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「アジサシ」という名前の由来

こんにちは、アジサシです。

お察しの通り、「アジサシ」というのはネット上での名前です。
ちゃんと本名は別にありますよ。

こんなことを書いたのは、年末年始で実家に顔を出したときに、
由来となった本を久しぶりに読んだからです。

100ページもなく、全ページにきれいな絵が入っている本です。
『The Little Tern: A Story of Insight』という英語の本ですが、
『かもめのジョナサン』を翻訳された五木寛之さんが翻訳された日本語版です。

主人公はタイトルにもなっている、ターンという鳥の一種であるリトルターンです。
ターンは“アジサシ”、リトルターンは“コアジサシ”です。

ストーリーとしては、突然飛べなくなった主人公が、なぜ飛べないのに鳥として生きているのかを考えていく、というものです。

この本を読んだのは中学生くらいでしょうか。
絵がキレイで、ストーリーもどこかキレイな雰囲気だと感じたのは覚えています。
そして、こんな主人公みたいになりたいなと思ったのです。

読んでいただいたら分かるのですが、この主人公はカッコよくないんですね。
ドラゴンボールの悟空みたいなすごい力もなければ、
スーパーマンやアイアンマンみたいなヒーローでもなければ、
ウルトラマンみたいな神秘性もない。

それでも、中学生の自分としては、そういう超人たちではなく、
キレイな物語の中で、ステキな出会いをして生きていたこの本の主人公のようになりたいと思ったんですね。

そして当時、インターネットが普及し始めて、どうやらネット上では本名ではなく、ネット上での名前を使うらしい・・・というのを知り、
ゲームでこの「アジサシ」という名前を使い始めたのをきっかけに、
僕のネット上での名前になったわけです。

もちろん、途中名前を変えたりしたこともありますが、
どれも由来は「アジサシ」が絡んでいますし、
noteを始めるときも、ちょっと原点に立ち帰るか、ということで、この名前で始めました。


さて、そんな本を改めて読んでみましたが、やはりステキなストーリーでした。
挿絵もすごくキレイですし、心が洗われた気がします。
そして、どこか今の自分に重なる部分もあり、主人公のアジサシにシンパシーを感じました。
いや、この主人公に自分の生き方が近づいているのか?とさえ思ってしまいました。
その意味で、中学生のときより、この本を読んでよかったと思いますし、自分の手元に持っておきたい本だと感じました。

せっかく英語が中学生のときよりはある程度できるようになったので、英語原文の方も買って、読んでみようかなと思います。

どこか心が疲れているな、と感じている方には、ぜひ読んでもらいたい本です。
読むのに時間もかからないので、よかったら読んでみてくださいね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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