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14.つまりは体内での化学反応

14.つまりは体内での化学反応
エネルギーレベルの低くなった細胞は「血流が悪くなっている」、或いは、その血液によって運ばれている『酸素と栄養素が不足している』と表現したが、もう1つ。と言うか実はこちらが核心なのだが、『電子のやりとりが行われにくくなっている』箇所をエネルギーレベルが低い細胞と表現すると、カラダの多くの不具合が説明できる。素粒子の話もいずれ出来るようになると思うが、今はまだ議論がこんがらがるのでノータッチ。

人が生きていく上で最低限必要な事の1つは食事である。食事によって体内に入れた食品を、消化吸収し、生きることに必要なエネルギーを作り出し、古くなった細胞や傷んだ細胞を新しく作り変えている。(中略)

そのエネルギー生成や細胞の破壊と構築の過程で常に電子のやりとりが行われている。つまり施術としては『電子のやりとりが行われにくくなっている細胞に、いかに外部から刺激を入れて電子の移動を活性化させるか?』を考えることになる。これは慢性的な痛みやダルさ、倦怠感、身体的な機能不全、内臓の機能低下、浮腫みなど、多くのケースに当てはまる。

また、鬱や認知症などについても同様だと考える。脳内で電子のやりとりが少なくなるとそうなる。つまり自分で物事を考えて判断しない人。言われたことが正しいかどうかを自分で判断しようとせず、ただ従うような性格の人は注意が必要である。逆に疑い深かったり、自分で納得いくまで物事を調べたりする人は、脳の機能が衰えにくい。色んな音楽や芸術に感動したり、新しい機器やゲームに興味を持ったりして、未知の世界を自分で切り開いていくような性格の人も良好な脳を保てる。定年退職とか老後はのんびりなどと考えていると一気に脳は使われなくなり劣化する。程よい緊張やストレスは良好な脳を保つために必須である。

昨今、子供や高齢者に対する思いやりや優しさが行き過ぎて、自分達で出来ることまで奪って手を差し伸べる傾向にある。そうされた子供は脳と肉体の発育が遅れるし、高齢者は早期に脳も肉体も劣化していく。今その瞬間だけの解決のために優しさを押しつけてはならない。長期的な視点で見れば、可能な限り自分達で解決させ、大事に至らないようそれを見守るのが、筋肉神社『道』における意味のある優しさである。

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