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平成ガメラ3部作は未完成で完成されていると思う

こんにちは、アジサシです。

さっきまでTOKYO MXで平成ガメラの3作目「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」が放送されていました。
1週間くらい前にも2作目「ガメラ2 レギオン襲来」が放送されていました。
「どうしたMX?」と思いながら、2作目は録画、3作目はリアルタイムで視聴していました。
実はAbema TVでも平成ガメラ3作品が年末に無料で見ることができたので、1作目はそちらで見てました。

「ガメラって年末年始に見るような映画だったっけ?」って思いましたが、
「んなこたぁどうだっていいんだよ。ガメラやるんだから見るんだよ。」とすぐに気持ちを切り替えて、見てました。
こういうことは気持ちの切り替えが早いんですよね。

ご存知ない方のために、ガメラのことをかなり大雑把に書くと、大きな亀の怪獣に関する映画です。
TOKYO MXで放映されていたのは、平成に撮影された、通称「平成ガメラ」と呼ばれる作品で、全3作品となっています。
ゴジラのような怪獣映画で、敵となる怪獣と戦いますし、自衛隊も出てきます。
ゴジラと違うのは、人間に味方するシーンがあるところですかね。
(ガメラに詳しい人、色々ツッコミどころがあるのは分かっていますが、本筋を語るわけじゃないので、これくらいの大雑把さを許してください。。。)

平成ガメラでよくネタになるのは、
・2作目に大泉洋さんがしれっと出ていた。でもエンディングではクレジットされていない。(水曜どうでしょうでもネタになっているらしい)
・3作目に仲間由紀恵さんが出ている。ショッキングなシーンでの出番。

個人的には、1作目と3作目を見るたびに、「中山忍さんはやっぱり美人だなぁ」と思っています。


※以下、平成ガメラのネタバレが若干含まれます。見ようと思っている方は注意してください。知っている方、ネタバレOKな方はそのまま読んでください。


そんな平成ガメラ、全3作品と書きました。
一応、4作目の構想もあったらしいのですが、映画として公開されたのは3作で、今のところ公式では3部作となっています。
(一応4作目は作品としてあるらしいのですが、公式ではない?らしい。詳しいことは僕は分かりません。)

今日の放送を見て気づきましたが、2作目まではエンディング前に「終」の文字が出ていたんですが、3作目は出なかったんですね。
それに、ストーリーも「俺たちの戦いはこれからだ!」みたいな感じで終わるんですよね。
事態は全く収拾していないし、ガメラはボロボロだし、この世界はどうなるんだ?みたいな。
ラストの燃える京都のシーンは悲哀を感じます。

ガメラ3はそんな終わりなので、続編を作ってほしい、という声も多くあります。(前述の4作目は、それで非公式に作られた作品らしい)
確かに僕もメチャクチャ気になります。

でも、何回もガメラ3を見ているのに、
「平成ガメラはこれで終わりで良かったかもしれない」と今日感じたのです。

ガメラ3のラストを見たとき、ボロボロになっても戦い続けるガメラに、今の地球とか人間を重ねてしまったのです。

環境問題に直面した地球は、ある意味でボロボロの状態かもしれない。
様々なストレスにさらされている人間だって、生物的にはギリギリの状態かもしれない。
かろうじて踏みとどまっている人もいれば、そうでない人もいる。

そんなことお構いなしに、明日はやってくるし、嫌なことや問題も一緒にやってくる。
そいつらに立ち向かうのはしんどいし、つらいかもしれない。

それでも、地球は回り続けなくちゃならないし、
人だって、何かのため、誰かのために生活するために、立ち向かっている。
ラストのガメラは、そういうものを表しているように感じてしまいました。

でも、そんなボロボロな状態でも、結末(未来)は分からない、ということも、同時に感じました。

映画のストーリーなら、ボロボロのガメラが人間と協力してギャオスを全滅させるかもしれないし、
ガメラが完全復活してギャオスを全滅させるかもしれない。
ギャオスが人間を滅ぼしてしまうかもしれないし、
人間がギャオスもガメラも倒してしまうかもしれない。
人によって、色んな想像ができます。

現実だって、未来は分からないものです。
だから、たとえボロボロでも、今できることをやって、未来に期待するしかないのだと思います。

そんな思いをはせることができたからこそ、平成ガメラ3部作のラストは、あの悲哀に満ちながらも、続きが気になるラストで良かったと思ってしまったのかもしれません。

そういうことで、平成ガメラ3部作は未完成で完成されていると、今日僕は感じました。

そういう目線で、また平成ガメラを見直そうかな~。
(何回目かはもう分からんけど…)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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