見出し画像

順番に思い出さないと思い出せない、の次のステップへ。1つ2つ3つ・・学習記録(7月15日)

LDの傾向がある1年生の息子くんの学習記録です。

今朝は先日行った数の特殊な読み方に再チャレンジしました。
投稿はコチラ

1つ2つの読み方がこんなに難しいとは。
他にも人数の読み方、日付の読み方、何本かのポとボの違いなどなど。
まだまだ道は遠い。日本語って複雑なんだな〜!!

ということで今日は再び 1つ 2つ を読めるかを練習するのプラス!
カルタを作って遊びました♪

なぜカルタなのか。
それは彼がアルファベットの形を認知する流れを見て中で気がついたことが理由です。
彼は何度もチャレンジするうちにA〜Zまでの形を認知して何も見なくても順番に並べることができるようになってきました。
けれど、その思い出し方が特徴的でした。

特定のアルファベットを探してもらう時、息子くんは直接その文字を思い出すのではなく、Aから思い出して辿り着くということを繰り返しました。

MだろうとRだろうとZだろうと、ABC D・・・と頭の中で思い出しながら探すのです。なので後半の文字を探すほど時間がかかる!

追加でNとMがごっちゃになる、HとJが混ざるなどの特定語を逆に認知してしまったり、そもそもこれは当たり前ですが間が開くと忘却により思い出せないなども加わり、他の人がハードル1つのところを3つも4つもハードルを乗り越えていかなくてはいけない状況が生まれていました。

それは時間かかるし、頭使うし、大変だよね💧

なので並べられたら終わりではなく、
個別に認知して選べることをゴール設定に変えました。

このことから他の子が行う学習とは異なるチェックポイントが大人側に必要だということがわかります。

これについては、先日広島大学の宮口先生の講演を拝見してほぼ同じ状況のお子さんについて話しているのを聞きました。
コグトレを考案販売している宮口幸治先生の兄弟で共同研究をされている方です。

タイトルが結構衝撃的ですが。
「ケーキが切れない非行少年たち」の本はかなり評判になりました。
動画の中では、日本のある県の配置を書いてと言われた子どもが順番に他の県を書き込み、それでやっと配置を思い出せて答えがかけている場面があります。

私が感じている認知状況がまさに描かれている場面で驚きました。
けれど非行に走りやすいということを書きたいのではありません。

だったら個別に認知するまで学習するという環境が必要なのでは?ということが言いたい。

ということでカルタ!
1つ〜10までのカルタを用意して取り合います。
5つと6つがやっぱり難しい。けれど9つや8つは分かるようになりましたし、それ以外は基本単独で指定しても迷うことなく認知することができるようになりました。

ただこういう認知のタイプが違うお子さんが親や学校の先生の理解を得られず、満点が取れるまでお昼休みなどに何度も何度も小テスト受け続けできないものが溜まっていき自己肯定感が下がったり、勉強嫌いになっているケースはきっとあると思います。

自分で覚えるプロセスの構築そのものにこそサポートがいるお子さんに、
できないから覚えてらっしゃいというのは本当に過酷です。

けれど私の住んでいる地域はある程度の都市ですが、それでもLDのサポートを行っている団体は本当に少ないのが現状です。
学校の先生でもその意識を持っている方は少ないのではないでしょうか。

病院で診断をと思ってもまず病院の初診予約を取るのも争奪戦。
予約を取れても実際に行けるのは何ヶ月も先。

学校に学習障害支援室があり、お子さんの特性に合わせて認知療法を行える環境があればいいのに。そういった認知におけるプログラムを面倒な手順や親の主体的な行動なしに学校で受けられないことが課題なんだろうと感じます。

とにかく明るく楽しい認知学習。
息子くんはカルタに全勝してご機嫌で学校に向かいました。

今日も1日笑顔でスタートできてよかった〜〜!

#LD
#ディスレクシア
#学習支援
#ホームスタディ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?