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キノコと保存食 の ハナシ 最終話 

 キノコは難しくって、どうにもなりませんw
画像も借りものですので名前も食用なのかもわからないので、悪しからず。

父が採ってくるキノコは地方の俗称で呼ばれていました。
だから図鑑を見てもどれがどれだかわからないw

うっすらと覚えているのは カラマツ・イッポンシメジ・ハイトリ・アマンダレ…たしかそんなふうな名前だったと思います。

それらのキノコのほとんどは、採ってきてすぐに食べられない。
茹でてからなのかなぁ、大きな漬物樽にキノコを入れたっぷり塩をして、重石をしっかりとして漬け込む。

アク抜きとか毒抜きの意味があったんでしょう。

食べる際には流水にしばらくさらしてから料理に使います。

新潟でお正月や家によっては夏にも作ると思いますが、のっぺ汁ややはりお正月のお雑煮には我が家では必ず、こういったキノコがたくさん入っていました。

 そういったキノコの味は、スーパーで買うシメジやエノキダケとは違う野生の深い味わいがして、今になって思い返すとほんとうに美味しかったなぁ~と感じます。

ああいった野生の本当のキノコはいくらお金を出して食べられないですねー。
それゆえに私にとってはご馳走です。

 やはり塩漬けにしたワラビや乾燥させたゼンマイも一年中食べていました。

もうひとつ我が家の宝は味噌だったと思います。
昔は味噌屋があってそこから買うのですが、我が家の場合は仕込んだばかりの味噌を買うんです。
それもキノコを漬けるような大きな漬物樽を1年に1つ・・・だったと思うなぁ。
仕込んだみそは1年くらい寝かせてから使っていたと思います。
台所にはカメ(甕)に小分けにして置いていました。
塩の強い「田舎味噌」というもの。
でもそれが美味しかったんですよ。
6人家族でなんでもたくさん作っていたからかもしれませんが、昔食べたものを同じように作ってみるってことができないですね、今は。

 たぶん五頭山のあたりとか南魚沼のあたりに行けば、ある程度の山の幸を食べることはできると思うんですけど。

この年になると死ぬ前に本当に食べたいのは、そういう山の幸ですね。



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