子育てのバイブル曲

男性の性と女性の性の違いの記事を読んでふと思う。
何が違うと言ってやはり女性の性には子を孕み
十月十日共に過ごし、そして自分を通して命を世界にひり出す
プロセスがあることだと思う。

個人の感想です。
最近はこれが免罪符みたいだ。

私は川を遡り
ボロボロになって産卵し精子をふりかけ
そして死んでいく鮭じゃないけど
子供を産み落とした時に
ああ、このために私は生まれたのか。
ああ、私は私の役割を果たしたんだ
もうこれで死んでもいいやと
生まれてこのかた味わったことのないような満足感と充実感に包まれて
多分生きてきて1番幸福だったと思う。

セックスにも
オルガスムスや射精という
強い快楽を伴うご褒美はあるようだけど
私は娘ら2人を
ウンウン唸って巨大な排泄のような痛みに気が遠くなりながら
ひりだした夜の幸せに勝る幸せをいまだに知らない。

かなりまえだけど利己的な遺伝子という
ドーキンスの本がベストセラーになったけど
人間がせっせとセックスに励み
子孫を残すチャンスを増やすよう
殖産興需、産めよ増やせよと
快と感じるホルモンが分泌されてるんじゃないかと
疑り深くなるほど
脳は性の虜になりかねない

自分のやることなすこと
他の誰でも代わりが効いて
自分より上手にスマートにやれる優秀な人はごまんといる。

そんな中で、自分に課せられた役割を
妊娠出産体を通して動物的にやりきったという体験が
ものすっごおっく自分にとっては背骨が二本になったみたいな
軸がもう一本通るようで強烈だった。

あまりの激痛なので
(よく鼻の穴からスイカを放り出すと思えと例えられるけど)
神様は出産後のお母さんに大量にオキシトシンだかなんだか
幸せホルモンを分泌させて
お母さんたちが、
もう嫌あんな痛み、絶対にもう子供なんて無理!
アタシ産まないからね!あんた代わりに産んでよ!と
出産直後に新米パパさん達に怒り出さないようにしてるとかしてないとか笑。

曲は大好きなキャロル・キング。
子育てバイブルにした歌。
子供は子供の人生と人格がある。
私を通って世界に出てきただけ。
所有しないことを肝に命じた。
どんなに愛おしくても。

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