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「うまくいかないのが当たり前」だと思っておけば、人生はうまくいく。

こんにちは!

今回も、あなたの人生をウェルビーイングにする思考のヒントをお伝えします。

ウェルビーイング(well-being)とは?

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。

公益社団法人 日本WHO協会


今回お伝えするのは、「うまくいかないのが当たり前」だと思うことが、実は人生を楽しくいきるコツだということです。

成功や幸福を求める人々のおおくが、仕事や子育てなどさまざまな人生の場面で「うまくやろう」と一生懸命に努力しています。それ自体は、とても素晴らしいことです。

しかしこの記事では、逆の視点から考えてみることを提案します。
つまり「どうせ何事もうまくいかない」のだから、「うまくいかないのが当たり前」という思考をもちましょう、ということです。

この思考をもつことが、実はわたしたちにウェルビーイングをもたらします。
この理由とメカニズムを、このあとくわしく解説していきます。

仕事も子育てもうまくいかないのが当たり前

仕事も子育ても、うまくいかないのが当たり前です。これは構造的な問題であり、うまくやろうとすること自体がそもそも「無理筋」なのです。

なぜなら、仕事も子育ても、他人を相手にするからです。

どんな仕事でも、顧客という他人を相手にします。社内の内勤業務をする人も、間接的には顧客のために活動していますし、また社内の人たちとのやりとりや人間関係は必ず発生しているはずです。また子育ては、言うまでもなく、子どもという他人を相手にします。

ここで思い出したい言葉があります。

過去と他人は変えられない。
変えられるのは未来と自分自身だ。

1950年代に活躍した精神科医エリック・バーン氏の言葉だとされています。


この言葉にあるとおり、「他人は変えられない」。つまり「他人はコントロールできない」のです。

他人をコントロールできない以上、他人が介在する仕事も子育てもあなたの思い通りに事が進まないことは当然なのです。イーロン・マスク氏だって目の前の顧客全員にテスラの電気自動車を強制的に買わせることはできません。どんなに素晴らしい人格や能力の持ち主でも、自分の子どもを意のままにあやつることはできないのです。

仕事も子育ても、自分以外の「他人」を相手にする以上は、うまくいかないのが当然なのです。うまくやろうとすることはあなたのコントロール外の領域にまで手を伸ばそうとしている、いわば「傲慢」な態度だともいえます。

仕事も子育ても、構造的にうまくいかないようにできています。うまくいかないのは、あなたのせいではありません。構造的なしくみのせいなのです。

未来と自分自身はコントロールできる

では、わたしたちはこの仕事や子育てにどのようにして向き合えばウェルビーイングを手に入れられるのでしょうか?

その鍵は、先ほど紹介した精神科医エリック・バーン氏の言葉にある「未来と自分自身はコントロールできる」という考え方にあります。

過去や他人は変えられなくとも、自分自身の思考やスタンスを変えることはできます。いますぐにでも可能です。

わたしたちがウェルビーイングな人生を手に入れる道は、目の前に開かれているのです。

「どうせうまくいかない」と考える

そこで今回は、わたしたちがウェルビーイングな人生を手に入れるために今すぐできる思考法を1つご紹介します。

それが、本記事のタイトルにもあるとおり、「うまくいかないのが当たり前」と考えることです。

「うまくいかないのが当たり前」や「どうせうまくいかない」とあらかじめ考えておくことで、ムダに落胆したり傷ついたりする必要がなくなります。

これは、落胆したり傷ついて悲しむという感情が生まれるメカニズムを考えると理解できます。

わたしたちが落胆や悲哀の感情をもつのは、「期待に対する現実の下方乖離」が生じたときです。「期待に対する現実の下方乖離」とは、現実がもともと期待していたレベルに届かなかったことを意味します。反対に、「想定以上によい結果が得られた!」という期待に対する現実の上方乖離は、わたしたちに満足やよろこび、感動といった感情を与えてくれます。

期待値を下げる

この感情の発生メカニズムを理解すると、そもそも期待値が高すぎることが現実とのギャップを生み出し、わたしたちを落胆させたり傷つけている原因となっていることがわかります。

ならば、この逆のことをやろう、というのがわたしの提案です。

つまり、あえて期待値を下げるのです。もともとの期待値を下げておけば、現実が大したことのない結果であっても、落胆することはありません。あまり望ましくない現実に対しても、必要以上に苦しんだり悩んだりすることがなくなるのです。これによって、あなたの精神は安定と平静を手に入れ、幸福感が向上するはずです。

期待値コントロールは今すぐできる

期待値を下げておくという「期待値コントロール」は、だれでも今すぐにできるのが最大の特徴です。なぜなら「未来と自分自身はコントロールできる」のですから。

自分の思考を変えることは、1人でできます。そして、心がけ次第ですぐにでも実践できます。そして、この思考の転換が、あなたにウェルビーイングな人生を呼び寄せるのです。

さいごに

仕事や子育てなど、他人が介在するものはすべて「うまくいかないのが当たり前」と考えておくという思考を身につけましょう。

そうすれば必要以上に苦しんだり悲しんだりすることはなくなります。うまくいかないのが「フツー」なので、失敗してもなんとも思わなくて済みます。これはあなたの精神的ダメージを減らします。

また、たまには物事がうまく進むこともあるでしょう。そのときは、その想定外の成功という「ラッキー」を全力でよろこびましょう。これはあなたの精神を回復・向上させてくれます。

「うまくいかないのが当たり前」と考えて期待値を下げておくとそうでないときに比べて、失敗と成功のどちらの結果がでたときもよりポジティブな感情を得ることができるのです。その結果、より心が安定し、満足感や幸福感を感じる機会を増やすことができます。

ここまで書いたことをまとめると、つまりこういうことです。

「うまくいかないのが当たり前」。
そう思っておけば、
人生はうまくいく。

「うまくいかないのが当たり前」という思考をもつことは、きっとあなたの人生をウェルビーイングな状態(=「うまくいっている」状態)に近づけてくれます。

ぜひ実践してみてくださいね♪


今回は以上です。

この記事が、あなたの人生をちょっと良くするきっかけになればうれしいです。

今日という日が、あなたにとって最高の一日になりますように。
それでは、Have a great day !!!


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【参考文献】

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