感情と距離をとることが心を楽(らく)にする
自分の感情と距離をおくことで心がラクになる。
これは、私たちが日常生活で採るべき重要なアプローチの一つです。感情は私たちの内面から湧き出るものとして感じられがちですが、実はその真実は少し複雑です。この記事では、感情との関係を深掘りし、自分の感情と距離を置くことが私たちのウェルビーイングにどのように寄与するかについて解説していきます。
「感情」の特性
最初に、私たちの「感情」というものの特性について、以下の本から引用します。
※以下、引用です
※引用はここまでです
感情は選ばされるもの
上記の引用文からわかるように、私たちの「感情」とは意外にも自分のものではありません。
私たちは「感情」は自分の内面の奥底から湧き上がるものと考えることが多いですが、実際には外部からの影響を受けて選ばされることが多いです。たとえば、怒りや悲しみが湧き上がる際、それは私たち自身から生まれたものだと考えることが一般的ですが、実際には周囲の出来事や他の人の行動がそれを引き起こすことが多いのです。
感情は私たちが「選んだ」ものではなく、たまたま周囲の状況や他の人の行動によって引き起こされ、「選ばされている」ものなのです。
感情との適切な距離感
この事実を理解することは、自分自身に感情に過度な責任を感じることを減少させる効果があります。
自分の感情を自分がつくり出したものだと捉えてしまうと、その感情に過度にとらわれてしまいます。その結果、「あいつが悪い!」とか「あのときの仕事が上手くいかなかったせいで…」といったようにヒト(他人)やコト(出来事)に怒りや不満の矛先が向かいやすくなります。これは、あなたの人間関係を壊し、ウェルビーイングな生活を遠ざける要因になってしまうでしょう。
一方で自分の感情は周囲によってたまたまつくられたものだと捉えることができると、その感情に囚われることがなくなります。必要以上に悩んだり苦しむことがなくなるのです。
たとえば怒りや不満の感情を覚えたときには「いま自分が疲れて弱っているのかもしれない」(だから周囲に対して怒りや不満をもちやすい状態になってしまっているのだ)と解釈できれば、不要な周囲への攻撃とそこから生まれる人間関係の軋轢は回避できます。これはより健全な人間関係を築く効果があり、あなたの人生をウェルビーイングな状態に近づけてくれるはずです。
感情とウェルビーイング
感情に過度な責任を感じることは、自己認識においてもマイナスの影響を及ぼすことがあります。感情が自分から生まれたものだと考えると、自己評価が低下し、罪悪感や自己嫌悪が増加することがあるからです。そのネガティブな感情は、毎日の生活の満足度、しいてはウェルビーイングレベルを低下させます。
しかし、感情をたまたま周囲に選ばれたものと捉えることで、自己評価が向上し、自分に自信を持つことができるようになります。ストレスや不安の軽減にも繋がり、感情をコントロールできている自分自身に対して自己肯定感を強める要因にもなります。これでさらに日々の生活はウェルビーイングな状態になっていく、ポジティブなサイクルができあがってきます。
とすることがストレスの原因となることはよく知られています。感情を受け入れ、たまたまの出来事と捉えることで、心の平静を保つのに役立ちます。
さいごに
自分の「感情」と適切な距離をとることは、心を楽(らく)にしてくれます。そして人生のウェルビーイングに直結します。
あなたの「感情」は、あなた自身がつくったものではありません。たまたま周囲に選ばされたものであり、あなただけがその責任を負う必要はないのです。
感情を自分自身から生まれたものと考えず、たまたまの出来事として捉えることで、自分の感情とちょうどよい距離をとれるようになります。
すると人生が、いまよりもっとウェルビーイングに満ちたものになっていくのです!
今回は以上です。
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それでは、Have a great day !!!
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【参考文献】
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