動」を起こしている。
ふたりのやり取りは外務省の廊下で繰り広げられた。

田中「いやだ。本当に知らないの? ないのよ。(ブレザーの)ポケットに入れてた指輪がないのよ。あなた、盗ったんじゃないの」
田中「ジェンセン(指輪のブランド名)よ。デンマークにパパ(夫の直紀)と行った時の思い出の品なのよ。ちょっとデパートに行って買ってきてちょうだい」

また田中氏は渾名の天才で、菅義偉氏を「安倍家の生ごみのバケツのふた」、小池百合子「大風呂敷おばさん」、麻生太郎を「ひよっとこ総理」、岸田首相を「冷凍の透明人間」などと評した。トークは面白く演説は抜群だったが、何かが足りない。有権者のその粗を見透かされ2012年に落選、政界から消えています。
 
麻生太郎氏もなかなかです。かつての天敵・野中広務氏は「やっぱり、(麻生太郎氏は)お育ちですかね。苦労しないでずっときた人ですからね。選挙の第一声で『下々の皆さん』と、飯塚の駅で言われたといいますから。そういう感覚のまま、ずっと来ておられるんじゃないかなと」と腐されている。

カップラーメン400円くらい?と発言して呆れらたり、いきつけのバーで年間700万円を落とし全て政治資金で払っていたりと、麻生太郎氏の庶民感覚は欠如は果てしない。田中氏に「ひょっとこ」と言われたように、舌禍発言も多く「ナチス政権の手口に学んだらどうかね」と世界的にダメダメ発言をしている、舌禍王としても知られている。

岸信夫氏に泣かされた世襲議員


 
一方で可哀そうな世襲というのも紹介しておきましょう。河村建夫元官房長官(78)の長男建一氏(45)。父親が官房長官時代は秘書官務めるなど世襲準備を進めてきたが、父親の選挙区では林義正外務大臣に乗っ取られてしまう。中国比例でとなるかと思ったところで横槍が入れてきたのが岸信夫氏だったのです。岸氏は「比例代表中国ブロックでは、現職の杉田水脈氏を名簿上位掲載すべし」とねじ込み、自民党山口県連は杉田氏をただ1人、比例単独候補として擁立することになったのだ。河村健一氏は、縁の薄い比例北関東ブロックに飛ばされ、名簿順位は単独32位ということもあり落選。父親の力がないと、世襲でも左遷されるということがある。というか岸信千代氏は、パパが実力者で良かったね、と思える話なのである。
 
世襲の悲喜こもごもはありつつ、信千代氏は血筋だけはサラブレットとして政界入りする。

岸信千代さんを知る人物によれば、「人は良い。ただボンボン特有の、恵まれていない人への理解不足はかなりある。フジテレビを30歳で辞めると公言しており、そうした言葉からも将来を約束され不安のないお坊ちゃん、という感じがしますね」と評する。
 
似たタイプの世襲政治家は、上記の進次郎さんとかより、まだ世襲してませんが岸田翔太朗くんかもしれないですね。岸田翔太朗氏は同じように「いいやつ」と言われてますが、すでに秘書官として公用車で観光したりと物議を醸す行動を平気でするウカツさがある。
 
荒井秘書官発言があったときに、岸田政権は多様性を尊重するとアナウンスしてきたが、多様性とはLGBTだけではない。首相秘書官に長男を縁故採用するとか世襲というもののも、「同質な人間が増えやすく、多様性という価値観に逆行するもの」と言える。
 
「自民党の衆院議員の3割以上、閣僚は半分以上が世襲」と言われていて、「英国の貴族院でさえ世襲の割合は2015年の調べで1割」とされています。日本の世襲率は「異常だ」と言われるくらい高いのです。
 
 岸信千代さん世襲問題は、何回も見たようなキシ(既視)感があった、というお話でした。
 
 
 

■スクープ写真はどのように撮影する? ㊙テクニックについて解説■


記者の基本は張込


 

フライデーや女性週刊誌、週刊文春などでもゴシップ報道の花形と言えるのが、スクープ写真です。デートや密会、路チューなどの決定的瞬間を抑えた写真はインパクトがあります。
 
では、これら写真はどのようにして撮影されているのか?
 
まずベースになるのが「張込み」という仕事。これは簡単そうに見えて奥が深い仕事なのです。例えば芸能人が自宅マンションで密会しているという情報があると、マンションを張り込む訳です。ここで重要なのがロケハンとシュミレーションです。
 
入り口は何箇所あるか? 移動は歩きなのか、車なのか、タクシーなのか。導線を確認しながらカメラマンの配置を考えていくのです。
 
例えば前にご紹介した後藤田さんの合コン写真。あれはカメラ1、記者1のチームで行ったのですが、店への入りを確認しながら出てくるのはココと決めて張込みをする訳です。合コン中はボーっとしている訳ではなく、来るときにタクシーで移動なのか電車なのかを確認しておき。六本木から近いラブホ、シティホテルを調べて「お持ち帰りのときの導線」をシュミレーションしておくのです。もしお持ち帰りとなったら尾行準備もしておく、という訳です。このときは後藤田さん自身が失敗したので、そこまで必要はありませんでしたが…。

 これは新聞記者から教えてもらったのですが、張込は「相手から見えないけど、自分からは見える位置にポジションを取る」というのが重要です。簡単に言うと視界に入らない場所に立つということですね。



尾行テクニック


 

次に必要なスキルが、「尾行」です。ターゲットがどのような動きをしていくか追跡をして行く訳ですね。山尾志桜里さんの不倫を取材したのですが、そのときは僕がキャップで、10名の大チーム。尾行は若手記者が完璧にやり遂げてくれて助かったという想い出があります。永田町→ホテル→地方新幹線移動→車移動、などの様々なシュチュエーションがあり、尾行班は全て完璧に押さえたわけです。これはやり方は数メートル後から見つからないように歩き、フォーメーションを組んでスイッチしながら追いかけて、スイッチした人間は先回りしてポジションを取る、というようなことをしながら追いかけます。
 
 稀に手ごわい人物がいて、角を曲がったところで立ち止まったり、エレベーターに乗って扉を閉めてから上がらずに、また開いて出てくるなどの、尾行をまくスキルを使ってくる人がいるんですね。このスキルを使われ失敗をしたことが何回かありました。まぁでも攻略法はあるのですが。
 
張込みや尾行で使用されるアプリがあります? 何だと思いますか。テレグラム、シグナル? 僕たちは犯罪者ではないので違います。LINEです。これは近年導入されたのですが昔は無線でした。無線機をベルトにつけて、袖からマイクを出して行動を飛ばすということをやってました。最近はLINEが導入されて、チャットも音声通話もLINEグループでやり取りをするということが多くなりましたね。
 

張込駄目=記者としても駄目



こうした「張込」「尾行」を嫌がる記者もいます。そりゃそうですよね、僕はマックス20時間くらい張込をしたことがあり、大変といえば大変です。でも、これは後輩にも言ったのですが張込、尾行は取材の基本であり、観察眼を養う訓練としては最高なものともいえる。観察眼は取材力にも繋がるスキルなんですね。例えば政治家の自宅に謎の会社表札があるとか、男女のタレントが同じブレスレットをしていたとか、観察眼から生まれるスクープも多々あるわけです。だから疎かにはするどころか、極めて重要な取材スキルなんですね。

張込で駄目な奴は、記者としても駄目です笑
 
 

激写テクノロジーについて



次に写真はどう撮影するのか? これはカメラマンの技量によるところが大です。僕の尊敬するカメラマンは運転しながら撮影が出来る、というゴルゴ13のようなプロシューターがいました。路上チュー写真も得意で、光の加減と道の様子などを計算をしながら美しい陰影ある路チュー写真を撮るんですね。
 
張込で誤解があるのが、特別な機械を使っているのではないか?
 
 例えばドローンで撮影するとか、盗聴器のようなもので盗聴をするということは週刊誌ではありません。
基本的には望遠レンズの一眼レフ、それとカバンカメラという2つのパターンで撮影は行われます。極めてアナログ的な撮影方法がいまでも主流だと思います。撮影場所も基本的にはパブリックスッペース。公道です。必要性があるときは、誰でも入れるエリアとして店内やホテルエントランスなどに入る場合があります。その必要性とは二人がデートしている証拠、パパ活している証拠として必要な場合という意味です。前にもお話したとおり、ストリートスナップという範疇が原則で、必要あるときだけ店内などでの撮影にチャレンジをする、ということです。
 

盗撮なのか写真なのか



「盗撮」だという批判を芸能人はよくしますよね。でも、世界的に見ておストリートスナップやオフショットを掲載するときに、本人に許可を取るというケースはないと思います。
 
この議論の根本は芸能人に肖像権があるのか、否かというところになります。週刊誌は野放図に見えますが、ガイドラインのなかで取材行為を行っている。でも芸能事務所側は肖像権がある、というスタンスでそれを認めない。週刊誌側は「ない」というスタンス。例えばテレビ報道で、街行く人に全員に許可を取りますか? という話です。ましてや政治家や芸能人は公人・準公人というカテゴリーとななるから、という側面もあります。
そもそも芸能人はインスタ、SNSに限らず、結婚会見を開く、ヨガを始めましたとプライベートを売りしている訳です。その「売り物」についての評論、評価、報道も併せて行われるという構造のなかで芸能報道はあるわけです。
 
じつは写真にも多くのケアがなされています。まず写真。スキャンダルを報じるときは芸能事務所に事前通告をする、という週刊誌も多くあります。
芸能人と子ども、一般人の奥さんが写っていたら、その顔はモザイク処理とする。芸能人がペットポトルを持っているところを撮影されたとしたら、例えばサントリーのCMにその芸能人が出ていたとしたら、コカコーラのボトルを持っていたらモザイク処理するなど。これは週刊誌にもよりますが、芸能人にも一定の配慮はするということもあります。
前に甚野さんが、不倫疑惑を取材しているときに渡辺謙さんがスズキに乗っていたという話をしてましたが、あのときもし、まだ渡辺謙さんがスズキのCMに出ていて、そのときベントレーに乗っていたとしたら週刊誌によっては、車写真を使わないという判断をすることもあるわけです。
 
 

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