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【新人紹介】就労支援事業所で働くこと 

2022年4月にAJU自立の家に就職した新人職員を紹介するこの企画
第4回目はわだちコンピュータハウス所属の小宅直人さんです。

※インタビューは2022年当時のものです

■自己紹介

和田:インタビューを始めたいと思います。
   では小宅くんよろしくお願いします。

小宅:
小宅(オヤケ)直人と申します。出身は岐阜の大垣市です。
大学時代から、福島県の郡山市にも長らく住んでました。向こうの方が詳しいかもしれません(笑)
所属部署ですが、わだちコンピュータハウスで働いています。
今の業務はIT事業部の中のITサポートチームでの仕事が主です。
パソコンのサポートなど、パソコンの不調がありましたとか、何かあった時に対応します。
また、日常生活用具制度(名古屋市の制度)を用いたPCの購入の援助、障害の重さによって補助がでる制度があり、その方の予算の中で必要な機器やパソコンを選定します。
あとは、IT関係のことだけでなく講師派遣やユニバーサルデザインのコンサルタント事業でも経験を積んでいます。今だと愛知国際芸術会場のボランティアへの研修や、福祉車両販売店への(ウェルキャブコンサルタント)研修業務を通じて啓発活動も行っています。

インタビューに答える小宅

和田:なるほど、ありがとう!そういえばわだちで新しい取り組みがあると聞いたんだけど?

小宅:
少し宣伝ですが、MIRAIプロジェクトという、わだちの中でも比較的若い世代の方々を中心に集まって、わだちの中から盛り上げていこうという動きを始めました。
プロジェクトのメンバーも、法人内外の方とも、コロナ禍(インタビュー当時)で関わりが薄くなってる部分があるので、プロジェクトのメンバーと交流して頂けたらと思います。
法人内外共に、わだちコンピュターハウスは難しいことをやってるんじゃないかと思われる部分もありますが、そんなことはなく、啓発活動であったり、時に専門性の高い仕事も有りますが、障害者がそれぞれの障害の状況に合わせて働いています。

和田:ありがとう。日常生活用具のパソコンは
ピア名古屋(インタビュワー和田の所属する部署)もやっているから、同法人内で被るよね。難易度や専門性の高い案件はわだちにお願いしているよね。
仕事以外の部分も趣味等少し聞かせてください

小宅:
趣味なんですが、まさしくパソコンに関わることですね。

和田:なるほど、まさしくだね(笑)

小宅:
機械そのもの方が結構好きで、中身をいじったり、色々と調べたり。
あとはオーディオも好きですね。
映像や音楽に対して、すごくマニアックな視点からいろんな製品を見たり 聴いたりすることが大好きです。休みの日になると大須のそういう製品が集まるお店に出かけたりします(笑)

和田:ありがとうございます。
なんかその趣味はすごく小宅君ぽいというか、、、、、
「そうなの!」という驚きはない感じです(笑)

■福祉に関心を持ったきっかけ AJUとの出会い

和田:福祉AJUに、というより、福祉に関心を持ったきっかけ、 AJUとの出会いについて。スタッフになろうと就職を決めた理由も聞きたいです。

理系らしい仕草で答える小宅 

小宅:
はい。大学時代に工学部で電気を学んでいました。東日本大震災のあった翌年から大学に通っていたんですが、大学の場所は、福島県の原発の事故の影響が海側と比べて大きくはない地域でした。
でも、車で1時間も行かないぐらいの所はもう原発の避難地区で。
ここからが福祉に興味を持ったきっかけなのですが、避難地区周辺で、福祉に関わる人たちの人手が足りていないという話を聞きました。 その時学んでいた事がやりたいことなのかなと悩んでたタイミングでもあって。
福祉の事やってみてみようと思いました。

卒業後に地元に戻ってきて、それから中央福祉専門学校に入学しました。AJUのことを知るきっかけは、マイライフの森さん(当時)を含め、何名かのスタッフと当事者の方が授業にみえました。
障害者としっかりと関わったのがその時が初めてで色々な話を聞いて、衝撃に思ったのもそうですが、何から何まで初めての話でした。
その流れの中で登録ヘルパーという物を知り、マイライフ職員の北谷さんに繋いでもらい、重度訪問介護の研修を受けて、介助の現場に入るようになりました。

和田:なるほど。
   専門学校では、授業で障害(分野)のことも学んだ?

小宅:
専門学校では、やっぱり高齢福祉に重点が置かれてて、障害分野のことはああまりでした、、、、、
実習も高齢の分野がほぼですので、障害者と全く関わるきっかけが無く、それで障害分野に進まれる方は少ない印象です。授業はあくまで知識なので。実情には触れられない。
そこはヘルパー活動を通して、AJUのイベントのわだちまつりや、愛知TRYの活動にも参加しました。
専門学校での現場実習も経験していく中で、やっぱり施設の中というより、地域との繋がりを感じて、働く環境っていうのはすごく面白いなって思うようになりました。

こうなると、もう自分の中では施設に就職する気は全くなくて(笑)
AJU自立の家に入ろうと思いました。
大学で学んだPC関係の技術や知識もあり、わだちコンピュターハウスから声を掛けてもらい入職する事になりました。

和田:ありがとうございます。震災があり戻ってきて、中央福祉専門学校で森さん北谷さんと出会いがあっての今なんですね。
小宅さんの益々の活躍を確信しています!!!