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クルマの災害への備えについて

クルマに携わる人間として、クルマにかかわる災害への備えについてお伝えします。ごく当たり前のことを書きますが、お客様の傾向を見ているとクルマへの備えは後回しになっていることが見受けられるので、改めて記載します。
加えて、私自身が2018年胆振東部地震でブラックアウトを経験した者として感じたことも記載いたします。

この先、いつどこで災害に遭うかわからないです。明日は私の地域に来るかもしれない。備えておけば助かることがいくつもあります。備えへの行動をお考え下さい。

<クルマの備え>
・定期点検の実施、12ヶ月点検はいつでも受けられます。お近くのショップでその日のうちに終わるので車検しかしていない方はすぐに点検をして下さい。

・点検が無理な人は、スタンドで店員に以下のお願いをして下さい。
①タイヤの空気圧、ナットの増し締め。
②バッテリーの電圧確認(冬場は弱いと突然エンジンかからなくなります)
③ウォッシャー液補充

・常日頃から燃料は満タンにして下さい。(BEVは満充電)ここ、大事です。毎日少量だけの給油をしても誰にも迷惑かかることはありません。使った分だけすぐに満タンの意識を。

・ドンキホーテなどでスマホへの車載充電器を多めに持つ(自身以外でも、貸して欲しいと頼まれます、意外と持っている人が少ないです。是非周りの人へ余分に用意しておいてください)

・雪国はスコップとタオルを積む。スタックはスコップとタオルがあれば、焦らず少しずつ動かすと抜けれます。また、雪がマフラーを塞ぐと一酸化炭素中毒になるので、定期的に雪かきするためにもスコップは大切です。軍手、手袋も一緒に積んでください。

<外出先での駐車場を選ぶ>
日頃から、買い物などで有料駐車場へ駐車する際は、機械式で動くパーキングなどへの駐車は極力避けて、平地の駐車券を取ってバーをくぐるタイプの広めの駐車場を選んでください。
そして立体駐車場も避けて下さい。建物側に停めることも避けて、安全な場所を選ぶ意識を持ってください。日頃からイメージしながら置き場所を選んでみて下さい。

私が伝えたいのはクルマは、走る曲がる止まるが出来ないと使い物になりません。
いざという時に、この走る曲がる止まるを妨げる原因があるとトラブルに遭います。

そして、クルマは安全だと皆さん思い込んでいると思いますが、実はタイヤ一本につき、ハガキ1枚分の面積しか地面に接地していません。すなわち、我々はクルマに乗ると、ハガキ4枚の大きさでしか地面と繋がっていないことを、特に運転手は意識して下さい。そうすると備える気持ちも変わるはずです。

そのためにも、もう一度言います、常日頃から最低限の点検と燃料は常に満タンにしておいてください。
あなたの満タンで助かる命があるかもしれません。今一度、クルマに目を向けてクルマの備えについて考えてみてください。

宜しくお願いします🫡

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