最後まで平穏な恋愛でした
「別れ話 切り出し方」
って、ググりまくったこの1週間。
先日、1年と少しお付き合いした彼にお別れを告げてきた。
仕事終わり彼の家に直接行く予定だったんだけど、駅でばったり会って、一緒に気まずさ満点のなか家まで歩いた。
Googleで調べた通り、事前に「話したいことがあるから会いたい」って言ってたから
彼も察してはいたみたい。
ごはんは?って聞かれて、「会社で軽く食べてきちゃった」なんて嘘ついて
じゃあ俺もいいやって、彼が言って。
普段は全然気にもしない帰り道の風景のこと、「こんな所にに日サロあるんだね笑」とか「ここのペットショップの犬いつもきゃんきゃん鳴いてるよね」とか、気まずくならないように適当に口にした。
いつも馬鹿みたいに買うお酒も今日は一本だけ。
テレビとかネトフリとか映像媒体大好きな私たちなのに何もつけずに、静かな部屋の中で向き合って座って、
すべての言動がいつもと違う空気感を作り出してて、こんな空気の中私は口を開けるのかなって3分ぐらい黙ったまま考えてた。
「相談?というか提案があるんだけどさ、私たち別れるっていうのはどうかな?」
最初の切り出し方はこうしようって決めてたのもあってスムーズだったと思う。
彼のその後の言葉は、
「うん。そうだよね。不満はたくさんあるだろうなっていうのは分かってた。甘えてたね。」だった。
・別に不満が多かったわけじゃないこと
・むしろこの一年「楽しい、楽、落ち着く」しかなったこと
・でもそれが振り返ってみたら空っぽに感じてしまったこと
・もっとネガティブな感情や出来事も共有したかったこと
・でもそれにはあまりにも会う頻度や連絡頻度が少なくなってしまっていたこと
・また同じ一年をこれから繰り返すことに不安を覚えたこと
・これが大人の恋愛だって割り切れず、まだまだ自分が子どもだったこと
それを別れたい理由として伝えた。
「嫌いになったわけじゃない?」って聞かれたから、
「それは本当に全くない。ただ、彼氏彼女っていう感じじゃなくて、2週間に一回、楽しくお酒飲んでおしゃべりする友だちになってた。この関係をだらだら続けることもできるかもしれないけど、惰性で付き合うっていうのを今はしたくないんだ」
ってしっかり言えたと思う。
彼は本当にバランスの取れた人間で、拙い私の話し方でもしっかり最後まで意見を聞いてくれる、やっぱり素敵な人だった。
別れ話がこんなに円満にできたのは初めてだった。
「さよこちゃんに対しての不満とか俺は全くなくて、この一年本当にいい時間だった。死ぬ前に思い出すくらい楽しい一年だった。本当にありがとう。」って何回も言ってくれた。
「仕事むりしないでね。幸せになるんだよ。」って、本当にあったかくて大きな湖みたいな人だったな。
わたしもこの一年いい時間だった。本当にありがとうしかない。
こうやって過去にわたしと付き合ってくれた人のためにも
絶対自分だけの幸せ見つけてやるぞー!
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