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ジグソーパズルはすぐに作れない

コーチングでやっていることは、クライアントが現状から目標に向かって進む手助けです。

その手助けとなる手法は色々とありますが、共通している点があります。
状況や目標を「見える化」することです。

  • 現状を明らかにする

  • 望むゴールを明らかにする

  • 進む途中で出てくる課題を明らかにする

このように現状から目標に向けて、様々なことを「明らかに」していきます。

明らかになる範囲が広がれば広がるほど、道筋が見えてきて、何を行動すればいいのか分かるからです。

例えば、月も出ていない真っ暗闇の中、電灯もない道をズンズン進むことは難しいでしょう。

一歩一歩、足元を確かめながら、コワゴワと進むのではないでしょうか。
分からない、見えないことは、行動に影響を及ぼします。

なので「見える化」は、現状から目標に向かって進むためにも、非常に大事です。

とはいえ、この「見える化」は、果たして簡単にできることばかりかというと、そうではありません。


さて、いきなりですが、あなたはこれまでに、ジグソーパズルで遊んだことはありますか?

ジグソーパズルには、子供も簡単にできる10ピース程度のものから、大人でも完成に何ヶ月もかかる3000ピースを超えるものまであります。

3000ピース超えのジグソーパズルというのは、例えるなら、複数の関係者が複雑に絡み合っている、一筋縄ではいかないプロジェクトのようなものです。そう簡単には見える化できません。

仕事だけでなく個人の人生においても、一生をかけて探求していくビジョンやミッションも、すぐに「見える化」ができないものの一つです。

では、見える化の難易度が高いものを、どうすれば少しでも「見える」ようにできるでしょうか?

まず理解することは、複雑なプロセスが絡むものを「見える化」できるまでには、そもそも時間がかかる、ということです。

だから、一気に見える化しようと焦っても仕方がありません。

そうと分かっていても、なかなか先行きが見えない、そんな時間が長くなると、これでいいんだろうかと不安にもなります。

そんな状況であっても諦めずに歩み続けるには、何があればいいでしょう。

私が一つお伝えできるとしたら、「以前よりも着実に進んでいるという実感を持つ」ということです。

そのためには、まず以前の状態がどうだったかを、後から振り返る必要があります。

日記でもTodoリストでもメモでも、何でも構いません。
とにかく記録を取りましょう。
これは、後から振り返って見直すときのためにです。

時が経っても、何も進んでいないようにみえるかもしれません。
ただ、記録を目にすると、実際は少しでも前に進んでいるのが分かります。
それを実感できるものがあれば、歩き続ける励みになります。

頭の中で考えるだけでなく、歩んできたプロセスをきちんと記録することで、全体像が少しずつ「見える化」する助けにもなります。

ただ、時に多忙すぎて、自分のしてきたことを書き記したり、振り返る心の余裕も持てないときもあります。

自分一人で見える化が難しいと思うときは、ぜひ、コーチングを使って下さいね。

コーチと一緒に、振り返る時間を取って、あなたが「やったこと」「成し遂げた」ことを見える化してみてください。

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