何故日本の熟年タクシードライバーが多いのか?

店舗の送迎状況が混みあっているとタクシーでキャストさんに移動して頂くことがあります。
昭和の時代は土地勘があるタクシードライバーが重宝されていて、その名残で年配者ドライバーも多くいらっしゃいます。

当店のドライバーはスマホのアプリを使いこなし迅速にお客様の元へ派遣しているのですが、
タクシードライバーは道路交通法を順守しているためかスマホを操作できずカーナーナビで向かっているようです。

よってカーナビで検索できない住所だと、とりあえず現地にいってビル名を目視で探すことになります。
目視で探せない場合は教えて欲しいと連絡がきます。
頭の回転が速い若いドライバーなら電話越しの口頭でも理解も早くスムーズなのですが、年配者ドライバーだと耳が遠くコミュニケーションがとれず、ブレーキのタイミングが遅く、老眼で夜が見えにくくなっている。
教える私もハラハラしているけど、同乗しているキャストさんはイライラしている場合が多いです。

世界的に見れば移民が最初にできる仕事は車の運転で、自国民だけでなく外国人ドライバーも働いています。

何故か日本には外国人のタクシードライバーがいない。これはタクシー業界の既得権益を守るためでもあると思います。
また自動車運転免許の第二種免許という、日本語がちゃんとできないと取れない免許で外国人には敷居が高いのも理由です。

昔は土地勘がある人がドライバーとして向いていましたが、ビルの建設技術が格段に向上し街並みも数年で変わります。
ネットを駆使しないと人の頭脳だけでの把握は困難です。

コンビニのスタッフとタクシーのスタッフ。これにどれほどの差があるのか?
言葉が通じなくても、スマートフォンのナビアプリとかでコミュニケーションは取れるはず。若い人をどんどん採用して業界の新陳代謝を良くして欲しいものです。

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