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それでも私は本屋が好きだ


noteを見ていると読書好きな方が多くて驚く。


そりゃもちろん、noteを投稿する人は文章を書くのが好きな人なのだから、普段からたくさん本を読んでインプットされているに違いない。かくいう私はというと…お恥ずかしいことにお世辞にも読書好きとは言えない人生を歩んできた。子供の頃は大好きだった漫画本すら最近は買っていない。


それでも私は本屋が好きだ。店内をぐるりと一周するだけで、あれもこれも読んでみたいとワクワクする。今日は年に一度の健康診断を受けたので、その帰りに私は本屋に立ち寄った。


私が特に好きなコーナーは新書のコーナーだ。なかなかマニアックそうなタイトルを順番に読んでいくだけでも私の胸は高鳴る。今日心惹かれたのは名画の中の美女を解説しているという本。絵を見るのは好きだが美術に関する知識は一切無いので、楽しく読めて絵にも詳しくなれそうでいい。もう一つ気になったのは、料理本コーナーにあった手作りチーズケーキの本。とにかく美味しそうで、こんなの家で作れたら最高!と気持ちが高まってしまった。1冊だけ買ってしまおうか…。しかしその時私は思い出した。家にある読みかけの本の存在を。まずはこちらを読み切らなくては!とそそくさと家路に着き、久々の読書に耽るのだった。


阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし

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これは母と妹に面白いからと薦められた、阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ。ここ数日あまり時間が取れなくて読み進められなかったが今日で一気に読み切った。読みやすくてとっても面白かった。

私にも妹が1人いるからか、阿佐ヶ谷姉妹の姉エリコさんと自分を重ねてみたり、妹ミホさんと我が妹を重ねてみたり。阿佐ヶ谷姉妹は本当に血縁関係のある姉妹ではないけれど、まるで自分と妹のことが書いてあるようにも思えたりして「私たちもこのままふたり結婚せずに歳をとったらこんな暮らしもいいよね」なんて考えてふふふ…と笑ったりした。

実際の私の妹は、私よりも都会的でお洒落な暮らしが好きなので私と一緒に阿佐ヶ谷姉妹みたいになるなんて考えてもいないと思うけれど。

こうやってnoteに自分のための独り言とはいえ文章を書いて公開するようになって、こういう素敵なエッセイを書かれる方々の凄さを改めて実感した。重たくなく読みやすくて、まるで自分のことのような身近な話なのに、くすりと笑える。私もこういう文章を…と思ってしまいそうになるけれど、あくまで私のnoteなんて一般人の趣味で書いているのだから、そこまで肩肘張らなくていいんだ。いつか私が死ぬ前に読み返してちょっとだけにっこりできたら上出来という気持ちで今後も続けていこう。


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