パワハラ・第一章【根源 (4)】

 一泊二日の研修を終え、営業所での総括(という名称ではないが、振り返っての感想?)で、なんと 「不安が残る内容だったから、研修の補習をやりたい」とU指導員。 「貴方の指示不明瞭なトラブル以外、問題無かったのでは?」とか、 「これは、F指導員と共謀して私を貸切乗務員から降ろす気か?」等と思う処はあるものの、「この一点だけでは、降ろす論拠には不十分では?」とか、「補習で問題が無ければ、良いのでは?」という思いと、私に断るという権限は無いので甘受するしかかなった。 数日後、U指導員の担当車両にて日帰りのツアーという内容が決まった。 ところが当日、運行前点検をし終わるとU指導員と工場の人が、「エンジン音、一寸うるさいねぇ。」と。私はこの研修前までは路線バスしか乗務してないので違いが全然わからず。(というか、正常な路線バスより、全然静かで…?) 少々の検討(もちろん、私抜きで)の後、「多分、大丈夫だろう」という事で、出発した。だが、そのような時に限ってトラブルは起きるもの。早速、「エンジン音が、ウルサイ。車両を変えろ」と、私が後に貸切バス乗務をした際にも、一切見掛けなかったアレなお客さまからの苦情が…。

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