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ことばの赤い糸展 開催レポート

2023年7月15日から17日の三連休。
新木場 soko station 146で「ことばの赤い糸展」が開催されました。

たくさんのことばとの運命の出会い、
ことばを通じた人と人との出会いが生まれた3日間。
その様子を、写真とともに開催レポートとしてお伝えします。

ことばの赤い糸展とは

偶然あの時出会ったようで、
わたしの為にあるのではとも思えた、あのことば。

もしかしたらそれは最初からわたしと、
見えない赤い糸で結ばれていたのかもしれない。

そんなことを話しながら、
この展示会は生まれました。

綴られた物語の「追体験」と選びとる「結末」の連続が、
あなたと運命のことばを繋ぐ赤い糸になっていく。

「出会うべきタイミングで、
 出会うべきことばに出会う人生は、
 きっと幸せだと思うから」

会場を出るころ、ちゃんとあなたがまたひとつ、
結ばれたことばに辿り着いていますよう願いを込めて。

ことばの赤い糸展 フィロソフィー

ことばの赤い糸展は、コピーライター阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく2022」で出会った有志のチームで開催しました。

コピーライターや販促プランナーなどのクリエイティブ職のメンバーもいれば、IT系のプロジェクトマネージャー、経理など全く違う職種のメンバーもいる、言ってしまえば一般人の集まり。

それでも、ことばの赤い糸展をかたちにしたい。
ことばに会いにいける場所を作りたい。

その一心で、クラウドファンディングに挑戦。
暖かいご支援のおかげで目標金額を達成し、開催することができました。
(ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました!)


メイン展示「ことばの赤い糸展」

ストーリーが書かれた大きなパネル

メイン展示である「ことばの赤い糸展」は、物語を読み進め、結末となるセリフをAとBの2つの選択肢から選び取ると、次に読むストーリーが分岐する、という体験型展示。
3回の選択を終えると、あなたの「運命のことば」をお渡しする、という構成になっています。

選択肢カードは、裏にあとがきと次の行き先が
最後に受け取る「運命のことば」のカードはブックマークとして使えます

この展示の面白いところは、人によって違うルートを辿っていくところ。
友人同士で来たのに最初から別の選択肢になったり、カップルで最後まで一緒になったり、他の人の選択が見られるのも楽しみのひとつです。
自分にとっては「当たり前」の選択でも、他の人はそうではない、という気づきがあったという感想もいただきました。

これらのストーリーと選択肢、そして最後の「運命のことば」をどのように作ったのか?どうやって分岐させたのか?会場でもたくさんご質問いただきました。

制作の裏側は、7月28日(金)にオンラインで開催する「ことばの赤い糸展 後夜祭」で赤裸々にお話しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!(アーカイブもあります)


体験型カフェ「BAR MUSUBU」

BAR MUSUBUは、ドリンクをご注文いただいたお客様へ「ことばのバーテンダー」がお話をお伺いし、「今、あなたに届くべきことば」が書かれたコースターをお渡しするというインタラクティブな企画。
お渡しすることばは、事前にSNS上やスタッフの友人知人から募集しました。

聞き上手なスタッフは、BARというよりスナックのママ…!?なんてロープレの際に話していたのですが、実際にオープンしてみると、スナックに負けず劣らずの人間ドラマが繰り広げられました。
なかには、展示ストーリーのモデルさんが、ストーリーの続きを相談してくださり大盛り上がりする一幕も!

また、BAR MUSUBUではことばの赤い糸展限定のオリジナルドリンク「ことばの実」をご提供。

こちらのドリンクは「う門 京都」で調合師として活動される上杉竜也さんの完全オリジナルレシピ。
飲んだ方は分かると思いますが、ちょっと混ぜただけでは絶対に完成しない、繊細で奥深い味わい。人気により一時欠品になるほどでした。
(提供にあたり、仕入れなど会場のsoko station 146さんが全面協力してくださいました…!)

贈られたことばに涙する人も多くお見かけし、スタッフもついもらい泣き。時には「そんな話しちゃう!?」という予想外の話題も。笑いあり、涙ありのBAR MUSUBUでした。
また開催してほしい!とのお声もたくさんいただき、もしかしたらいつか、出張版で復活する日が来るかも…?


ゲストエピソード「あの人とことばの赤い糸」

「あの人とことばの赤い糸」では、日頃からことばを大切にされているゲストによるエピソードを展示。4名の方に大切なことばにまつわるエピソードを寄稿いただきました。

<ゲスト>  ※五十音順
オア明奈さん(人生を祝うプロデューサー)
小山将平さん(自由丁オーナー)
5歳さん(株式会社アマヤドリ 代表)
田中泰延さん(ひろのぶと株式会社 代表)

ことばの赤い糸展は今回が初めての開催で、何の実績もありません。
正直、お声がけをした時は「受けていただけなくてもしょうがない、ダメ元で!」くらいの気持ちでした。

それでも、私たちが実現したい世界を信じ、暖かいことばとともに快諾してくださったゲストの皆さんには、感謝してもしきれません。

そして何より、寄せてくださったエピソードはそれぞれが個性的でありながら、ことばの赤い糸展の世界としっかりとリンクして、展示の体験をより味わい深いものへと昇華してくださいました。

ゲストエピソードを読む皆さんの真剣な眼差し

そして、ゲストの皆さん全員が、当日展示に足を運んでくださいました!

直接お礼をお伝えしながら、展示の感想をお伺いすることができて本当に嬉しかったです!ありがとうございました!


この展示を支えてくれた皆さまへ

3日間の開催は、運営チーム6名では到底実現できませんでした。

クラウドファンディングで支援してくださった皆さま。
当日ご来場くださった皆さま。
SNSをチェックして応援してくださった皆さま。
ストーリー制作のインタビューに協力してくださった皆さま。

毎日展示終了後に開催したレセプションパーティーでは、直接感想をいただきながら飲むお酒が美味しくて美味しくて。次の日も頑張ろう!とやる気をチャージしていました。

レセプションパーティーの挨拶で思わず涙目なリーダー藤田
とっても暖かい空間でした

展示の運営は、当日スタッフとしてクラファンで支援してくださった10名が支えてくれたからこそ、無事開催できたと思っています!

設営日から4日間フルでサポートしてくれた方も!
SNSで見かけて参加してくれた方もいれば
名古屋など遠方から参加してくれた方も!
会場 soko station 146の皆さんも含め、みんなで最高の「チームことばの赤い糸展」です!

そして、ことばの赤い糸展が生まれるきっかけとなった「企画メシ」。
2015年から続く講座から、多くの企画生が来場してくれたことが、誇らしく、嬉しかったです。これからも代を問わず、企画し続ける仲間であれたらと思います。

同期の企画メシ2022のメンバーからは素敵なお花とメッセージが!

2日目の夜には、とてもお忙しい合間を縫って、企画メシ主宰の阿部広太郎さんもご来場くださいました。

阿部さんのおかげで生まれたといっても過言ではないこの展示を、直接見ていただくことができて本当によかったです!ありがとうございました!


今後のお知らせ

最後に、今後のことばの赤い糸展にまつわる活動についてお知らせです。

【後夜祭、やります!】
前の方でも少し触れましたが「ことばの赤い糸展 後夜祭」と称して、アフターイベントをオンラインで開催します。このイベントは、私たちが1からこの展示をつくりあげたノウハウを、全てさらけ出す!をコンセプトに、NGなしでなんでもお話します。

<こんな方にオススメです>
・展示やイベントを開催してみたいと思っている
・クラウドファンディングに挑戦したい
・企画やコピーライティングに興味がある
・ことばの赤い糸展のストーリーや構成がどのように作られたか知りたい
・デザインやクリエイティブ制作の過程を知りたい
・有志のチームでの企画をやってみたい

<こんなこと話します>
・デザインができるまで
・ストーリーの制作方法
・どうやって分岐を作ったのか?
・「運命のことば」制作秘話
・運営マニュアル大公開!
・お金の話(実際の収支について)
・大変だったことや反省点

かなりボリューミーなので、かいつまんでお話ししつ、いただいたご質問やコメントに応じてお話していければと思っています。

日時:7月28日(金) 20:00〜22:00
参加方法:オンライン(Zoom)、アーカイブあり

▼お申し込みはこちらから


【クラファンのリターンお届けについて】

クラファンでご支援いただいた皆様へ、今週末から随時リターンの発送を行います。発送後に、CAMPFIREのメッセージ機能にてご連絡しますので、今しばらくお待ちください!


【アンケートご協力のお願い】

当日ご来場くださった皆さまはもちろん、今後クラファンのリターンでストーリーブックを読んでいただいた方は、ぜひアンケートにご協力ください。

会場で手書きでいただいた「感想ノート」もとっても嬉しいのですが、こちらのアンケートでは「特にどこがよかったか?」や「デザインへのご感想」の欄もあります。

スタッフそれぞれに「ここが知りたい!」というポイントがあるので、ぜひご協力いただけますと幸いです!

おわりに

このレポートをどう締めたものか、悩んで、会場で書いていただいた感想ノートを手に取り、ジーンとしてしばらく手が止まってしまいました。

3日間という時間は、本当に一瞬です。
準備してきた約半年間も、思い返せば一瞬でした。
きっと、来場して体験された方は、もっと。

でも、その一瞬にも思える時間のなかにはたくさんのことばがあり、出会いがありました。

このレポートもまた「栞」や「鍵」になれるようにと願いをこめて。

2023.07.20

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