運営推進会議を認知症カフェにする話し
運営推進会議を地域の交流の場にしたい
運営推進会議を久しぶりに再会しました
先日、運営推進会議を久しぶりに対面で行いました。コロナ以来の3年ぶりになります。
それまではオンラインで行っていて、ホームの実践事例報告をしてみたりと工夫してやれる事をやってはいました。
ただ、今回行ってみて、対面はやっぱりすごく良かったです。
何が良かったって、単純に盛り上がったのです(笑)。
今回のテーマは、「来年度の運営推進会議をどうするか」だったのですが、話しが盛り上がって普通に予定の1時間を30分オーバーしました。
ご家族が4名参加されていたのですが、会が終わってからも1時間位お話しに花を咲かせていました(笑)。
何の話しで盛り上がったのかというと、ホームをどのように地域に開放していこうか、という話しでです。
運営推進会議は、地域に向けて運営を公開する事により、グループホームのケアの質を担保する事が求められています。
運営推進会議とは
前提として簡単に運営推進会議を説明すると、
運営推進会議は、 グループホーム事業者が、 利用者、 市町村職員、地域の代表者等に対し、 提供し ているサービス内容等を明らかにすることにより、 地域との連携が確保され、かつ地域に開かれた サービスとすることで、サービスの質の確保・向上を図ることを目的として設置するものです。
運営推進会議の参加メンバーは、入居者、入居者家族、地域関係者 (町内会役員、 老人会役員、 婦人会役 員、 子供会役員、 民生委員、 近隣商店、 かかりつけ医、 学校・保育所の先生、 寺の住職等、 市町村職員、 地域包括支援センター職員)、地域密着型サービスに関する知見を有する人などとされています。
という事です。
そもそも運営推進会議を地域に開いてしまおう
そして、私たちは、折角ホーム職員・ご家族・包括支援センター・地域の方が集まるんだから、そのまま運営推進会議を地域に開く場にしてしまおう!
と考えました。
そして、話し合いの様子ですが、
「認知症のグループホームだから、地域の人と交流するとなると、、、
やっぱり認知症の事を知りたい人ですよね」
「地域の認知症を自分ごとと捉えている人って結構いるはずですよね」
「包括でも地域のネットワークづくりをしているのですが、なかなか地域の方を招くのって難しいんですよね」
なんて話しをしている際に、ご家族の皆さんが、ご自身の親御さんが認知症になった時の話しなりました。
そして、
その話しが本当に「生の声」なんです。
そのまま「認知症カフェ」のようでした。
そのまま、認知症の体験談を聞きたい方にお届けしたいと思うくらい色んな話しを聞く事ができました。
このような「認知症」を話せる場を地域に作りたい
と思いました。
心に刺さった話し
趣のあるお話しが沢山あったのですが、その中で私の特に印象に残ったのはこんな話しです。
2年前母が認知症になった時の話しなんですけど…。
母がおかしい。
最近、一人暮らしの母に会いに行ってもなんかおかしいなぁーって感じていたのですが、少し前には分かっていたはずのコロナウイルスの事やコロナ禍での事を分かってなかったんですよね。
おかしいな。認知症なのかな。でもわからない。調べたい。
そんな気持ちでした。
でも、家族友人では認知症の経験のある方はいなくて、誰に相談して良いかも分からなくて…。
認知症カフェみたいなところに行こうとしてもコロナ禍でやってなくて…。やっていても小さな子がいるから予定があわなくて…。
最終的に地域包括支援センターに行くんですけど、入ったら認知症と認めてしまうというか、介護の生活が始まってしまうと言うか、言葉にはできないんですけど、そんな思いで包括の前を何回も行ったり来たりしました。
頭ではわかるんですけど、母が認知症になったって認めたくないんですよね。
認知症を「語る場」にする
そんな話しを聴いて、ホームの運営推進会議で「認知症のカフェ」を開きたい、そしてそのような状況の人やその前の段階の方に認知症についての不安を少しでも軽減させたい、と思いました。私も思いましたが、参加家族の皆さんも同じように思っていたようでした。
結論としては、地域の方も招く「認知症を語る場所」を創ろう、という事になりました。
認知症の事を発信する
併せて、今回noteを久しぶりに書いたのも
認知症で困っている方はインターネットで調べるだろうし、そんな時に、少しでも力になりたい、何かを届けたい、という想いで始めることにしました。
まとめ
ホームとしては、2ヶ月に一回ですがホームに家族、地域包括支援センター職員さん、地域の人を招いて、「認知症を語る」会を開催します。
私としては、noteを週に1回更新して、認知症で困っている人や認知症グループホームを知りたい人に向けて、認知症の事、認知症支援の事を書いていきます。
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