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月に何人のクライアントをコーチングできますか?

コーチングを仕事としてやろうと決めたとき、まず考えるのは、

「クライアントをどう増やしていくか」

です。

そのためにマーケティングの勉強をしたり、ホームページの作り方やブログ、SNSの運営の仕方などを学ぶ方も多いでしょう。

もちろん、コーチングを事業としてやっていく為には大事です。

特に駆け出しの頃は、コーチングの経験を積むのと同時並行で、事業としての基盤を作っていくことも求められます。

しかし、闇雲にクライアントを増やそうとする前に、立ち止まってみてください。

「あなたは、月に何人のクライアントを、コーチングできますか?」

この問いに一度、真剣に計算してみることをお勧めします。

プロコーチはある面、自分の時間をコーチングセッションという形で売って、お金に替えています。

大げさにいえば、お金は性質上、無限に増やすことが出来ます。

しかし、時間には限りがあります。

1ヶ月、いや1日の中でも、実際にコーチングセッションに使える時間は、思ったほど多くはないのです。

まず、食事、家事、育児といった日常生活があります。

そして、先ほどお伝えしたようにマーケティングやSNSなどの勉強や活動も行うなら、その時間の確保も必要です。

コーチの状態が整っていなければ、セッションの中でクライアントと真摯に向き合うことはできません。

なので、睡眠時間を削り、寝る間を惜しんで活動することは、お勧めしません。

こういった必要不可欠な時間を1日の中から除き、実際にコーチングセッションに使える時間がどれだけあるのかを逆算すると、現実的に一ヶ月に何人のクライアントを持つことが出来るのかが見えてきます。

そうすることで、漠然とした願望ではなく、何人のクライアントさんを持ってセッションをするという具体的な目標に変わってきます。

できるだけ多くの見込み客と出会わなければと思い込み、マーケティングに疲弊したコーチも見てきました。

疲弊するほどマーケティングにのめり込むと、そもそもコーチングセッションに使える時間も減ります。

それだけではありません。

目の前の相手と真剣に向き合うエネルギーも残らなくなってしまうのです。

クライアントと増やそうと躍起になる前に、冷静に自分が良いコンディションでコーチングを提供できる人数を算出してください。

大抵は、思っていたよりも、それほど多くのクライアントは持てないという結論に至るでしょう。

ならば、◯◯人までクライアントを増やすために、どんな活動するのか?

実現可能な目標に変わると、それに伴う行動も現実的となっていきます。

「あなたは、月に何人のクライアントを、コーチングできますか?」

まずは、そこから考えてみて下さい。

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