「頑張っても給料が増えない」のは共産主義?:創作のための時事問題勉強会36

※注意
 本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が散見される場合があります。閲覧の際にはその点をご留意ください。


事例概要

発端

個人見解

 私が子どもの頃に共産主義の説明として聞かされたことを思い出した。「給料が全員同じなのでどれだけ頑張っても張り合いがなくてやる気をなくす」ということだが、本当にこれは共産主義の説明として正しいのか。日本における反共意識の高さを知るにつれ、かなり適当な言説ではないかという懸念が出てくる。

 共産主義はさておき、資本主義においては素朴に自身の努力や労力が賃金に反映されると信じられてきたが、実態は最低賃金からまったく増えない、ということが基本であったのは言うまでもない。ごく一部の資本家は最初から大金を持っており、それをなんとなく前後左右に動かして偶然増えるのを「投資」と呼んでいる一方、その他大勢は過剰な労働をしてようやくその日暮らしという様である。

 そもそも共産主義政権における失敗は共産主義のせいなのか。無論、経済の考え方である共産主義は政治と必ずしも関係がないようで、経済と政治は密接につながっている。簡単に切り分けることはできないが……。

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