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コラム 文春スクープの裏側

3月18日放送の「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京)にゲスト出演させて頂きました。そのときにお話をしようと思ったことを、改めて記事としてまとめてみました。
(記事は私が独自にまもめたもので番組の台本ではありません)

スキャンダル報道もネット時代に


僕は15年ほど週刊文春で記者をしていました。“文春砲”という名前が定着し始めたのは2016年あたりかと思いますが、それ以前から週刊文春はスクープ記事が多く掲載される雑誌でした。


僕自身はFriday記者を経て2006年より週刊文春記者となりました。初スクープとなったのはライブドア事件や、永田町を揺るがせた偽メール事件の記事でした。近年話題になった記事といえば2017年にスクープした、山尾志桜里という国会議員の不倫疑惑記事です。

週刊文春のスクープの作り方を良く聞かれるのですが、記事が出来るまでのスケジュールは主に次のような流れです。


会議は毎週、木曜日(水曜日の時もある)11時から始まります。記者は5本のネタ出しをすることがノルマとなっています。企画は基本的に、その週の取材をしながら探していますから大変です。

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