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あわやフェイクニュース

今朝、朝ごはんの時に動画ニュースで子どもたちと
「迷惑系YouTuberが駐屯地に侵入”想定 警視庁と陸上自衛隊」というニュースを見ました。

重々しい口調で淡々と記事を読み上げるニュースキャスター。画面上では自撮り棒を持った女性が自衛隊基地に入り込もうとしていて警察官と押し合いになっている映像が流れています。
それを小4の次女が「え!そんなことが!」みたいな顔をしてニュースを見ている・・・あれ?

「次女、これが訓練だってわかってる?」
「え!そうなの?」
「うん、だって”想定”してって言ってるやん。ほら、タイトルにもあるでしょ」
「・・・そうていって何?」

そうだった。番組の前後でニュースを見ていた世代じゃなかった。

ふつーの顔をしてニュースを見ていた息子にも念のため聞くと、
「そうていって何???」

それを言っている時やっと「訓練をしました」という文言が流れてきました。「想定ってね、こういう情況・条件だったらと、仮に考えてみること。
劇の設定みたいな感じ。今回は自衛隊と警察官はこういう状況になったらという設定でどう対応するかを練習したんだよ」というと「そうだったんだ~」と納得してくれました。

ごはんを食べながら聞いていて、一言一句聞いてるわけじゃない。映像は実際に押し合いへし合いしてるし、分からない言葉が入っている真剣な口調のニュース。現実にあったことかなと思うよね。

そういう勘違いをしてしまうと、もしかしたら子供は周りに無自覚にフェイクニュースを広げたりするかもしれない。
ながら読み、ながら見が段々と増えてくる大人(私!)側も気を付けないとな。今回は表情豊かな次女のおかげで、二人の勘違いは避けられたのでした。


ちなみにその後私は、
「漢字が読めて意味が分かればさっきみたいなのがなくなるよ♪」という謎のセールストークでその後、日課の朝の漢字学習につなげたのでした。


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