メリットだけしか見せない、SNSの闇

こんにちは、アジサシです。

昨日はこちらのネット記事を読んで、「売上至上主義が嫌いだ」という感想を書きました。
実は、このネット記事を読んで、もう1つ別の感想があったので、それについて書きます。

記事のネタになった、美容外科医の前田拓摩さんのツイートです。

TwitterやInstagramをやっていない僕でも、最近の若い子は整形をしたがっているというのは、何となく知っています。

「二重にしたい」とか「もっとキレイになりたい」とか、そういう希望、願望が昔よりも強くなったんだろう、
整形に対する抵抗も下がったのも理由の1つだろう、と単純に考えていました。

しかし、その希望や願望に、SNSや「インフルエンサー」という存在が影響を与えているとは、正直思い至りませんでした。

“ネット社会がルッキズム(外見至上主義)を助長してしまう現状”というのは、まさにSNSの闇だと感じます。

しかも質が悪いのは、親が防ぎようがないことです。

現実であれば、もし子供が治安が悪い場所に行こうとすれば、
「あそこは怖いところだから、1人で近づいちゃダメだよ。」
と、親が注意できます。
無論、完全に防ぐことはできませんが、親の注意という防波堤があり、
まだ影響を抑えることができます。

一方、SNSというのは、そういう防波堤がほぼありません。
そのため、ほぼ全ての子供が危険にさらされているといっても過言ではないと思います。

ネットにはたくさん情報があるんだから、その情報が防波堤の役割をするだろう、という意見もあると思います。
もちろん、その役割を担っているかもしれません。

ですが、そういう情報が手元に届いていれば、の話です。

「今の時代はSNSや動画をすぐに見られることから、強い刺激をたくさん受けられる状況にあります。例えばインスタグラムの写真では『キラキラした陽キャの人生』が数多く映し出されます。そうすると、他者との比較がダイレクトに伝わってしまいます。同世代で同じような生活環境の子がキラキラしているように見えると、『誰々はこうで、みんなこんなことをしているのに、私だけ違う』と思い込んでしまう。それがコンプレックスを増幅させる1つのツールになっている部分があるのではないでしょうか」

上記ネット記事より

こういう状態で得る情報は、果たして防波堤になりえるでしょうか?
そもそも、どうやって情報を得るでしょうか?

結局、SNSから情報を得てしまうと思うのです。

SNSにはメリット(いい面)となる情報があふれています。
デメリットが前面に押し出されている情報は、SNSには少ないんじゃないかな。

メチャクチャ慎重だったら、色んなことを調べると思うので、防波堤になりえますが、
そんなことをする子は少ないと思います。
SNSでのメリットだけしか見ずに、それで解決しようとする子が多いはずです。

“子”と表現してきましたが、当然“大人”も含まれます。

SNSはメリットだけしか見えないようにする。
これこそ、SNSの闇だと思います。

前田さんは整形外科のお医者さんなので、記事では、
“ネット社会がルッキズム(外見至上主義)を助長してしまう現状”と書かれていますが、
当然ルッキズムだけではないと思うのです。
「成果主義」とか「フリーランス万歳」とか「FIRE万歳」とかも、あてはまると思います。
これらは世間に広まってきて、デメリットも広がりつつあるので、ルッキズムほどではないでしょうが・・・。


色々書きましたが、SNSがツールなのは変わりないです。
情報を取りにいっているのは、大人だったり、子どもだったり、結局人なのです。
ただ、どういう状態の人が情報を取りにくるかが分からない。
だからこそ、情報の発信者というのは、メリットだけでなく、デメリットも一緒に伝えなければならない。
「インフルエンサー」もそうですし、noteを書いている僕なんかも、
情報が偏っていないかというのは、注意しないといけないな、と改めて思いました。

ちなみに、ちゃんとメリット、デメリットを知ってもらう、っていうのは
提案営業と同じだな、って思いました。
でないと、商品を買ってもらったあとで、とんでもないクレームが来たり、お客さんが後悔したりするので。
この辺も、関係する個々人の倫理に依存してくるんだろうな・・・と思ったり。

以上、ダラダラとした感想でした。(反省します…)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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