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#4 イベント出店が地域活性になる?

いつも訪れていただきありがとうございます。
店舗運営歴18年目、イベント主催歴13年目、「雑貨屋AJUKAJU」の店主で地域活性イベント「雑貨村」の主催者であります松本です。

出店で地域活性?
というと、ピンとこない方もおられるかと思います。
実際のところ、イベント主催者も出店者さまもそういった意識がなく自分が楽しいから参加している。そういった方の方が少なくないのが現状です。
そこで、地域活性イベントをうたっている雑貨村でもありますので、本日は「イベント出店は地域活性」という題目でnoteを書かせていただきます。

出店と地域活性の関係性

イベントに出店することは、ただ「お店を出して、商品を売る」だけではありません。それ以上に地域全体に元気を与えるきっかけにないると考えています。
イベントにあなたが出店するとします。あなたのブースがあることで、通りを歩く人たちは立ち寄ってみたり、話しかけてくれたりします。
出店者が多くなるとさらに人は集まります。訪れたお客様も楽しんでくれれば、イベント自体が一つの大きな「地域の魅力」として成り立つのではないでしょうか。
そう考えると、一つ一つの出店が、地域の「にぎわい」を生み出していると考えられます。まずはこれが、イベント出店の一つの大きな役割です。人が集まるというだけで自然と地域が活気づいていくのです。

新しい人や文化との出会いが増える

イベントには、出店、お客さん問わず、地元の人だけでなく、遠方から訪れる人もたくさんおられます。
雑貨村で例えると、大阪の南部で開かれる雑貨村に出店すると、堺を含む泉州地域だけでなく、大阪市内や県外からもお客様が訪れてくれます。
その時に、「この場所がすごく楽しかった」「また来たい」そう思ってもらえれば、その人たちは地域のファンになり、次回もまた訪れてくれるはず。
他の地域から来た方と知り合うことで、アイデアや文化を共有し、新たなビジネスチャンスやコラボレーションなども生まれることもあります。
そのため、イベント出店は単なる販売の場ではなく、出店者という地域活性の窓口が架け橋となり、新しい出会いやコミュニティを作る機会であり、イベントはリアルな世界のプラットフォームであります。そういった肌で感じられる交流が地域活性には大切な要素ではないでしょうか。

 地元の人とのつながりを深める

出店を続けていると、何度も顔を合わせるお客様が増えます。「あのイベントに出店していた○○さん」と覚えてもらい、気軽に声をかけてもらえるようになります。こうしたつながりは、出店者にとってもお客様にとっても、安心感や親近感を生む大切な要素です。
実際、雑貨村もイベントを通じて知り合った多くの方々に助けられ12年以上という年月、開催し続けて来れました。
あと、主催者の立場で言うべきことではないかもしれませんが、出店された方が、他の出店者や地域の人たちとつながりが深まることで、雑貨村以外の他のイベントにも参加しやすくなるのではと考えています。そういった地元での人脈が広がることで、新しい情報や支援が得られることもあり、地域全体での協力体制が生まれていくと考えているので、ぜひぜひ、いろんな見聞を広げていってください。それこそが地域活性と考えています。


地域内でお金が循環する仕組み

イベントに出店すると、その売上は出店者の利益となり、地元の商店や飲食店で使われるかもしれません。さらに、出店者が地元の材料やサービスを利用して商品を作れば、地元の経済に直接的な貢献をすることになります。これにより、地域内でお金が回り、経済が循環するという効果が生まれます。小中規模レベルのイベントである雑貨村が言うのは恐縮ではございますが、こうした地元経済の循環が、地域全体の繁栄に貢献することになっていくと信じています。
そして、この経済の循環を担っているということを、もっと多くの方が自覚していけば、開催する地域への愛着も生まれ、さらに地域が盛り上がっていくのではないかと考えています。


次世代への影響

世代間の価値観の違いはあれど、今は親子で来場してくださる方、そして親子での出店も増えているのが実情です。
これからはさらに、親子で訪れやすいイベントが求められていくと思います。そして子どもたちはイベントを通じて「自分の町がこんなににぎやかでおしゃれな場所もあるんだ」と感じてくれるはず。
そんな大人になっても楽しんで生きている大人たちを見た世代も「自分の町を盛り上げたい」「将来、この町の賑わいの中に入りたい」という気持ちが育んでいくのではないでしょうか。
出店者の意識次第では、小さな行動でも、それが次世代へ受け継がれ、未来のリーダーたちにとってのロールモデルとなり、大きな影響を与える可能性がある、、、のではないでしょうか。。。

イベント出店は、表面的には「商品を売る場所」と思われがちですが、それ以上の価値があります。地域のにぎわいを生み、新しい人々や文化と出会い、地元の人々とのつながりを深め、経済を循環させ、次世代にまで影響を与えることができるのです。だからこそ、出店者が地域活性を意識することは、地域の未来に大きな影響を与える第一歩となるのです。

大阪は商売の街。人と商売こそが伝統文化と考えています。おしゃれな方向から地域活性を考えてみていただけるとうれしいです。

以上です。

今後の予定として、雑貨屋の店主やイベントの出店者さんたちをインタビューした記事も今後書いていく予定です。その際に、出店を決めたきっかけや準備やディスプレイのポイントや継続のモチベーションなどのインタビュー以外に地域活性についてのインタビューもできればなぁと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
またこういったことを書いてほしい。などご要望がございましたら、何なりとお気軽にコメントを残していただけますと幸いです。


本日の画像は大阪府堺市にある南海高野線「北野田駅」直結のベルヒル北野田にて開催する地域活性イベントの「北野田雑貨村」です。
こちらは同じく松本が主催するキッズフリマとコラボ開催。同時期にベルヒル北野田主催のハロウィン祭りも開催です。現世代、次世代、地域のお祭り、それぞれを混ぜ合わせ、地域の盛り上げを演出できれば幸いです。


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