パワハラ・第一章【根源 (3)】

 なんと、「加速して、合流せよ」と手の平を前へ押し出すジェスチャーをしたのだ。 「合流のタイミングを計って減速をし始めたのに、強引に行くのか?」とか「この先は片側一車線だから、 台数口の場合はそうなのか?」なんて事を考えられるのは後の事で安全を確保した上で前方への合流は、瞬時に反応するしかなかった。幸い、安全を確保しつつ合流出来たものの驚く反応が。 「何故、加速して合流したのか」と。 「いやいや、あの状況のあの指示では、それしか解釈出来ないだろ?」とも思ったが、これは研修。とりあえず謝罪したが、その次の休憩場所で更に驚く反応が。 「あの様な危険な合流するなんて、このまま研修を続けるのは無理だから、辞めさせる」と。「お前の指示なければ、全て問題無かったろ」とか「ここで辞めさせて、誰が代わりをやるんだ?」とか言いたかったが、これは研修。終われば単独で仕事が出来るのだから、この様なことも無くなるだろう、と私が改めて謝罪し研修の継続を志願する事により研修は継続された。 その後は当然、何事も無く無事一泊二日の研修が終了し、全ての研修日程も終了する筈だった。 ところが、ここからが異例の状況の幕開けだった…。

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