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リクの夢見事件簿 悲しい過去編〜ドリームキャッチャーの贈り物〜

こんにちは🌞くっちーです✨
新作がでしました✨
でも、今回はかなり少ないです💦
だから、時間がない方にもオススメです🌸
1話と2話はこちら⬇️

それでは本編に参りましょう⭐️

ピシャーン
その言葉を聞いた瞬間、僕の中で何かが壊れた。
ずっと心の中にあった黒いモヤモヤが、一気に晴れたように感じたのだ。

「僕には…予知夢能力が…ある?」
もう一度聞き返す。
夢中先生が僕の目を見てうなずいた。

「じゃあ、僕は…呪われてない。みんな…僕のせいで死んでない!」
「そうよ!」

僕たちは手をとり合って喜んだ。
しばらくの間僕は、嬉しさに浸っていたけれど、ふと気がついたのだ。

(確かに僕のせいで、みんなが死んでないとして、自分の疑惑は晴れた。でも、それがなんだ。姉さんや他のみんなが死んでしまったのには変わりはない。僕がこの能力に早く気づいていれば、助けられたかもしれないのに…!)

「夢中先生、僕、決めたよ!今まで亡くなった人のためにも、この能力を使って、みんなを助ける‼︎」

「よく言ったわ、リク君!あなたは前に進んでいいのよ!そして、お姉さんの分まで、人生を全うしてね!でも…」
先生は少しためらってから、言った。

「でも、どうしても、悪夢に耐えられなくなったら、これを使ってね。」

そう言って取り出したのは、白い羽のついた、ドリームキャッチャーだった。

「これは、きっとあなたを、悪い夢から守ってくれるはずよ。」

「え!いいんですか?」

「いいのよ。だって…いや、なんでもない。それより早く教室に行きなさい!もうとっくに治ってるんでしょ❔」

「はい!ありがとうございました!お陰で元気になりました。」

先生に手を振って、保健室を後にした。

(優しい人だったな、夢中先生。そういえば、先生の下の名前聞いてなかったな。あ!いけない!夢日記帳忘れてきちゃった!)

僕は今きた道を引き返して、保健室に戻った。

「夢中先生!」

保健室の扉を開いたが、そこには先生はいなかった。
仕方がないので、僕は机の上の夢日記帳だけ持って、再び教室へ向かった。

自分が呪いの子ではないとわかったリク。
これから、自分の能力を活かして人を助けることを誓って、保健室を後にした。
一方教室では…?

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