見出し画像

息子のすずめの戸締りが観たい一念

おはようございます。
昨日はワールドカップ、日本すごかったですね。

サッカー部の長女は早朝から起きて、ネットで友達と繋がりながら
試合を観戦していました。
余裕があるときはみんなで早朝オンラインゲーム。
宿題を一緒にするのにオンラインで集合。

毎回衝撃。私が学生時代にPCを使ってレポートやら卒論やらを作ってるのを見てきっと親もこんな風に感じてたんだろうな。
(歳がバレますが、Windows98が一世風靡した時代です)

朝起きて、長女の部屋を覗いた最初の一言が
「ママ、日本すごいよ!」。
結果を見なくても分かる一言の力よ
(アーカイブ見るの楽しみにしてたのに・・)。

さて映画の話。
息子さんはこの2週間以上を使って1つの映画で色んなことを楽しみました。

 我が家が住んでいる地域の映画館では毎月1日に映画料金が割引になります。
すずめの戸締りが11月11日に公開される前から映画の存在を知り、
観たくてしょうがなかった息子は、
過去の経験から割引の存在を思い出し12月1日に映画に行きたいと言うようになりました。

平日だし難しいかなぁ〜〜と渋る夫に、2週間以上、ことあるごと訴える。

「パパ、1日に映画いこ!お願い!」
短い言葉で明るくはっきり提案。しかもその後は熱意が感じられる物言い。
若手の爽やかな営業さんかと思うほど。

間を開けて提案を繰り返すうちに、
夫が内容に慣れていき最初に感じていた抵抗感が下がり、
仕事のスケジュール調整ができるか頭の中で考えてるのが外から見ていても分かりました。
ちょろすぎる・・・。

案の定、じゃあ行くか!?と夫がなったところで、現実主義の母登場。

「レイトショーに行くなら映画が終わる時間は遅いし、帰ったらお風呂に入ってすぐ寝ることになるよ。
それまでに宿題、夕ご飯、明日の用意できるの?あと次の日起きられる?」

「やる!!!!!!」と息子さん、二つ返事😏。

母は2週間様子を眺めながら、夫がOKするなら、
生活リズムをできるだけ崩さないようにするためにどうするか考えていたのでした。(子どもは疲れが残っていると学校の過ごし方に結構影響あると学校の先生から伺ったことあり)

かくして前日からもうルンルンでテンションが上がりまくりの息子君は
まずお友達から色んな情報を仕入れてきておりました。

そして当日。

いつもより30分以上遅く帰ってきた息子。
一緒に帰宅した次女がリビングに入るなり、
「ママ!むすこくん、学校に残って宿題を終わらせてきたんだよ!2年生の〇〇と〇〇が手伝ってくれてた!」と言うではありませんか。

え、自分から宿題したの?
周りのお兄ちゃんたち優しすぎる。
さらに帰宅後、洗い物も全てだし食事も早めに終わらせ準備も万端。

次女に「予告編みたい?」と言ってもらい動画を見て
「パパ早く帰ってこないかなぁ」とひたすらワクワクしながら待っていました。

自分で2週間以上言い続けて、ゲットし、周りと共有し
映画に行ける楽しみをMAXにまで引き上げ当日を迎える。
1つの楽しみをここまで価値を上げて心から楽しむって一つの能力だと思いませんか。
脳内で自分で自分を幸せにできるってハッピー。

今思うと、
遠足の準備を何日も前からしちゃって
学校でもその話をして
ワクワクして前の日中々寝られなかった友達は幸せになる天才だったんだな。

以前、植松努さんの講演会に伺ったとき、長女たちに
「大人はすぐ無理だ。できるわけないっていう。
 声が届くところに言い続けることが大切だよ」と語りかけて下さったことがありました。
植松さんは将来の夢の話をされていたので、息子の欲望に塗れた願望とは直接は違うかもしれません。
ただ夢だけ言い続けるが欲望は言わない、という風に人間の成長過程は
できていない、というのは子育てをしていて感じることです。

自分の意見を持って。でも普段は大人の言うことを聞き分けて。
と言うのが成長時期の子供にあまり成り立たないというのにも似ています。
(たまにそういう子もいて、どうやって子育てしたらそうなるのかすごく聞いてみたいことはある)

大人から見ると「それはちょっと・・」と言うことを沢山経験する中で
子どもはそれをベースに確変していく。
そこで他者の迷惑を顧みず自分のしたいことを通すばかりにならないように、配慮する視点や超えてはいけない一線を示すのは親の役目だとも思います。

今回、常に母になんでも要望を言っては断られていた息子が
映画では母でなく父を要望を伝える相手にしていました。
縄跳びのときに1時間でも根気よく数え続けてくれるのは父ではなく母。
ミニ四駆の改造に関心を示してくれてコースに連れて行ってくれるのは祖父。

息子くん、末っ子の地の利も使って願望を叶える地力を育てているのかもしれません。

さらに嬉しい誤算だったのは、楽しみすぎるオーラが溢れ出て次女にも影響したこと。
最初は怖いから私は行かないと言っていた次女も気がつけば「私も行く!」と楽しみオーラに感染していました。

なお映画は息子にはちょっと言葉が早くて難しかったそうです。
でも面白かった!そうで、帰るなり映画の状況をずっと喋っていたのを見てる限りすごく楽しかったみたい。

今日も元気に学校に行ってくれました。

週末はミニ四駆が待ってるからな〜〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?