見出し画像

コーチングを職業にしたい人へ

プロコーチと一言でいえども、コーチによって「実態」がかなり異なります。

そこで、このコラムでは「プロコーチの定義」「プロコーチの形態」についてお話していきましょう。

プロコーチとは? その定義

一言で言うと、

「コーチングを職業として確立しているコーチ」

これが私が考えるプロコーチの根本的な定義です。

では、コーチングを職業として確立しているとは、どういう状態を指すのでしょうか?

まず1つ目は、
「有料クライアントを複数名、継続的に契約している状態を作ること」

そして2つ目は、
「コーチングビジネス(セミナーなども含む)からの収入が支出を上回るようにすること」

この2つの状態を達成できたとき、コーチングを職業として確立することができた、つまりプロコーチとなったと言えるでしょう。

コーチ専業か 別に本職があるか

とは言え、「コーチングを職業として確立している」と書くと、「専業コーチでないと、プロコーチとは言えないのか?」いう疑問を持つ方もいるかもしれませんが、そこまでガチガチに捉えてはいません。

本業のひとつとしてコーチングセッションで対価をもらう人も該当します。

むしろ、プロコーチを専業としている方は少数派です。

では、プロコーチとしてどういう形態で活動しているのかを分かる範囲でお答えします。

専業コーチ/兼業コーチ

  • 専業コーチ
    コーチを生業(なりわい)としている人

  • 兼業コーチ
    コーチ以外の職を生業にしている、または副業としてコーチをしている人

専業コーチの例

コーチングセッションを行うことを生業とする場合、クライアントと個人で契約するか、もしくは法人と契約するかに分かれます。

  • 個人契約(パーソナルコーチング)
    クライアントと個人契約をして、コーチングの報酬を得ている

  • 法人契約(コーポレートコーチング)
    企業と契約して、複数の社員をコーチングしている
    (パーソナルコーチ同様、社員一人一人をコーチングしているケースもあれば、数人まとめてグループコーチングしているケースもある)

本業と組み合わせて行うケース

コーチ以外の専門職の方が業務の一環として、コーチングセッションで報酬を得ているケースもあります。その一例を挙げます。

  • コンサルティング会社、もしくは税理士などの士業の事務所のサービスメニューの一環として

  • コーチングセミナーを主催する講師が、参加者へのオプションとして

それ以外にも、会社勤めをしながら、パートタイムでコーチとして活動する例も見かけます。


便宜的に専業コーチ/兼業コーチと分けましたが、実際には曖昧です。

ほぼパーソナルコーチングを生業とするコーチも、時折セミナー講師として登壇します。ごく稀にですが、業務の一環で始めたコーチングが好評で、専業コーチ並みにコーチングを行う方もいます。

このように、「プロコーチになる」といえども、必ずしも「コーチングのみで生計を立てなければいけない」訳ではありません。

「どういった形態が自分には合うのか?」
ご自身の状況や培った専門分野などを加味しながら、考えてみられてはいかがでしょうか。



 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?