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2024-4. 夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

友だちにすすめられた本。お酒が飲みたくなる本らしい。

これまで読んだ『i』、『ふくわらい』、『コンビニ人間』とは違って、章が分かれていて最初は慣れなかった。先の3冊は映画、これはドラマ(全4話)っていう感じ。

珍道中とはまさにこのこと、と思うぐらい、主人公は行く先々でいろんなことに遭遇してた。どこかから「これは現実世界の話?それともファンタジー?いや比喩かな?」って混乱したけど、野暮かもしれないと思って気にするのをやめた。

(全4話)の中で、私は第3話の文化祭の話が一番好きだったな。文化祭を思い思いに楽しんでいる大学生たちがカラフルだった。
そんな大学生たちを取り締まろうとしながらも、一緒にたのしみたいって本音が漏れちゃう事務局長も含めて、カラフルだった。


友だちが「お酒が飲みたくなる本」と言っていたので、読んだあとなんとなく私も飲みに行ってみた。

ふらっと入った沖縄料理屋さん。
「おまかせ盛り」とやらを頼んでみたら、お刺身の盛り合わせのことだった。沖縄料理の盛り合わせかと思った。笑
でもめちゃくちゃおいしかった。

軽く飲んですぐ出ようと思ってたけど、この本の影響か、カウンターで店員さんや常連さんたちとおしゃべりしてた。何杯かごちそうしていただいちゃった。

私は新しい出会いから積極的に関係を深めようとすることはそんなに多くないんだけど、本の女性を見倣ってまた行ってみようかな。


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