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【たのcEDH】トラティム他力本願寺

0.前書き

こちらも《幻影の像/Phantasmal Image》で《金粉のドレイク/Gilded Drake》コピーし《東の樹の木霊/Kodama of the East Tree》をパクる。

そのまままったりやろうと思ったら、《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》アタックにトラティムから《替え玉/Stunt Double》!

《東の樹の木霊/Kodama of the East Tree》コピーされ一方、相手はマトモな人間じゃない、統計会の王なんだと気が引き締まる。

第5期統率者神挑戦者決定戦参戦レポ

きっかけはコレです。

元々《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》+《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》というデッキは好きだったのですが、いかんせん勝ちきれん!という悩みを抱えていました。
仲良くさせてもらっているぶりんにゃんの記事ももちろん参考にしましたが、こちとらトンキンの陰キャ故、せっかくトラティムやるなら陽キャオラオラ系ではなく”陰”になりたいよね、という感じ。
あ、ぶりんにゃんのデッキ自体はめっちゃいいデッキなのでそっちも是非使ってみてね。

ということで、神決の時に当たった統計会謹製トラティムを思い出しながら組んでみたらドンピシャ!

※統計会
統計EDHというyoutubeチャンネルで毎週末すごい(婉曲表現)EDHを繰り広げるコミュニティ。神決決勝常連、すごい。

めっちゃ好みなデッキに仕上がり、最近はこれしか使っていないくらいハマっているのでその楽しさを共有しようと思います。

ちなみに60分で絶対試合が終わらないので大会には持って行かないでください。


1.デッキリスト

デッキリストはこちら。随時更新予定です。
最近は100解が流行ってるみたいなので、それっぽく書きます。

クリーチャー

1.《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
2.《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》

多分単体でも強い

説明要ります?
こいつらと《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》だけ共闘って書いてなくても強そうなの終わってる。


3.《極楽鳥/Birds of Paradise》
4.《喜ぶハーフリング/Delighted Halfling》
5.《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
6.《貴族の教主/Noble Hierarch》

マナクリ達です。4cな上にいっぱい引いても弱いので厳選された4枚だけ。
《極楽鳥/Birds of Paradise》以外の3枚は《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》の誘発にも使えるので空いているところには積極的に殴っていきましょう。


7.《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》
8.《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》
9.《帳簿裂き/Ledger Shredder》

リソースカードです。
飛行を持っている後者2枚は《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》との相性が非常に優れており、ティムナプランの際にはお世話になります。

《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》とマナクリはたいてい《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》からプレイするかな……と言った印象。他の手札にもよりますが、所詮1マナしか要求できないので早めに出しておく方がやっぱり強いです。1マナ構えておけば最悪打消しは打てますし、2tにマナクリでも全然間に合ってます。

ライフを狙われ始める中~終盤戦においては《帳簿裂き/Ledger Shredder》を謀議でどんどんサイズアップさせてブロッカーとして運用することも頭に入れておきましょう。

《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》+《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》の盤面になったらしばらく土地セットゴーだけして、《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》の起動型能力を《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》かのように運用すると非常に強固。プランの一つとして頭に入れておきましょう。


10.《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》

無色から出せる貴重なティムナアタッカーです。最近は《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》に焼かれ気味。

とはいえ土地2枚+《魔力の墓所/Mana Crypt》とかから《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》をプレイする際に横に添えられると幸せな気持ち。
同様に《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》をプレイしたときはサーチしてそのままプレイできます。ティムナアタッカーが一気に2面並ぶ強い動きなのでなかなか外せない。


11.《献身のドルイド/Devoted Druid》

基本はコンボパーツです。30年に一回くらい初動としてキープする。
抱えててもしょうがないんで暇なときは適当に出します。《機械神の肖像/Machine God's Effigy》とか唱えられたら自殺しなきゃなんでやりたくはないですけど、手札で滞留している方が弱いので……


12.《金粉のドレイク/Gilded Drake》

ティムナブロッカーを渡してしまうのがイテテですが、それ以上に強力なクリーチャーの多いEDH3.0ではただの除去ではなく、自分のリソースに出来てしまうこのカードは強力!

一度盤面に設置してしまうとコピーされまくってコントロールが行ったり来たりしますが、コピーの枚数は多分このデッキが一番多いので大丈夫です。
《精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements》とかと当たったら祈りましょう。

《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》なんかでバウンスして使いまわす小テクも覚えておくと役に立つかも。


13.《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》

EDH3.0の立役者。最強なので65535枚くらい入れたい。
《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》デッキのこのカードは他のデッキの3倍くらい強いです。普通にアタッカー2面並ぶカードなので……

面の処理だけではなくプレイヤーに打ち込んで軍団トークンと合わせて落としに行く動きは覚えておきましょう。《リスティックの研究/Rhystic Study》や《神秘的負荷/Mystic Remora》をうめうめと食っている奴に毒ガス訓練を。

最近のEDH

このデッキの一個のゴール地点はコピーと合わせて《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》を3体くらい場に並べることです。


14.《幻影の像/Phantasmal Image》
15.《替え玉/Stunt Double》
16.《賢いなりすまし/Clever Impersonator》
17.《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》

このデッキが他力本願寺と呼ばれる所以です。なりたいようになればいいじゃん。

ティムクラの《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》のようなフィジカル強めのしゅごキャラクリーチャーがあんまりいないデッキなので、他の人からもらってきます。

軽さの《幻影の像/Phantasmal Image》・奇襲性の《替え玉/Stunt Double》・器用さの《賢いなりすまし/Clever Impersonator》/《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》とクローン系の中でも優秀な奴らをピックアップ。
これ以上増やすなら《もう一人の自分/Altered Ego》とか……?まあこれくらいでちょうどいいです。

使用用途はマジで無限大なのでよーく盤面を見て使いましょう以外の言葉が無いため、軽くTipsを書いておきます。

  • 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》は《機械神の肖像/Machine God's Effigy》のコピーになると能力もコピーできる。死なない《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》や《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》を量産しよう。

  • 《替え玉/Stunt Double》は《ドラーナとリンヴァーラ/Drana and Linvala》や《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》などのシステムクリーチャーを疑似的に除去から守る使い方もできる。《召喚の調べ/Chord of Calling》からの各種クローンも同様。

  • 《賢いなりすまし/Clever Impersonator》で《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat, Doom of Fools》になると、奥義が脅威ではなくなる。
    奥義でこちらのコピーテヴェシュは奪われず、逆に奥義を当て返すことが出来るからである。

このデッキを使ううえでの醍醐味の一つなので、じっくり味わいましょう。


18.《タッサの神託者/Thassa's Oracle》

19.《忍耐/Endurance》

《死の国からの脱出/Underworld Breach》コンボに対する最後の砦。
3試合に一回ぐらいリソース回復で自分に撃つし、2試合に一回くらいティムナアタッカーで雑に出す。

コイツに限った話ではないですが、妨害ETB持ちは盤面に残っていると《替え玉/Stunt Double》や《召喚の調べ/Chord of Calling》+クローンが追加の受けになるので基本的には盤面に残しておきたい寄り。


20.《敵対工作員/Opposition Agent》

自分のリソースを失わない妨害は最強なのでこいつは神です。
基本的にこのデッキと瞬速のクリーチャーが相性が良いため、構えているのもバレにくい。《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》で見せびらかすと気まずい。
その場合は適当にぶん投げて除去ってもらいましょう。中途半端にヘイト貯めるより良いです。


21.《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》

最強だけど強すぎるので嫌いです。
なんだかんだ《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》の横で土地2+《魔力の墓所/Mana Crypt》から《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》と2面展開してアタッカーにしてる時が一番役に立ってる感アリ。

コイツから要らんマナクリをサーチして《金属モックス/Chrome Mox》に刻印して《Mox Emerald》を作れるのは覚えておきましょう。《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》は刻印できないので注意。

程よく除去を吸ってくれるので《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》が生き残ってよかったと思うようにしましょう。スタック《替え玉/Stunt Double》でもいいです。


22.《呪文捕らえ/Spell Queller》

妨害ETBクリーチャー枠。軽さと《魂の洞窟/Cavern of Souls》+《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》に対応できる点で今はコイツ。
他の候補としては《緻密/Subtlety》・《狡猾な巾着切り/Crafty Cutpurse》あたりかな。

飛行がエラく、くどいようだがティムナアタッカー適正高し。

除去られてしまうと再キャストを許すので、普通のスペルに撃つよりは打消し合戦で使った方が除去られた時のリスクが少なめ。ただし《意志の力/Force of Will》は対象に取れないので注意。
やったことは無いけれど、ETBスタック《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》で再利用しつつ対象の呪文を永久に追放できる。


23.《ドラーナとリンヴァーラ/Drana and Linvala》

くどいようですが妨害カードは自分の利になるものを選びましょう。そういう意味だとコイツは満点。
3/4飛行警戒だけでティムナアタッカーとして十二分。そのうえ起動型能力をコピーできます。

メジャーなところだと《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》・《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》・《花を手入れする者/Bloom Tender》とかをパクれると美味しいですね。
妨害置物としても、比較的対処が困難なクリーチャーコンボを封殺できるので弱点を補完する形でマル。


24.《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》

EDH3.0では手札を枚数で数えず、分厚さで数える、などと揶揄されていますが、コイツがいると手札を分厚くした奴から死んでいきます。
また、ライフを狙われやすいデッキですので貴重なライフゲインソースになります。

ただ、置くタイミングはすごくシビアです。適当に投げると他の青いデッキにゲームを投げられて共倒れします。
中盤~終盤に蓋をするカードとしての運用がメインになるでしょうか。

《一つの指輪/The One Ring》を大きく起動したスタックで《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》起動→《召喚の調べ/Chord of Calling》から呼んで人を殺した実績アリ。

シェオルがいるとよくなりがち


25.《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》

説明要る?
《一つの指輪/The One Ring》も起きるのですげぇすげぇ。


26.《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》

《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》デッキは《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》よりこっち派。《喜ぶハーフリング/Delighted Halfling》の追加で《魂の洞窟/Cavern of Souls》以外にも打ち消されないパターンが多いのが魅力的。

このデッキのコンボはだいたいクリーチャー+インスタントタイミングのため、クリーチャーが瞬速を持っちゃうとそのままインスタントウィン出来ちゃいます。


27.《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》

こうやって可愛く唱えれば許されるかもしれない

きゃにー♥
言わずと知れた蟹発隊。

このデッキにおいては勝ち手段っちゃ勝ち手段ですが、エンドにキャスト→メインでクローンで盤面制圧の手段として使うときの方が多いです。


ソーサリー

28.《悪魔の教示者/Demonic Tutor》

流石に最強っす。
このカードに限った話ではないですが、カードがいっぱい引けるデッキなので中途半端に抱えるくらいならサーチはちゃっちゃか打ってカードにしちゃった方が強いです。
勝たない時はヘイト買わないようにサーチ先公開するとヨシ。


29.《破滅の終焉/Finale of Devastation》

墓地のクリーチャーにもアクセスできる点が評価されソーサリーですが採用。処られたクローンを吊り上げよう。
無限の吐き先にもなるらしい。このデッキは《タッサの神託者/Thassa's Oracle》も《法務官の掌握/Praetor's Grasp》もあるしそんなにこれに頼ることは無いけど、一応。


30.《遺棄の風/Winds of Abandon》

クリーチャーがめっちゃ強いので全除去は欲しい!でも自分のクリーチャーは流れて欲しくない!という我儘を結構高い水準で満たしてくれるカード。

対抗馬は《告別/Farewell》。
あちらは置物と墓地だけ流すような使い方が出来ます。
ピン除去としても使えるのが差別化点。
もっと欲しいなら《滅ぼし/Damn》>《毒の濁流/Toxic Deluge》>《至高の評決/Supreme Verdict》の順かな……?
枠?ないです。

基本土地なんか入れてる奴おらんやろwの精神だが、緑単とかに撃たされるとアホみたいにマナ伸びて返しでそのまま負ける。(2敗)


31.《法務官の掌握/Praetor's Grasp》

え!今日は相手のデッキから《悪魔の教示者/Demonic Tutor》していいのか!
相手の《リスティックの研究/Rhystic Study》をパクって自分の場に置けると+2億アドくらい稼いだ気分になれます。

他には面制圧しきった後に除去を引っこ抜いたり、打消しを引っこ抜いてバックを増やしたり、単純にリソース札として使うことが多いです。
他ゲーに例えると自分のリソースも増える《ロスト・チャージャー》的なイメージ。


インスタント

32.《否定の契約/Pact of Negation》
33.《断れない提案/An Offer You Can't Refuse》
34.《狼狽の嵐/Flusterstorm》
35.《精神的つまづき/Mental Misstep》
36.《白鳥の歌/Swan Song》
37.《計略縛り/Trickbind》
38.《激情の後見/Fierce Guardianship》
39.《否定の力/Force of Negation》
40.《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
41.《意志の力/Force of Will》

打消し枠。基本的にはよく見るやつが採用されています。

《計略縛り/Trickbind》だけオタクっぽいですが、結構打ちどころがあるので外せない1枚。
入れ替えるなら《秘儀の否定/Arcane Denial》>《呪文貫き/Spell Pierce》>《呪文嵌め/Spell Snare》>《マナ吸収/Mana Drain》の順くらいかなぁ。

《呪文捕らえ/Spell Queller》と合わせて純粋打消し11枚+《召喚の調べ/Chord of Calling》+《吸血の教示者/Vampiric Tutor》+《神秘の教示者/Mystical Tutor》+《有毒の蘇生/Noxious Revival》で実質打消し15枚ということにしていますので、枚数は十分かなといった感じです。(後半は《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》と組み合わせる前提)


42.《流刑への道/Path to Exile》
43.《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
44.《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》

除去枠。図らずも全部追放除去になりました。最近墓地利用も多いしちょうどいいかもね。

《猿術/Pongify》《急速混成/Rapid Hybridization》は単純に3/3がきついので不採用。意味不明に《紅蓮破/Pyroblast》系当たるのも腹立つしね。

ということで空いたスロットに《流刑への道/Path to Exile》を採用。基本土地入れてる奴なんて(ry


45.《沈黙/Silence》

EDHの真実を知るクラピカ


46.《Demonic Consultation》
47.《汚れた契約/Tainted Pact》

《タッサの神託者/Thassa's Oracle》よりはギリギリカードになりうる。
限界の顔をしながら受け札を探しに行こう。

たまにこれを先打ちして山ひっくり返したあと《魂の洞窟/Cavern of Souls》から《タッサの神託者/Thassa's Oracle》で勝つときがある。


48.《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
49.《神秘の教示者/Mystical Tutor》
50.《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
51.《俗世の教示者/Worldly Tutor》
52.《召喚の調べ/Chord of Calling》

《ギャンブル/Gamble》とかいうゴミを入れなくていいのがこのデッキの良いところです。
クローンのお陰で《俗世の教示者/Worldly Tutor》・《召喚の調べ/Chord of Calling》がめっちゃ強いのがお気に入り。他は言わずもがな、ちゃっちゃと使ってカードにしちゃいましょう。

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をサーチできるのをお忘れなく。


53.《有毒の蘇生/Noxious Revival》

長期戦で輝く一枚。《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》でもう一回ピッチを叩き込もう。
後半戦で引いたサーチは結構これになる。


54.《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
55.《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》

バウンス枠。丸いものを採用。
面制圧からの《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》超過で相手の心を折ろう。


アーティファクト

56.《金属モックス/Chrome Mox》
57.《魔力の墓所/Mana Crypt》
58.《モックス・アンバー/Mox Amber》
59.《モックス・ダイヤモンド/Mox Diamond》
60.《魔力の櫃/Mana Vault》
61.《太陽の指輪/Sol Ring》

あんまり説明の要らないパート。

珍しいところだと《魔力の櫃/Mana Vault》。
ジェネラルのキャストには寄与しませんが、デッキの中の強いカードを早期着地させるのに役立つので採用してます。

それ以外だと、《モックス・アンバー/Mox Amber》はジェネラルが軽い利点を活かすカードです。1t土地、2t《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》で常に1マナ構えながら進行できるのでどっしりしたプランを取る時に強いので採用しています。

《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》は、一応《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》を1tに出せたりするのですが、このデッキは《忠実な弟子/Loyal Apprentice》や《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》のような後出しして強いティムナアタッカーがいないので、《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》は後から出ればいいや、ということで不採用です。


62.《機械神の肖像/Machine God's Effigy》

最強です。クリーチャーの弱点である「クリーチャーであること」を克服してくれます。
具体的には相手の《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》で死なない《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》を作れたりします。
逆に言えばフィジカルを目当てにするコピーには向かないので、強いシステムクリーチャーをコピーする用途で使いましょう。

一応《献身のドルイド/Devoted Druid》とコンボするらしい。


63.《一つの指輪/The One Ring》

EDH3.0の立役者その2。
流石にカードパワー高すぎ&《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》とのコンボがすげぇすげぇなので採用。

他人の《一つの指輪/The One Ring》をコピーしたあとに、自前の《一つの指輪/The One Ring》で重荷リセットなんかもできるのでこのデッキでは採用し得。
殴り合いメインの5~6帯ほどじゃないけど、プロテクションによる延命が染みるシーンもままある。

《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》がいると宇宙が見られる。相手の場にいるとスメアゴルになる。


エンチャント

64.《花の絨毯/Carpet of Flowers》

トンデモマナソース。下家の時ほど初動カウントしやすい。
EDH3.0だと青が強すぎるので腐ることは殆どない。


65.《神秘的負荷/Mystic Remora》

最強のコバンザメ。マナ伸びやすいデッキなので4マナくらいまでは維持しましょう。


66.《即時換装/Swift Reconfiguration》

《即時換装/Swift Reconfiguration》

《献身のドルイド/Devoted Druid》とのコンボカード……と思われがちですが、システムクリーチャーを除去から守る使い方をすることのほうが多いです。
コンボパーツにありがちな単独で引くとカード1枚未満になりがちな部分を感じないのでこのコンボを採用している側面もあります。

みんなもメタルシェオルやメタルオークを作って対戦相手を発狂させよう。


67.《訓練場/Training Grounds》

《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》との2枚コンボで最強になれます。

《フェアリーの黒幕/Faerie Mastermind》の起動能力が軽くなるのを忘れないようにしておきましょう。それ以外にもクローンしたクリーチャーや、《ドラーナとリンヴァーラ/Drana and Linvala》でコピーした能力のマナも無色マナ分は軽くなるのでしっかり意識してプレイするようにしましょう。


68.《リスティックの研究/Rhystic Study》

積極的にサーチしてください


69.《息詰まる徴税/Smothering Tithe》

マナはなんぼあってもいいですからね。
周りが引くなら俺はマナ出すぜの気持ちでプレイしましょう。
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》がいる状況では積極的に宝物を割って土地に変換する動きが強いです。


土地

70.《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
71.《汚染された三角州/Polluted Delta》
72.《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
73.《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
74.《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
75.《湿地の干潟/Marsh Flats》
76.《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
77.《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
78.《乾燥台地/Arid Mesa》
79.《霧深い雨林/Misty Rainforest》
80.《Tundra》
81.《Underground Sea》
82.《Savannah》
83.《Scrubland》
84.《Bayou》
85.《Tropical Island》

フェッチとデュアランは全部入れろ高校。
後述しますが、赤絡みのフェッチを優先して切り、《Savannah》→《Underground Sea》の順で持ってくるのが基本の動きになります。


86.《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
87.《寺院の庭/Temple Garden》
88.《湿った墓/Watery Grave》

ショックランドは厳選。
回してみるとわかることなのですが、青緑の土地はこのデッキだと弱いので《繁殖池/Breeding Pool》は不採用。


89.《古えの墳墓/Ancient Tomb》

採用理由は概ね《魔力の櫃/Mana Vault》と同じ。


90.《真鍮の都/City of Brass》
91.《マナの合流点/Mana Confluence》
92.《統率の塔/Command Tower》
93.《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》

5色土地はあるだけ入れたいけど性能を加味してこの4枚。

《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》はティムナブロッカーを与えるのでダメ、《色あせた城塞/Tarnished Citadel》はライフを詰められるデッキなのでダメ、ということで。


94.《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》

当然さ


95.《魂の洞窟/Cavern of Souls》

《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》との組み合わせが有名ですが、このデッキでも人間を指定すれば《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》と《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》が消えなくなります。ついでに《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》も。

コンボによる勝利を急がないので、道中足を引っ掛けられたくないときにもよく使います。その用途だと《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》のスピリット指定が一番頻度が高いです。ついでに《呪文捕らえ/Spell Queller》が消えなくなります。
また、ファイレクシアンを指定すると《黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypse》だけでなく《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》も消えなくなることを覚えておきましょう。


96.《雲海/Sea of Clouds》
97.《変遷の泉/Morphic Pool》

色ついてる土地の追加分。
青緑が弱いのでそれ以外の青絡み2種にしてますが、結構体感なので調整ポイントかも。


98.《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》

《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》と噛み合うと最強なので入ってます。
クリーチャーはそこそこ入っているのでだいたい3マナくらいは出る印象。
緑マナ自体は弱いのでこれ引いたらトラシオスプランを見据えるくらいでも良いかもしれない。


99.《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
100.《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》

魂力組。
流石に強いので入ってますが、《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》で捲れたときは土地として出てしまうことだけ注意しておきましょう。


採用候補カード

ここからは今回のリストには入っていませんが、採用候補として挙げられるカードを紹介します。上の採用カードの説明で挙げているカードと被りまくると思いますが、一応。


《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》

追加のマナクリです。
どちらもパワーがある上色が噛み合っているので2t《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》3t2誘発に貢献しますが、初動カウントしているカードが15枚あり、フリーマリガン込みで9割ほどキープできるので、後引で弱いマナクリは極力減らしたいという気持ちでこの二枚は不採用です。


《セラの高位僧/Serra Ascendant》
《幽体のこそ泥/Ghostly Pilferer》
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル/Jolrael, Mwonvuli Recluse》
《グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer》

ティムナアタッカー達です。
今回のリストでは柔軟性を重視し、単独でも置いてあって強いクリーチャーを中心に採用しているので、《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》としかくっつかず、システムクリーチャーとして機能しないこれらのクリーチャーは今回は不採用です。
これらを採用するのであればデッキのプランを変えることになりますから、クローン系のカードと入れ替わることになると思います。


《ディープ・ノームの地形術師/Deep Gnome Terramancer》

2マナアーティファクトの枠ですが、《秘儀の印鑑/Arcane Signet》すら今回は採用していないうえ、1t2マナからこれを構える動きは《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》のマナ域と被り、動きが不自然になることを嫌って不採用にしています。


《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》

妨害クリーチャーは自分の役に立つことが採用の条件としています。
このカードはヘイトの高さの割に自分の手が進まないので不採用にしています。


《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》

そんなちゃっちゃか攻めるデッキではないので、ポン置きしづらいこいつはいらないかなという判断。


《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》
《塔の長官、ボロミア/Boromir, Warden of the Tower》

追加の《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》として機能するこれらのカードですが、このデッキにはそもそも《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》が入っておらず、前のめりに攻める構成のデッキではないため不採用です。
このカードまで採るのであれば《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》を採用し前のめりな構成にしましょう。


《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》

ティムクラほど自分のターンに2枚呪文を唱える機会がないため、誘発機会が少ないと思い不採用にしていますが、強いカードではあるため採用のチャンスはいつでもあると思います。


《第三の道のロラン/Loran of the Third Path》

《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》だけでは《解呪/Disenchant》が足りないと感じたら入れるカード。現状は必要性を感じていないため不採用。
これ入れるくらいなら《突然の衰微/Abrupt Decay》が流石に優先かな感はある。


《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》

めっっっっちゃ入れたい。《帳簿裂き/Ledger Shredder》の枠に自分用のユーティリティとして刺すかなーって感じです。
単体だけで盤面を作れないのでとりあえず不採用にしてますがロングゲームに強いので不採用カードの中ではかなり順位が高め。


《狡猾な巾着切り/Crafty Cutpurse》
《緻密/Subtlety》

妨害ETB枠。好みで差し替えていいと思う。


《もう一人の自分/Altered Ego》

打ち消されないクローン。フィジカル目当てのコピーの場合は少し多めにマナを払うことで最強になれる。
まだクローンに打ち消しを打たれたことがないので不採用にしてますが、あんまりにもされるようになったら考えるかも。


《影武者/Body Double》

ロングゲームに強いクローン。
デッキに入っている除去が基本追放除去なので今は不採用。墓地利用するにしてもまずは《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》からになるかなと思います。


《星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent》
《自然の秩序/Natural Order》

EDHあるある強すぎるので不採用シリーズ。
《星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent》を出すと別に即勝ちってわけでもないのに無駄にヘイトだけ高く、出すタイミング難しくて手札で滞留するのが嫌いなので不採用。
《自然の秩序/Natural Order》はコーマとセットなのでコーマが入らないならこれも入らない。


《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《石のような静寂/Stony Silence》
《無のロッド/Null Rod》
《魔力流出/Energy Flux》

環境に刺さったスタックスですが、自分の手が進まないし、最近はゲームレンジが全体的に長く、土地でマナを伸ばすゲームも多くなってきたので初動のために自分もアーティファクトに頼ったほうが強いので不採用。
もし入れるなら全種類採用してマナファクトと《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》、《即時換装/Swift Reconfiguration》コンボを減らして、マナクリを増やすアプローチを採るかな……


《生術師の使い魔/Biomancer's Familiar》

生きてる《訓練場/Training Grounds》だが、無駄に生きてるせいで除去をポンポン吸うので不採用。
このデッキは《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》でも飯が食えるのでそんなに《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》に命を掛ける必要もない。


《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》

初動枠をかさ増ししつつ中盤以降はサーチとして役に立つカード。
だが、サーチしたい緑のクリーチャーが《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》くらいしか居ない上、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》が吐くほど弱いので不採用。
先述した《生術師の使い魔/Biomancer's Familiar》を採用するならサーチ先が増えるので入れても良いかも。


《異界の進化/Eldritch Evolution》

持論として、ジェネラルに打ちたくない《出産の殻/Birthing Pod》系は入れるなというのがあり、ジェネラルが双方ともにいるだけで十分に働くのでコストにしたくない上、《タッサの神託者/Thassa's Oracle》が匂うので無駄に打ち消し吸いがちなので不採用。


《記憶の裏切り/Mnemonic Betrayal》

追加の《法務官の掌握/Praetor's Grasp》といったニュアンスのカードですが、こちらはゲームの序盤では使い物にならないかわりに、中終盤ではとんでもない力を発揮するというピーキーな性能になっています。
しかし勝ちに行くときしか使えないことが気になり現在は不採用。そんなにすぐ走って墓地をためてくれる人も最近は居ないので……


《風に運ばれて/Borne Upon a Wind》

《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》の説明のところでも言ったように、このデッキのコンボは《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》さえいればそのままインスタントタイミングで決まるものがほとんどなので、わざわざカード1枚未満のこれを入れる理由が感じられず不採用。
《記憶の裏切り/Mnemonic Betrayal》を入れるならこれまで採ってインスタントシャクりルートを増やしたほうが強いと思います。


《再活性/Reanimate》
《動く死体/Animate Dead》

除去されたクリーチャーを使いまわして追加のリソースにするカードです。一応相手からも釣れるのが強い。
現状墓地回収は《有毒の蘇生/Noxious Revival》一枚で事足りているので不採用ですが、《永遠の証人/Eternal Witness》よりは鋭いので好きかも。
《Dance of the Dead》はタップしちゃうので釣ったクリーチャーを戦力として使いづらいため採用候補外。


《水流破/Hydroblast》

一昔前は入れてたが、そんなに赤ばっかりメタってもしょうがないので解雇。今は普通の除去とかのほうが強いと思います。

ちなみに、《赤霊破/Red Elemental Blast》と違って結局《偏向はたき/Deflecting Swat》はケア出来ないので《誤った指図/Misdirection》をケアするか《幻影の像/Phantasmal Image》に打てるようにするかで《青霊破/Blue Elemental Blast》と比較しましょう。
採用総数的には《幻影の像/Phantasmal Image》のほうが見る機会が多いはずなので入れるなら《水流破/Hydroblast》で良いと思ってます。


《猿術/Pongify》
《急速混成/Rapid Hybridization》

追加のピン除去。
3/3のボディがロングゲームでキクので現在は不採用にしてますが、クリーチャーへのピン除去足りなくなったらまずはここを足すことになると思います。


《突然の衰微/Abrupt Decay》
《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》

万能除去枠。流石に重いので今は入れてないですが、置物に困ったら《流刑への道/Path to Exile》と後一枚どこかこじ開けて入れるかも。


《告別/Farewell》
《滅ぼし/Damn》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
《至高の評決/Supreme Verdict》

全体除去枠。上から優先度高。

やっぱり自分のが流れてほしくないので現在は《遺棄の風/Winds of Abandon》で良いかなという感じですが、あんまりにも置物に困るようになったら《告別/Farewell》の採用も検討するべきかなと思います。


《呪文貫き/Spell Pierce》
《唱え損ね/Miscast》

序盤はあんまりガン構えしなくなったので、ロングゲームに弱いこのカードは不採用。《唱え損ね/Miscast》は単純に当たる範囲が狭いので握ったままぐぬぬのなりやすいのもマイナスポイント。


《秘儀の否定/Arcane Denial》
《マナ吸収/Mana Drain》

何らかの追加効果のある2マナカウンター。ダブシンが重いので入れるなら《秘儀の否定/Arcane Denial》からかなと思います。


《もみ消し/Stifle》

起動型能力に親を殺されたら追加しましょう。


《誤った指図/Misdirection》
《徴用/Commandeer》

追加のピッチカウンター。
そんなにピッチをドカドカ入れててもリソースなくなるばっかりであんまりいいことはないので不採用。
あと《徴用/Commandeer》は普通に要らん抵抗食らって共倒れがよくある個人的にはすごく難しいカードなので採用したくない。


《応じ返し/Snapback》

ピッチバウンスですがクリーチャーしか戻せないので範囲の狭さを嫌って不採用。
こういうカードは攻めるデッキが仕掛けるターンにマナを使わずに打てるのが強いのでこのデッキとはかみ合ってなさそうに見えます。


《森の知恵/Sylvan Library》

ティムナは3点で3枚引けるがこちらは8点で2枚。
先述した通りライフが結構大事なので流石にこんなカードは入れてられない。


《激しい叱責/Dress Down》

これがあるとこのデッキのコンボが全て止まるため、勝ちに行く際に使えないこのカードは他のデッキのそれに比べて点数が大分下がります。
《魂の洞窟/Cavern of Souls》+《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》への対抗策は別で用意してあるので、今はいらないかなという判断。


《モンスター・マニュアル/Monster Manual》

おもしろカード。通っちゃうとあらゆるクリーチャーが打ち消しを無視して着地します。
流石に重いので今は不採用にしてますが、あんまりにも色々通らなくなってきたらいよいよ採用を検討するかな……という感じ。


《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》

《ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus》メタです。
現状そんなにこいつに執心する必要もないかなと思っているので不採用。
コピーしちゃってそのままブロッカーにしたほうが強いしね。


《見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire》

クローンや除去られたシステムクリーチャーを回収できる。とりあえず丸い《有毒の蘇生/Noxious Revival》だけでなんとかなっているので今は不採用。


2.プレイガイド

このデッキは2つの異なるプランを共通の基盤で使い分けられることを最大の強みとしています。
2つのプランとは、ジェネラルそれぞれを軸としたプランになります。

  • 《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》プラン

1tマナクリ2tティムナ3t2wayのようなプランをベースとし、1t2マナアタッカ2tティムナのような上振れも強いプラン。
カードがすぐ引けるのでマナの少ない序盤からリソースを確保しやすく、後続に繋げやすいことが最大の利点。
弱点はクリーチャーが貧弱であること。比較的すぐに攻撃が通らなくなってしまう。

  • 《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》プラン

《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》を維持し、マナを構え続けるプラン。妨害札が他のデッキよりは多めに入っているので、マナを構えているだけで圧がある上、無事ターンが回ってくればそのマナを全てリソースに変換できる。
マナの潤沢な中終盤戦では強力だが、マナの少ない序盤戦では機能しないことも多いことが弱点。逆に言えば、《魔力の墓所/Mana Crypt》や《息詰まる徴税/Smothering Tithe》を早期に設置出来ればゲームを通して強力なプラン。

この2つのプランに加え、強力なシステムクリーチャーを駆使して盤面を形成していくことがこのデッキの基本の立ち回りになります。

そしてこれら2つのプランはお互いがお互いを補完する関係にあると考えています。
《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》は序盤に強く、《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》は中終盤に強い、ということで《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》プランからの《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》への移行というゲームの運び方を一つの理想として組み立てていくのが始めは分かりやすく強力でしょう。

とはいえ、このデッキには強力なユーティリティーが多数採用されていますから、ジェネラルだけに寄り掛からずともゲームを作ることが可能です。
どのカードを軸に据えてゲームをするかを現状の手札、盤面から判断して最適なプランを採れるようになることが勝利への近道です。

具体例を挙げますと、例えば《リスティックの研究/Rhystic Study》や《神秘的負荷/Mystic Remora》などの強力な置きリソースカードを設置出来たのであれば、ゲームの序盤でも積極的にマナを構えたほうが強いため、《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》ではなく《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》を唱えてプレイすることが正解になるでしょう。

逆に、《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》の攻撃が通らなくなってきたタイミングではクローンが光ります。攻撃が通らないということはそれだけ強力なクリーチャーが相手の盤面に存在するわけですから、コピーしてそれで戦ってしまえばいいわけです。
そうすれば《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》を唱えずともプランを継続でき、全体除去で両プラン瓦解という最も悲惨な結果を招きづらくなります。

状況に応じて様々なプランを採れるよう、沢山試合をこなして感覚をつかんでいきましょう。


3.おわりに

cEDHで強力なカードがふんだんに詰め込まれたデッキなうえ、デッキ全体が丸いカードで構成されているため、EDH3.0の感覚を養うにはとても良いデッキであると考えています。
また、クローン系のカードの存在から盤面を広く見ることの練習になるという思わぬ副産物もありますので、興味のある方はぜひ回してみてください。

それでは今回はこのあたりで、いつも通り疑問・質問・いちゃもんは僕のツイ……Xまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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