橘朔也の魅力

はじめに


 今回の記事では、「仮面ライダー剣」に登場した2号ライダー、仮面ライダーギャレンこと「橘朔也」の解説と、彼が人気キャラクターたる所以を紹介したい。
 ネタキャラとしてだけではなく、物語終盤にまで活躍した功績もあって非常に人気なキャラクター性であるが、一体彼の何が視聴者にとって印象的だったのだろうか?
 この記事では、「仮面ライダー剣」に登場した、仮面ライダーギャレンこと「橘朔也」は、「橘さん」の愛称で親しまれている。①橘さんがどんな人物なのか・どんなライダーに変身するのか?という概要と、②伝説とは何か?③ネタ要素「弱フォーム」「強敵にしか勝てない男」の3つに分けて詳しく説明する。この記事を読んでくださっている方々も、コメントで様々なご意見、ご感想を頂けたら嬉しい。

概要

 橘さんこと「橘朔也」は、「仮面ライダー剣」の登場人物である。同時に、人類基盤史研究所BOARDが開発したシステム第一号である「ギャレン」に変身する人物でもある。ブレイドに変身する主人公、剣崎の先輩でもあり、性格は生真面目で厳しい面があるものの優しさも兼ね備える人物である。そんな性格のため作中でも、「良い人」ではあるものの不器用で愚直な面から、戦う事への恐怖心に苛まれたり、他人に騙されて利用される場面が非常に多く描かれていた。

 また、ファンからはネタ要素としても人気な側面がある。物語序盤ではライダーとして優れた戦闘能力を持っていた橘であるが、何故か体の不調を感じるようになってしまう。それをライダーシステムのせいだと考えた橘は、物語序盤にしてBOARDに不信感を抱き、大学時代からの友人である深沢小夜子の診療所に寝泊りする日々を送っていた。早くもBOARDを裏切るような形になってしまっていた橘であるが、その後も体調は良くならず、むしろさらに悪化したことで、第三話時点では伝説のセリフである「オデノガラダハボドボドダ!」が飛び出すこととなってしまった。実際には「俺の体はボロボロだ!」というセリフであるが、これらのセリフは「オンドゥル語」と呼ばれ、ファンたちに愛されていくこととなっていく。

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