コーチングは一体何を売っているのか?
コーチングセッションには、1回あたりの値段がついています。
コーチングでは何を売っているのか? と聞かれると
「セッションを売っている」と考える方も多いかもしれません。
では、クライアントは何に対して、コーチング代を支払っているのでしょうか? セッションという「時間」に対してでしょうか?
厳密にいえば、クライアントは、そのセッションの時間そのものが欲しいわけではありません。本当に欲しいものは別にあるわけです。
では一体、それは何なのでしょうか?
もしあなたが、誰かからコーチングを受けているクライアントの立場であれば、すぐに分かるかもしれません。
クライアントは、確かにセッションにお金を払っています。
でも本当に欲しいものはセッションの先にあるものです。
一言で言うと、「人生が変わる」体験です。
その人にとって良くなる方向に人生が変わること。
それを求めているのです。
もちろん1回のセッションで、その方の人生が良くなることを提供しようと考えると、なかなか難易度が高くなります。
1回限りではなく、継続してコーチングを受ける中で変化していくのが、コーチングの良さだと私は思っています。
例えば、6回・12回・24回、つまり、半年・1年・2年というスパンで継続して受けていく中で、人生が変わっていく。
そんな体験を私たちコーチは提供している。
だとしたら、その体験には一体どれくらいの価値があるでしょう。
本来、値段はつけられない、プライスレスなものではないでしょうか。
コーチは一体何を売っているのか?
もちろん、人によって、答えは異なるかもしれません。
本記事を通して、コーチのあなたがクライアントに何を提供しているのか、そのことを考えるきっかけになれば幸いです。