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長い目線でリモートワークについて考えたときの懸念点と「ここで働く意義」

こんにちは。ajike PRの説田です。緊急事態宣言に続き東京アラートが解除され、これからの働き方を模索する企業も多いかと思います。この状況で強制的にテレワークが普及し、コロナ前の働き方に戻るのは難しくかつ、勿体ないとも感じています。

私たちはこの6月末でフルリモートに切り替えておおよそ3ヶ月が経ち、ひとまず遠隔でも仕事ができることがわかりました。

一方、長い目で見るとこのまますべてをリモートにすることは難しいなと感じています。今回はリモートワークのメリットを見つつ、長期的な目線で見たときに気になること・私たちajikeがいま考えていることをお伝えしたいと思います。

大きなメリットは通勤時間の削減や集中時間の確保

やはりリモートワークの大きなメリットは、経験者の方ならば共通して感じることかと思います。

1つは通勤時間の削減と毎朝夕の満員電車でもみくちゃになるストレスからの解放ではないでしょうか。在宅ならば、朝起きて椅子に座るだけで仕事を開始できるので、リモートワーク以前に比べると1日あたり2時間程度が生活に増えることになりますね(通勤に往復2時間かけている場合)。

ただ、移動の時間も実は大切な時間で、何か自分が狙って出会いにいってないもの、例えば車窓からの風景や駅にいる人の姿などにふと何かに会える機会にもなっていたんだなと。


もう1つは、1人で作業できる時間を十分に確保でき、集中できることではないでしょうか。

オフィスに入れば唐突に誰かに話しかけられて集中して進めていた作業を中断したり、他人が話す声が気になるなんてこともありますが、そういったものはゼロに等しいですね。


長期的な目線で見たときは不安が残る

こうして見ると、社会全体が強制的にリモートワークになったことで多くの方が「家でも仕事はできる!」と気付いたかもしれません。私たちも同じです。

しかし、長期的には「このまますべての業務をリモートにしていいのかな?」と懸念に思う点も出てきました。

社内のリモートワークに関するアンケートでは、課題として「文化の醸成」や「信頼関係の構築」「教育機会の提供」などが出てくるようになりました。

Q.今後のajikeの働き方を考えています。もしリモートワークがある程度継続になる場合、課題やポイントだと思うことはありますか?💡

・人が入れ替わったときの文化醸成など課題。

・組織への帰属意識が低くなったり、意欲の低下など起こりうるかなと思うので課題だと思います。

・信頼関係、心理的安全性、情報共有・教育などチームで行う業務では、密度の濃い教育ができないなど課題は感じます。

・ずっとリモートというのは、やはりコミュニケーション不足や組織への帰属意識が薄れてしまうと思う。

アンケートにもあるように、会社として今後この働き方が長期化したときの懸念点は次の3つかなと思っています。


身体的・精神的な健康への影響

通勤時間がなくなる分、外出する機会は必然的に減り、身体的・精神的な健康への影響は心配しています。遠隔だと、本人が不調を訴えない限りなかなか困っている状況にも気づきにくいですよね。。

ちなみにリモートワーク中のストレス対策には、休憩時間を長めにとる「シエスタ制度」を始めてみました。


メンバー間の信頼関係や心理的安全性への影響

私たちの場合は、リモートワーク移行以前から既に社員間に信頼関係があり、心理的安全性が担保されていたため、離れていてもチャットツールなどでも難なくコミュニケーションができていました。お互いの「人となり」がわかっているからこそ、見えない部分を想像で補えたのだと思います。

ただ、これから新しいメンバーが入ってくるときに「問題なくリモートで信頼関係を築けるか?」というと、自信をもって「Yes」ということはまだ難しいと感じています。

もちろんオンラインで信頼関係や心理的安全性を担保する方法もあるのかもしれませんが、そこに到達するまでの時間や深度はどうなんだろう・・?と。逆にいえば、私たちは3ヶ月のリモートワークを経てノンバーバルなコミュニケーションの重要性をそれぞれが実感しているのだと思います。

アイデアを生み出すこと

ajikeはUXデザインを生業とする企業として、業務の中にアイデアを生み出す過程が多々あります。リモートワーク期間も工夫を凝らし、共同編集可能なホワイトボードツールの「miro」やデザインツール「Figma」などをWeb会議ツールと併用するつことで、遠隔でのブレストや議論を進めています。

しかし、メンバーの中には「アイデアを生み出せている感覚になりにくい」との声もあります。それは、アイデアは事前に用意した会議の場だけではなく、ふとした会話の中や体験の積み重ねによって生まれるものだからかもしれません。自分以外の色々な人とのコミュニケーションや、通勤や外出など外の世界との接触は、私たちに新たな発見や閃き、気付きの機会を与えてくれる大切なものだとあらためて感じています。

今後も私たちはある程度リモートワークをつづけていく予定ですが、対面だからこそ質が上がる業務については直接会う機会を設けていく方針です。一方で、個人で進めるタスクは自宅の方がはかどるという声もありますね。業務内容によって場所を変えるというのもいいかもしれません。

▼場所の役割分けについてはこの記事にも書かれていました

どんな働き方になっても大切にしたい「ここで働く意義」

このようにリモートワークを継続したときの懸念点はいくつかあるのですが、大切にしたいのは「ここで働く意義」です。

冒頭に書いたように、リモートワークでも個人でタスクの一つ一つを遂行できることは分かりました。反面、すべての業務がタスク化され、個々で完結してしまうようになると組織に所属している意義が薄れてしまうかもしれないですね。

私たちの場合は、「チームだからこそ生まれるアイデア」や「この組織だからこそ生まれる文化、価値観」に『個が集結する意義』を感じ始めていますし、そのためには同じ場所に集まることが必要だということも見えてきました。

また、私個人としては、今後ますます誰でもどこでも働けるようになり、「何のために何をするのか?」がより重要な価値観になってくるのではないかなと思っています。
ビジョンやミッションを設けている企業は多いですが、それが働く人にとってはより一層よりどころになるのではないかなと感じます。私たちの場合はミッション「味気ある世の中の創造」です。

▼ミッションについて:「アジケ」という名前に込めた思い


同じ方向を目指しているからこそ、離れていても組織への所属意識を持ち、働くことの意義を感じられるのではないでしょうか。

私たちは、コロナ前に戻ることはなく、またこの状況をキープすることも考えていません。具体的にどのようなスタイルでやっていくかはまだまだ状況を見ながら、そして色々試しながらになりますが、よりよい働き方、会社のあり方を目指して前向きにアップデートしていきます。

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