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古き良き ‘アメリカ’ 開拓時代の  アーリーアメリカン様式の家と料理  【料理研究家のルーツ】

 東京・小金井市に古くからの友人ご家族が住んでいる。

 新型コロナが蔓延する前の今年1月末に、友人から‘会食’の声が掛かった。

 友人はこの家に、ご両親と暮らしている。

 70年以上前にご両親が建てた家、ペンキが剥げた外周は大胆にもその

 ままであるが内部は美しい「北米スタイル」。

   料理や器はダイナミックで、味付けはアッサリとして後を引かない。

   バーボンを呑みたかったが、車での訪問なので諦めた。

   ただ、友人のご両親から、良い話をお聞きした。

     海外駐在中は近隣の人たちを、お互いの家庭に招いて料理や

     酒を振る舞い交流を深めていた。

     その時に、ご婦人達は料理のレシピを教え合い交流や情報交換

     を行っていた。


以前にも、料理研究家の先生からお話を伺ったことが有る。

初期の日本の料理界を創られた先生方は、外交官の奥様、海外に赴いている商社の奥様らが多かったそうです。

サロンに集まり、会食を楽しみながら料理の作り方などで、親交を深めたそうです。

私は、これが『日本の家庭料理のルーツ』だと思っています。



   

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