ポピュラー音楽の歌詞分析
歌詞分析の可能性
私は歌詞考察するのが好きです。
この歌詞ってどういう意味なんだろう…と考えながら聴きます。
高校生の時にBUMP OF CHICKENにハマったところから、音楽はもっぱら歌詞重視の聴き方になったように思います。
そこから10年以上歳を重ね、最近の若い人の曲はまた違った歌詞の風潮があるように思います。
昔は明るい曲がポピュラー音楽の中心にあったと思いますが、最近はむしろ暗い歌詞とまでは括れないけれど、結構シリアスな歌詞がヒットしているというざっくりした印象があります。
そういう流れを見ると、時代背景を反映しているのかなと思うのです。
ポピュラー音楽の歌詞分析という試みは面白そうだとも思います。
音楽評論とは
文学や映画についての評論家がいるように、音楽にも評論家はいます。
音楽評論というと、クラシックのイメージがあります。
Wikipediaを見ると、ポピュラー音楽の評論家の一部の人は、音楽雑誌の編集やライターなどで活躍をしているそうです。
でも音楽評論は細かい歌詞考察というより、音やメロディーの話をしているような気がします。
よく考えてみると、歌詞分析は評論というより、研究になるんですかね。
ちょっと検索してみれば、歌詞分析をテーマにする論文は確かにあります。
そもそも、評論ってなんでしょう。
私が考えているのはどうやら、評論ではなく、研究ですね。
ポピュラー文化研究の課題
自分自身がポピュラー音楽の研究を担えるかというと、難しいと思います。
身近なものですし、一見面白そうと思うのですが、研究するとなると、そんな簡単な話ではありません。
例えば、文学研究に関しても、近代文学の研究もあれば、最近のライトノベルやサブカルチャー研究などもある。でも後者の方が難しいと私は思います。
アニメや漫画研究も面白そうですが、研究するのは難しい。
基本的に硬いテーマの方が研究って入りやすいと思います。
というのは、身近な文化の研究は主観を排除するのが難しい。
自分なりの見方、感想から入ってしまう。
どんな研究でもそういう側面はありますが、身近なテーマほど、先入観や自分なりの価値観にとらわれてしまうように感じます。
そういう意味で、研究としてフラットに整えるのが困難に思います。
なるべく公正な目線で研究をするには、研究対象には個人的な興味がない方がいい。
何かが好きすぎて、それを研究テーマにするタイプの方ももちろんたくさんいらっしゃると思います。
研究者にもそういう二つのタイプがいますよね。
私は歌詞考察は趣味ということで…!
ですが、自分の中で関心においておくと、いつか研究としてポピュラー音楽を対象とする日もくるかもしれません。
お読みくださりありがとうございました。
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