下書きを洗浄する。

どうもこんにちは。晴耕雨読と聞いて大麻の栽培をイメージするようになった赤星士輔です。ラスタファの思想と言われても、なんだかよく解りません。レゲェでも聞きながら、たまには2千字ぐらいのテキストを投稿してみようと思った次第です。話は思い付きです。衝動的です。そんでもって投げやりです。

登録してから4年ほど経つ訳で、フォローした人のnoteにコメントを特にすることもなく、ダッシュボードやTwitterに流れて来たnoteに勝手気ままな気分でスキを付けているだけのユルイユーザーなんですが、段々とグループっぽいのが出来てるなという感想と、「最近始めました!キャピ☆」みたいな初々しい人をあんまり見かけないなーと感じつつ、さてさて、これからどういう方向性で使っていけば面白くなるかしら? などとボンヤリ考えてる訳ですが、モケーレ・ムベンベについて書いてもUMAに興味のない人にはつまらないだろうし、マクルーハン理論についてのレヴューが出来るほど詳しくないし、ここは一つ集客性が高いコイバナでもしようと思いました。


そうですコイバナ。
ええ、みんな好きでしょ? コインランドリーの話。

恥ずかしながら情報化社会に飲み込まれ、ネットやらゲームやら趣味の消化に日常生活が忙し過ぎて20代30代の大半の人は恋愛の話というのが創作、記憶の捏造、もしくは皆無となってしまった昨今の若者たちの一員であります。伴侶、または恋人がいる人間は情報を削ってでも生きていける心身ともに健全健康意気軒昂な方々たちで、そういう恵まれた方々にコイバナを振られたらどう対処するべきか。
創作、記憶の捏造、もしくは皆無である事を正直に伝えるしかありません。

返答するのが辛い。でも、悪い事はしていない。いや、惚れた腫れた切除した甘酸っぱい思い出のひとつぐらいあってしかるべきだという社会通念こそ間違っているのだ。だったらもう、コイバナ=コインランドリーの話としていまから拡大勢力を作るしかないのです。
恋愛市場から遠く外れコインランドリーでグルグル回っている乾燥機を見つめる寂しい独身の話をするしかないのであります。

20年ぐらい経てば、「コイバナ? ああ、普段使っているコインランドリーの話ね」と市民権をきっと得られているはずです。
いとおかしの意味が複数あるんですから、コイバナも3つ4つあってもいいじゃないですか。それこそ車を持っている人はコインパーキングの話でも、高校の部活でバスケットのプレイ中に故意にファウルをした話でも全然構わないじゃないですか。フリースロー取られてそのまま点が入り、負けてしまった夏のインターハイ予選とか話してくれたっていいじゃないですか。
トラウマじみた苦い思い出でいっぱいなのに、夏の太陽はいつだって眩しいんですよ。甘酸っぱい思い出は何もないのに、こんなにも太陽がいっぱいなんですよ!


まあ、誰を羨む訳でもなく、コインランドリーの話といってもせいぜい雨が続いて干せなかった洗濯物を持って行き乾燥機を使うのに利用してるぐらいの話しかないんですが、乾きたての洗濯物って妙な心地よさを感じるじゃぁないですか。人のぬくもりなんかよりも、ずっとずっと身近で温かいですし、いくら抱きしめても怒られないじゃないですか。乾きたての洗濯物ぐらいでしか外で温もりを感じる喜びってないんですよ。お金もないですし。
お金があったらあったで、水で濡れた大量の札束をいつの日か乾燥機にぶち込んで乾かしてみたいなぁとか考えるじゃないですか。マネーロンダリングしてみたいじゃないですか。(※最近の壱万円札は熱でホログラムが変質しやすく、紙幣損壊云々でダメみたいです)

マネーロンダリングと言えば、プエルトリコでホテルを経営して空き部屋のスイートルームを宿泊している事にし、そこでロンダリングするという手法があるとナショナルジオグラフィック潜入!暗黒産業で学びました。割と真面目に考えれば考えるほど、「犯罪方面でお金を稼ぐ方がリスクは高いものの楽なのではないか?」と思い始めてしまうのでいけません。

貧乏人が真面目に一攫千金を目指すならどこぞの山に埋まってる埋蔵金を探すよりも、沈んだ商船や海賊船をサルベージすると財宝を発見する可能性が高く、より現実的で着実になるとマグロ漁船で遠洋漁業に行くしかありません。インド洋の荒波に揺れ、日々マグロと格闘するのです。

老人と海のサンチャゴのようにサメと戦うのです。
ジョーズのブロディ署長のように、巨大なサメを爆破するのです。
死霊のはらわたのアッシュのように、チェーンソーを腕に装備するのです。


マグロもカジキも結局釣れず、来る日も来る日も襲いかかって来たサメの返り血と海水でビショビショに濡れ、大量に溜まっていく洗濯物。
二層式の洗濯機を前にして、空しい徒労と疲労感に包まれ、どうしてこんな事になってしまったのかと己の半生を悔い、嘆き。
遠く懐かしい日本に思いを馳せるようになるのです。

そんな時、コインランドリーが無性に恋しくなる事に気付く
のです。


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