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仕組みのデザイン Lab

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世の中の「仕組みのデザイン」を考えるLab。 「仕組みのデザイン」とは、課題解決や価値創造が、局所的ではなく持続的に循環していくサイクルそのものをつくることと考えます。 アジケが…
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#ビジネスモデル

デザインの対象を「仕組み」へ

こんにちは。アジケ PRチームの説田です。最近私たちはデザインの対象をさらに深め、「仕組み」そのものの創出、「仕組みのデザイン」に取り組んでいます。 背景としては、企業や事業、また社会に対して資産となる仕組みをつくり、社会課題を解決したい、そして味気ある世の中をつくりたいという強い想いがあります。 「仕組みのデザイン」とは何か?、取り組みの事例などをまとめました。 ・・・ 最後までお読みいただきありがとうございます。 「♡」を押していただくと、ajikeメンバーが描いた

【仕組みのデザイン事例】路上生活者を支援する雑誌「BIG ISSUE」

新宿・横浜近辺・梅田駅などで、時々ISSUEと書かれた雑誌が販売されている現場を見かけます。 コロナ渦になってからなかなかその現場に出会うことが少なくなりましたが、先日夜21時ごろに桜木町駅の前で販売されており、1冊購入してみました。 この雑誌の背景について何となく知っているつもりではいたものの、改めて仕組みを観察してみると非常に学びになるものがあります。 課題と解決策この雑誌「ビッグイシュー」とは、ホームレス状態の生活貧困者に雑誌を販売するという「働く場」を与え、自立に

【仕組みのデザイン事例】満員電車を緩和する仕組み「ダイナミックプライシング」

鉄道の運賃にダイナミックプライシング(変動価格制)の導入が検討されています。 満員電車の緩和は、とくに都市圏に住む人にとって興味深いテーマです。数年前、都知事の公約に「満員電車ゼロ」がありましたが、当時はどのような仕組みを取り組むのかピンと来ていませんでした。 コロナ禍の今は「満員電車ゼロ」の狙いが変わってきましたが、解決策の一つとして、ダイナミックプライシングの導入があるということです。 リモートワークが徐々に定着してきたとはいえ、いまだに通勤・退勤時間は混雑しています