日記0424あるいは6分と拍手と
「見事、お見事!」
拍手、拍手につぐ、拍手。そんなに褒められるようなことはしていない。
「実にご立派、よッ!」
心にも無い褒めに囲まれて、下駄を履かされて、腹立たしいな。
「ほら、たーんとおたべ!」
日本食をご馳走になる。何もわかってない。手を加えることが料理だと思っているのだろう。本来料理とは素材の魅力を引き出すことのはずだ。女性の化粧だって、元々の魅力あってのもの。女の肌を舐めたい男はいても、チークを舐めたいとは思う男はごくわずかだろう。それがどうしてことに料理となると、チークの美味しさばかりを強調するのか。理解しかねる。
「ごちゃごちゃうるせぇよ」
不機嫌な女、不機嫌な男、不機嫌な客、不機嫌な店員……。
みんなおれのせいか?
怖くなったので、デーブイデーを借りた。現実逃避をしよう。
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